矯正治療には、歯槽基底論という考え方があります。
これは歯槽骨の中でしか歯は動かせないという理論です。
もちろん長い時間で経過を観察すると、歯が移動することでリモデリングが起きるのでボーンハウジングは広がりを見せることもありますが、なるべく短期間で治療を終わらせることを考えると、なるべくならボーンハウジング内で歯を動かして治療を完了させることが重要であるし、特にアライナー矯正治療において、とにかく安全な治療を提供するという上では3Dによる診断は欠かせません。
かつてはセファロ分析が矯正治療において欠かせない検査ツールであったものが、CBCTが普及するようになり、さらに見たいものが見えるようになってきました。しかし画像の精度や、規格性といった部分ではまだセファロも重要な診断ツールであるため、セファロ分析ができた上でCBCTでさらに確認するという流れが今後のスタンダードになって来るでしょう。
このようにCBCTとの統合が始まり3次元的な診断がますます重要になりつつありますが、実際の骨の裂開や開窓など正確な形状がまだ再現できていないため、骨の薄い層を見逃す可能性があります。
例えば、実際にはCBCTで歯根が露出しているようなケースでフラップを開けてみると、骨層が残っていたり組織学的研究により、骨は頬根面で 0.1 mm ほど薄くても、実際には吸収されずに骨層が残っていたケースもありますし、矯正で歯を動かした直後の骨のリモデリングをX 線写真では判別しにくいということもわかりました。
今回のセミナーでは、全ての症例のクリンチェックを行い新規の患者様・修正を含めると1日約100件を行っているレッドダイヤモンドプロバイダーの伊藤剛秀先生を講師としてお招きし、CBCT統合したクリンチェックで注意することと、WEBCEPHの分析、そしてそこから診断、治療計画をどのようにクリンチェックへ反映させているのか、ライブ配信でお届けします。
01CBCT統合したクリンチェックでの注意点
02WEBCEPHの分析、診断、治療計画をクリンチェックに反映させる方法
岩手医科大学歯学部卒
世界最高峰のレッドダイヤモンドプロバイダー。
全ての症例のクリンチェックを行い、新規の患者様・修正を含めると1日約100件を行う。
ただ歯を並べるのではなく、患者様の骨格・生活習慣・コンプレックスなど、患者様一人一人の声に耳を傾け、ライフステージを考慮し治療にあたる唯一無二のスーパードクター。
対象 | マウスピース矯正に取組んでいる先生の中で今よりも安全に治療を進め、より効率よく設計をしたい先生向け |
---|---|
講師 | 伊藤剛秀先生 |
受講料 | 33,000円 → 今だけ無料 |
日程 | 2022年11月28日(月) |
時間 | 20:30~21:30(延長の可能性有り) |
定員 | 100医院 |