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被リンクチェックでSEO対策を強化!概要とおすすめのツールもご紹介!
2023年06月16日更新日:2024年04月19日
この記事では、SEO対策を強化するうえで必要な「被リンクチェック」とは何か、概要や重要なポイント、おすすめのツールなどをご紹介します。
被リンクとは
被リンクとは、自分のWebサイトがほかのWebサイトにてリンク付きで紹介されたリンクのことをいいます。別名、外部リンクやバックリンクと呼ばれることもあります。
被リンクは、SEOにおいて非常に効果があり、良質で被リンク数が多いサイトほど検索順位上位に表示されやすくなります。これについては「Googleが掲げる10の事実」でGoogleが正式に言及しているのです。Yahoo!についても、検索エンジンの中身のシステムがGoogleとほとんど変わらないため、こちらも同様の効果があります。
被リンクの量や質、参照しているURLなどを確認・分析することが被リンクチェックです。被リンクチェックを行う際は、このあとご紹介する被リンクチェックツールを利用するとよいでしょう。
被リンクがSEOに与える効果
被リンクは、SEOにどのような効果を与えるのでしょうか。以下に2つご紹介します。
SEO評価が向上する
まず1つ目に、被リンクによって「SEO評価が向上する」という効果があります。
ブログ記事を読んだユーザーが記事の内容に共感し、そのユーザーがブログにリンク付きで紹介してくれることがあります。リンク付きで紹介されたページは被リンクを獲得したページとなり、Googleの検索エンジンにより「ほかのサイトからの投票を受けたサイト」として認識されます。そして、Googleに良質な被リンクであると判断された際には、そのサイト・ページのSEO評価が向上するのです。
被リンクは、外部サイトからの投票のような意味があるため、有益なページであるかの客観的な指標となっています。
クローラビリティが向上する
被リンクによって「クローラリビティが向上する」という効果もあります。
クローラビリティとは、検索エンジンのロボットである「クローラ」がページを検出する際の見つけやすさのことを指します。被リンクを獲得すれば、クローラは巡回しやすくなり、クローラに見つけてもらいやすくなるため、ページが評価されるまでの時間を短縮することが可能です。
クローラリビティが向上すれば、サイトの情報を更新した際、検索エンジンがそのサイトの評価を更新するスピードが速くなります。
被リンクチェックが重要な理由
被リンクチェックが重要な理由を3つご紹介します。
ページランクを予測するため
被リンクチェックをすることで、ページランクの予測が可能です。ページランクとは、検索エンジンがどのくらいWebサイトの評価をされているのかを確認することを指します。自サイトと競合サイトのページランクや評価されている点を確認し、今後のWebサイトの改善に活かすことができます。
競合サイトとの比較をするため
被リンクチェックをすることで、自サイトだけでなく競合サイトの被リンクの数などと比較することが可能です。ツールによっては被リンクの質まで比較できることもあるため、コンテンツ傾向も分析しやすくなります。
リンク元を検証するため
被リンクが多くても、必ずGoogleの評価が高くなるというわけではありません。スパムサイトや悪質サイトなどからの被リンクが多ければGoogleからの評価が下がり、場合によっては、ペナルティを受けてしまいます。ペナルティ避けるためにも、スパムサイトや悪質サイトなどからの被リンクがないか、定期的に被リンクチェックを行うことが重要です。
被リンクチェックで確認すべき項目
被リンクチェックで確認するべき項目を3つご紹介します。
被リンクの質
Googleは、良質な被リンクのあるWebサイトを高く評価する傾向があります。そのため、リンクされているサイトがどのような内容なのか、どのページを被リンクしているのか把握することが重要です。
もし、リンクしてほしいページを被リンクされていなければ、リンクされているページを改善することが必要です。
被リンクの量
被リンクチェックでは、質を確認するだけでなく、量の確認についても重要です。良質なサイトであることをGoogleは見ていますが、被リンクの量が多いサイトのほうがより評価は高くなり、検索順位で上位表示されやすくなります。
アンカーテキスト
アンカーテキストとはリンクがついた文字列のことで、自サイトとリンクしたWebサイトコンテンツにおいて関連性の有無をアンカーテキストで確認します。アンカーテキストに関連性があれば、Googleからの評価が高くなり、検索順位で上位表示されやすくなるのです。
被リンクチェックの注意点
被リンクチェックツールを利用することは、SEO対策を強化するために非常に効果的です。
しかし、利用する際には注意点があります。Googleが検索結果の順位を決めるポイントの一つとして被リンクが含まれますが、それだけですべて決まるというわけではありません。ほかにも、コンテンツの品質や検索キーワードのコンテンツの関連性、ページの読み込み速度など、評価の基準は多くあります。そのため、被リンクチェックツールでの判定結果などに固執する必要はありません。
一部の被リンクチェックツールは独自の評価を行っていて、ツール上のスコアが高いからといって必ず上位表示されるわけではありません。また、悪い例として自作自演で被リンクを貼る行為をする人がいますが、Googleからペナルティを受けてしまうため注意が必要です。
定期的にコンテンツを改善し、管理することが大切です。
【無料】被リンクチェックツール3選
ここでは、無料版のおすすめの被リンクチェックツールを3つご紹介します。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、簡単に自サイトの検索パフォーマンスを確認できるツールです。ほかにも、サイトマップというサイト全体のコンテンツを示す地図をリスト形式で登録することもできます。サイトマップを登録することで、クローラにページを見つけやすくしてくれるでしょう。
Googleサーチコンソールを使うと、検索キーワードの検索順位やアクセス数、コンテンツの検索順位を下げる要因などを確認することができます。また、質の低いリンクを否認できます。
Googleサーチコンソールは、Googleアカウントをもっている方であれば誰でも無料で利用できるため、おすすめの被リンクチェックツールといえるでしょう。
Bing Webmaster Tools
Bing Webmaster Toolsは、MicrosoftのBeing検索エンジンにて検索パフォーマンスが確認できるツールです。自サイトと競合サイトの被リンク数や被リンク元のリンクを確認できます。さらに、競合サイトと比較して、どのドメインから受ける被リンクが少ないかを分析することが可能です。
最新のBing Webmaster Toolsは、SEO機能がさらに強化されているため、有効に活用可能なおすすめの被リンクチェックツールといえます。
Open Link Profiler
Open Link Profilerは、被リンク数や質を確認することができる海外のツールです。自サイトだけではなく、競合サイトの被リンクチェックもできます。サイトのURLを入力すると、リンク数や質などが円グラフで表示されます。
Open Link Profilerは、サインインをする必要がないため、誰にでも簡単に利用できるおすすめの被リンクチェックツールといえるでしょう。
【有料】被リンクチェックツール3選
次に、有料版のおすすめの被リンクチェックツールを3つご紹介します。
Ahrefs(エイチレフス)
Ahrefsは、全世界で60万人に利用されている有名な被リンクチェックツールです。SEOで重要なキーワード調査と被リンク分析の機能を中心に、高度なデータを扱えるSEO分析ツールとして有名で、自サイトだけではなく、競合サイトの被リンクチェックもできます。シンガポールとウクライナで開発されたツールですが、日本語対応もしています。
Ahrefsには、約26.9兆の膨大なリンクデータがあり、4,020億のページURLを網羅しています(2022年6月現在)。無料でできることもありますが、非常に限定的であるため、有料プランで使うことがおすすめです。有料プランは、月額99ドルから利用できます。
Ahrefsの有料プランは、目的に合わせてさまざまな機能を利用した分析が可能な、おすすめの被リンクチェックツールといえるでしょう。
Majestic
Majestic は、URLを入力するだけで、そのサイトやページの被リンク数や質を確認できる有料ツールです。自サイトや競合サイトのほかに、相互リンクの分析も行うことができます。独自の指標であるトラストフローがあり、被リンク数や質のチェックができるだけではなく、0~100までのスコアで被リンク先のサイトの信頼性を評価することも可能です。
Majesticは、一度だけ無料で使用可能ですが、すべての機能が使えるわけではありません。無料で利用できることや使用感を試してから有料版を利用するか検討しましょう。
月額49.99ドルから、3つのプランが設定されています。有料版は、アンカーテキストやバックリンクのプロフィール、参照ドメイン、リンク切れの確認など、さまざまな機能が使えるおすすめの被リンクチェックツールといえるでしょう。
Link Explorer
Link Explorerは、MOZという会社が提供しているツールです。有名なOpen Site Explorerの後継となる新型の被リンクチェックツールで、40兆ものリンクを保有しています。Link Explorerは、検索ボックスに調べたいサイトを入力することで被リンクの情報を確認できます。キーワード分析やSEO監査、被リンクの分析やスパム判定など、多くの機能が利用可能です。
無料版でも多くの機能が使えておすすめですが、有料プランに申し込めば、不自由なく被リンクチェックができるツールといえます。月額は99ドルから申し込みが可能です。
被リンクを増やすための方法
ここからは、被リンクを増やすための方法をご紹介します。被リンクを増やす注意点としては、量より質を重視する、関連性が低いコンテンツを避けることは特に理解する必要があります。
ブログの執筆
ブログを書くことは、自然に被リンクを増やす方法の一つといえるでしょう。おすすめのブログ内容は、下記の2つです。
ユーザーニーズを把握し、悩みを解決できるようなブログ
ブログを書くうえで重要なことは、検索ユーザーのニーズを把握することです。
大半のユーザーは、悩みや問題を解決するためにブログを検索します。ユーザーのニーズを把握し、悩みや問題を解決できるような内容のブログを書くようにしましょう。ユーザーの悩みや問題を解決できれば、検索エンジンからの評価が上がりやすく、被リンクも増えやすくなります。
体験談や経験談などのオリジナリティのあるブログ
体験談や経験談など、その人にしか書くことができないオリジナリティのあるブログは、Googleから高い評価を受ける傾向があります。自分にしか書けないブログで人のためになるような内容は、被リンクをもらいやすいです。
被リンクを増やすために、上記2つの内容を意識してブログを書いてみましょう。加えて、書いたブログを認知してもらうためには、SNSなどを使って宣伝することが非常に重要です。
寄稿
被リンクを増やす方法には、ほかのサイトに寄稿する方法もあります。寄稿の際に自サイトを紹介することができれば、被リンクの獲得につなげられるでしょう。
相手側のメリットも取り入れる必要があるため、サイトの紹介はあらかじめ相談する必要があります。寄稿先を探すのは自分のコネクションで探すなど簡単にできるため、非常に取り組みやすい方法といえるでしょう。
相互リンク
相互リンクとは、複数のWebサイト間で相互にリンクを貼り合うことを指します。相互にリンクを設置することで相互の関係を示すことができ、相手も被リンクを獲得できるため、双方にメリットがあります。
サイトを立ち上げたばかりの状況であれば、この方法がおすすめです。
ツール・サービスの作成
ツール・サービスを作り、取扱説明書になるような記事を作ることもおすすめです。ツール・サービスを紹介している記事から被リンクされやすくなるでしょう。
しかし、この方法を利用するにはツール・サービスを作る必要があるため、誰でもできるわけではありません。
有料広告の出稿
有料広告の活用は、被リンクを増やすのに非常に効果があります。GoogleやYahoo!などのWebサイトに広告を出して認知が広がれば、被リンクが増える可能性が高まるでしょう。
自然に被リンクを獲得したい、資金に余裕がある人におすすめの方法です。
シェアボタンの設置
自サイトに「シェアボタン」を設置して被リンクを獲得する方法があります。シェアボタンが押されることで、被リンクを獲得できる仕組みです。
アクセスするユーザーたちに有益なコンテンツを作成し、わかりやすいところにシェアボタンを設置すれば、被リンクを獲得できるでしょう。
取材コンテンツの作成
取材コンテンツを作成することで、先方からの被リンクを獲得することができます。取材テーマにもよりますが、多くのユーザーが興味をもてば閲覧数の増加が期待できるでしょう。
大企業で影響力のあるメディアなどから取材依頼を受けることはほとんどないため、中小企業にアプローチをするのがおすすめです。
まとめ
今回は、SEOにおいて重要な被リンクと被リンクチェックツールについてご紹介してきました。
被リンクチェックは活用の仕方次第でSEO対策に非常に役立ちます。多くある被リンクチェックのなかから自分に合うツールを選び、サイトに良質なリンクを増やしてみてください。
しかし、被リンクチェックはSEO対策を強化する方法の一つですが、やりすぎには十分に注意して取り組みましょう。