learnセミナーで学べること

1CTの抜き出し方

CTは、複数の画像を連続的に撮影することで、XYZ方向の3次元画像としてデータを確認できます。しかし、CTの活用はこれに留まりません。さらなる活用方法として、CTデータを立体的に可視化することが挙げられます。具体的には、CTデータをSTLデータに変換することで、視覚的な情報把握が一層容易になります。歯科治療では、目視できない部分の治療が求められることが多いですが、CTを活用することで、治療の精度を飛躍的に向上させることが可能です。ハンズオンセミナーでは、無料でCTをSTLデータ化できるソフトを使って実習を行います。

2CTと口腔内STLの活用の仕方

CTだけでは得られる情報が限られてきます。そこで、今や口腔内スキャナーを歯科医院に導入されてる医院が多いと思うのですが、そのスキャンデータを使うと歯科治療の精度をさらに上げることができます。CTのデータと口腔内スキャナーデータを活用する方法をハンズオンで実習を行います。

3顎位スプリントのハンズオン

顎位の左右のずれや後退など、アライナー矯正だけでは対応が難しいケースがあるのは確かです。そのため、正確な顎位の診査・診断が極めて重要となります。適正な顎位を見つけ、そこからアライナー矯正を行うことで、歯の動きがシンプルになり、治療の効率と精密さが飛躍的に向上します。顎位スプリントは、口腔内スキャナーで適正な顎位を記録するだけで簡単に作成することが可能です。セミナーでは、フリーソフトを用いて顎位スプリントの作成方法をハンズオン形式で学んでいただけます。

4遠心移動、近心移動、シザースバイト、圧下あらゆる動きに対応できる口蓋のTADsステントのハンズオン

アライナー治療だけでは対応が難しいケースがいくつかあります。たとえば、上顎の遠心移動、E抜歯後の6・7番の近心移動、開咬症例での圧下、または上顎7番の頬側シザースバイトなどです。こうした場合に有効なのが『口蓋TADs』です。ほとんど脱離することがなく、安心して治療を進めることができます。ただし、口蓋TADsをフリーハンドで埋入することは、多くの先生方にとって敷居が高いと感じられるかもしれません。そこで、今回のハンズオンセミナーでは、口蓋TADs用のステント作成をメインテーマとして取り上げます。この手技を習得することで、治療の選択肢が大幅に広がるでしょう。