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【2023年最新】SNS動画広告にはどんなメリットがある?事例や成果につなげるポイントを解説
2023年03月15日更新日:2024年04月19日
SNSで動画広告を出稿すると効果が大きいと聞くけれど、メリットや成果へのつなげ方がいまいちよくわからないと悩んでいる人はいませんか?
この記事では、SNSにおける動画広告の種類からメリットまで、成功事例も交えて詳しく解説します。
SNS動画広告とは?
SNS動画広告とは、ソーシャルメディアにおいて配信される動画広告のことです。
総務省が発表した「令和4年情報通信白書」によると、2021年におけるインターネット利用端末の種類はスマートフォンが68.5%、PCが48.1%となっています。
また、2022年3月に株式会社サイバーエージェント・株式会社D2C・株式会社電通・株式会社電通デジタルが発表した「2021年日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」の結果によると、ソーシャルメディアのサービス上で展開されるソーシャル広告は前年比134.3%の7,640億円となり、インターネット広告媒体費の35.4%を占めました。さらに、2022年10月から12月に株式会社サイバーエージェントと株式会社デジタルインファクトが共同で行った「国内動画広告の市場動向調査」によると、スマートフォン動画広告需要は昨年対比132.7%の4,621億円で、動画広告需要全体の83%を占める見込みです。
これらの結果と、今後の大手通信キャリアによるモバイル通信料金の値下げや5G普及といった社会的背景を踏まえると、今後もスマートフォン向けのSNS動画広告への需要はさらに高まることが予想されます。
SNS動画広告を取り入れるメリット
SNS動画広告を取り入れるメリットには、どのようなことがあるのでしょうか。5つご紹介します。
ユーザー数が多い
SNSにはそれぞれ、たくさんのユーザーが紐づいています。
日本における主要なソーシャルメディアの月間アクティブユーザー数を表にまとめてみました。
ソーシャルメディア | 月間アクティブユーザー数 |
---|---|
4,500万人 | |
2,600万人 | |
3,300万人 | |
LINE | 9,400万人 |
YouTube | 7,000万人 |
TikTok | 1,700万人 |
このことから、SNS動画広告を配信すると、多くのユーザーに自分の売りたい商品やサービスについて情報発信することができるのがわかります。また、SNSの性質上、ユーザーは1日に複数回SNSを利用することが多いため、その分だけSNS動画広告を目にする可能性も高まるといえるでしょう。
伝えられる情報量が多い
動画情報を文字情報に換算すると約180万単語分に相当し、1分間の動画はWebページ3,600ページ分の情報量に匹敵するといわれるため、SNS動画広告はリスティング広告などテキストのみの広告と比較すると、伝えられる情報量が格段に多くなります。
SNS動画広告では「映像」「音」「文字」という3つの表現形態でアプローチできるため、内容次第でユーザーに強い印象を残すことができるのです。
拡散されやすい
SNS動画広告でユーザーの感情を大きく動かすことができれば、その動画はSNSのシェア機能などを用いて拡散される可能性が高まります。
ユーザーの共感・感動・面白さなどの感情を引き起こす動画を制作することができれば、2次拡散や3次拡散といったかたちでSNS動画広告がさらに多くの人の目に触れることになるため、費用対効果の向上も見込めるのです。
費用対効果が高い
SNS動画広告の課金方式は配信するソーシャルメディアによっても異なりますが、主に次の4つの方式が採用されています。
課金方式の名前 | 概要 |
---|---|
CPM(Cost Per Mille)課金 | 広告が1000回表示されるたびに課金される方式 |
CPC(Cost Per Click)課金 | 広告が1クリックされるたびに課金される方式 |
CPI(Cost Per Install)課金 | アプリが1回ダウンロードされるたびに課金される方式 |
CPV(Cost Per View)課金 | 動画が1回再生されるたびに課金される方式 |
また、SNS動画広告のターゲティング方法は非常に緻密で、一度やり取りをしたユーザーに再びアプローチできるリターゲティング機能・顧客に類似した新規顧客にアプローチできる類似ユーザーターゲティング機能などを備えています。
SNS動画広告を配信する際は動画を制作しなければなりませんが、広告配信単価を低めに抑えることができ、見込み客や潜在顧客に効率的にアプローチできるため、費用対効果は高いと言えるでしょう。
顧客の反応を分析して運用改善できる
各ソーシャルメディアの広告配信機能には、広告を配信した際の顧客の反応をデータ化して分析できる機能がついています。この機能を用いて広告配信結果を分析すると、SNS動画広告を運用しながら、より効率的な広告戦略を打ち出していけるでしょう。
SNS動画広告の種類と特徴
日本の主なソーシャルメディアであるTwitter・Facebook・Instagram・LINE・YouTube・TikTokにおける動画広告の種類とその特徴をご紹介します。
Twitter動画広告の種類と特徴
Twitter動画広告の種類と特徴を表にまとめてみました。
Twitter動画広告の種類 | 特徴 | おすすめの広告目的 |
---|---|---|
プロモ動画広告 | テキスト広告に動画を加え、タイムライン投稿に交じって表示される | ・新規顧客獲得 ・フォロワー獲得 |
プロモカルーセル広告 | 1つの広告内に最大6つの画像や動画を挿入でき、左右にスワイプして切り替えができる | ・エンゲージメント向上 ・認知拡大 |
Amplifyプレロール広告 | パートナー企業の動画コンテンツの本編再生前に配信でき、再生から6秒経つとスキップできる | ・ブランディング ・認知拡大 |
Amplifyスポンサーシップ広告 | 1対1で提携した指定パートナー企業における動画コンテンツの本編再生前に配信でき、低コストで、再生から6秒経つとスキップできる | ・ブランディング ・認知拡大 |
テイクオーバー広告 タイムラインテイクオーバー | 24時間の間、タイムラインの1番上に自動再生動画を表示できる | ・短期間での顧客アピール |
テイクオーバー広告 トレンドテイクオーバープラス | 「話題を検索」タブのトレンド上部に24時間の間6秒間の動画を表示できる | ・商品の要素を意図的に隠すティザー動画を公開する |
Twitterライブ | ライブ配信を広告として活用する | ・顧客とのコミュニケーション ・エンゲージメント向上 |
広告の仕様は各動画広告の種類によって異なるため、動画を制作する前にTwitter広告ヘルプセンターから確認するようにしましょう。
Facebook動画広告の種類と特徴
Facebook動画広告の種類と特徴を表にまとめてみました。
Facebook動画広告の種類 | 特徴 | おすすめの広告目的 |
---|---|---|
インストリーム広告 | Facebookで動画を視聴する時、動画再生前・動画再生中・動画再生後などのタイミングで、 5~16秒流れる | ・認知拡大 ・販売促進 |
フィード広告 | Facebook内のニュースフィード(タイムライン)に投稿形式で流れる | ・認知拡大 |
ストーリーズ広告 | ユーザーが投稿したストーリーズとストーリーズの間に表示される | ・販売促進 |
動画広告の詳しい仕様については、Facebook for Businessのビジネスヘルプセンターから確認するようにしましょう。
Instagram動画広告の特徴と種類
Instagram動画広告の種類と特徴を表にまとめてみました。
Instagram動画広告の種類 | 特徴 | おすすめの広告目的 |
---|---|---|
フィード広告 | Instagram内のニュースフィード(タイムライン)に投稿形式で流れる | ・認知拡大 ・ブランディング |
ストーリーズ広告 | ユーザーが投稿したストーリーズとストーリーズの間に表示される | ・認知拡大 ・エンゲージメント向上 ・ブランディング |
ディスカバリー(発見)広告 | Instagramの発見タブ内に表示される | ・認知拡大 |
動画広告の詳しい仕様については、Facebook広告と同じくFacebook for Businessのビジネスヘルプセンターから確認するようにしましょう。
LINE動画広告の特徴と種類
LINE動画広告の種類と特徴を表にまとめてみました。
LINE動画広告の種類 | 特徴 | おすすめの広告目的 |
---|---|---|
LINE動画広告 | 次の12か所に表示される ・トークリスト ・タイムライン ・LINEマンガ ・ウォレット ・LINE BLOG ・LINEポイント ・LINEショッピング ・LINE広告ネットワーク ・LINE NEWS ・LINE VOOM ・LINEチラシ ・LINEクーポン ・LINEマイカード | ・認知拡大 ・ブランディング |
動画広告の詳しい仕様については、LINE広告の「クリエイティブ・オリエンテーションシート」に記載があるため事前に確認しておきましょう。
YouTube動画広告の種類と特徴
YouTube動画広告の種類と特徴を表にまとめてみました。
YouTube動画広告の種類 | 特徴 | おすすめの広告目的 |
---|---|---|
スキップ可能なインストリーム広告 | 動画本編が再生されるディスプレイ内で再生され、スキップできる | ・商品やブランドの比較検討 ・販売促進 ・ブランディング |
スキップ不可のインストリーム広告 | 動画本編が再生されるディスプレイ内で再生され、スキップできない | ・ブランディング ・認知拡大 |
インフィード動画広告 | YouTubeモバイルのトップページ・検索結果・関連動画の横の部分に表示される | ・商品やブランドの比較検討 |
バンパー広告 | 動画本編が再生されるディスプレイ内に表示される | ・ブランディング ・認知拡大 |
アウトストリーム広告 | Google 動画パートナー上のWebサイトやアプリに表示される | ・ブランディング ・認知拡大 |
マストヘッド広告(Googleの営業担当者を通じた予約ベースでのみ使用可能) | YouTube ホームフィードの上部に表示される | ・認知拡大 ・短期間での顧客アピール |
動画広告の詳しい仕様については、YouTubeヘルプより事前に確認しておきましょう。
TikTok動画広告の種類と特徴
TikTok動画広告の種類と特徴を表にまとめてみました。
TikTok動画広告の種類 | 特徴 | おすすめの広告目的 |
---|---|---|
起動画面広告 | 起動画面に表示されるため、大きな効果が期待できるが、費用は高額 | ・認知拡大 ・販売促進 ・ブランディング |
ハッシュタグチャレンジ広告 | ハッシュタグを用いたキャンペーン型の広告。 ユーザーを巻き込むかたちで行うため、内容によってはとても大きな効果を発揮するが、 動画クリエイターを起用するケースが多いため、総費用は非常に高額になる | ・認知拡大
・ブランディング
・エンゲージメント向上 ・認知拡大 |
インフィード動画広告 | おすすめ投稿に表示させる広告で ほかの動画に溶け込むためので、自然に見てもらいやすいが、 内容によっては飛ばされてしまうリスクもある。 | ・認知拡大 ・商品やブランドの比較検討 ・エンゲージメント向上 |
運用型広告 | 予算に合わせて運用できる広告で 予算が少なくても利用しやすくい。 「TopBuzz」や「BuzzVideo」にも広告出稿が可能。 | ・認知拡大 ・商品やブランドの比較検討 ・エンゲージメント向上 |
ブランドエフェクト | ・動画に利用できるエフェクトをユーザーに提供する形のソリューションで、使用したユーザーと、エフェクトを使用した動画を視聴したユーザーの双方から認知を獲得できる ・ハッシュタグチャレンジと組み合わせるケースも多くある。 | ・認知拡大・ブランディング |
動画広告の詳しい仕様については、TikTokビジネスヘルプより事前に確認しておきましょう。
YouTubeでの動画広告の成功事例
YouTube動画広告の成功事例をご紹介します。
ダンボールワン(石川県)で、仲間募集!
石川県金沢市にある「株式会社ダンボールワン」は、梱包材の製造・販売を行っている企業です。同社は地元の若者に対する知名度が低く、採用メディアへの出稿による人材募集になかなか応募してもらえないという課題を抱えていました。
しかし、YouTube動画広告にRPG風の人材募集動画を出稿したことで、15日間で47万人のユーザーに約168万回もの広告表示がなされ、再生回数は15万回以上に達し、ブランド想起率は2.5倍になったのです。
動画では、辻社長が「うちの社員にならない?」と笑顔で呼びかけた後、パステルカラーを使用したほのぼのとした雰囲気の社屋内で、勇者と魔物が戦っているのを背景に社員の方々が会社紹介を一言ずつ述べていきます。このアットホームなYouTube動画広告をきっかけに、同社には学生からの応募が28件あり、採用に結び付けることができたのです。
主要SNS別|動画広告の成功事例
SNSには、Twitterや17LIVE、Facebook、Instagramなど、さまざまなものがあります。SNSによって特徴が異なり、適した広告も異なるでしょう。
主要なSNS別の動画広告の成功事例をご紹介します。
Twitter動画広告の成功事例
Twitter動画広告の成功事例をご紹介します。
17LIVEでは、Twitterを活用して「峯岸みなみAKB48卒業コンサート」のライブ配信に関するプロモーションを行い、過去最大のDAU(会員制のWebサービスにおける1日のアクティブユーザー数)を記録しました。
17LIVEはライブ配信中にどれだけ話題を最大化できるかが重要と考え、情報解禁後のアプリインストール広告の配信や1週間前からハッシュタグにブランド絵文字の設定などを行い、当日はテイクオーバー広告のタイムラインテイクオーバーを活用し、会話数を増加させることでライブ配信視聴者数の最大化を目指したのです。
これらの施策とタイミングのよい広告運用により、峯岸みなみさんの卒業コンサートは社会的な話題となり、ファンと一体化してコンサートを大きく盛り上げることに成功したのです。
参照元:Twitterマーケティング「#峯岸みなみ卒コンで過去最大級のDAUを達成!17LIVE大型プロモーションの裏側」
FacebookとInstagram動画広告の成功事例
FacebookとInstagramの動画広告における成功事例をご紹介します。
健康食品ブランドの「京都やまちや」は、香港では日本ほどの知名度がないのが課題だったため、香港における25~60才までの幅広いターゲット層のモバイルデバイス向けに写真広告と動画広告を配信しました。広告では「京都やまちや」の製品が上質であることを強調してアピールし、さらにWebサイトへの訪問者と過去に商品を購入した人にもリターゲティングして配信を行ったのです。
この結果、広告配信を行った12日間で広告を見たユーザーのコンバージョンが45%増加し、カートへの追加が2.8倍となりました。
LINE動画広告の成功事例
LINE動画広告の成功事例をご紹介します。
株式会社バンダイナムコエンターテインメントでは、ゲーム市場における新規ユーザーの獲得から既存ユーザーのモチベーション向上・休眠復帰の促進など、さまざまな目的でLINE広告を配信しています。
また、LINE広告とLINE公式アカウントを併用することで、事前登録からモチベーションの向上・休眠復帰まで、ユーザーと継続的なつながりを持つことができると考えました。LINE広告においては、トークリストへの動画広告配信を何度か行うことで、認知拡大や話題作りに努めるだけではなく、動画によってゲーム内での動きやイメージを想起してもらうようにしました。
この結果、トークリストはほかの広告と比較して2.5倍のリーチ数となり、動画広告を視聴した休眠ユーザーは視聴していない休眠ユーザーと比較して5倍の復帰者数を記録したのです。
参照元:LINE for Business「激戦区のゲーム市場を勝ち抜くターゲット戦略―バンダイナムコエンターテインメントのLINE広告活用法」
TikTok動画広告の成功事例
TikTokの動画広告は、さまざまな企業が活用しています。
以下の項目では、TikTok動画広告の成功事例をご紹介しますので、運用のイメージづくりに役立ててください。
アイフル:サイトアクセス約3倍に
消費者金融サービス大手の「アイフル」は、CM素材を活用したTikTok広告によって、サイトアクセスを約3倍にまで伸ばしました。
CM素材はテレビ用のヨコ動画だったため、上下をアニメーションで埋めるかたちで広告を制作しています。結果として、CM素材を活かしつつメッセージも伝わりやすいような広告に仕上がっています。大地真央氏が演じる女将の「そこに愛はあるんか」というメッセージも、若者の人気を獲得する大きな要因のようです。今後は、TikTokのUIに合わせたタテ動画の広告も制作する予定だといいます。
参照元:TikTok Business「アイフル、TikTokでCM素材を活用 サイト来訪約3倍増」
LINEマンガ:認知拡大やユーザー数増加に活用
スマホ向けマンガ配信サービス「LINEマンガ」では、若年層からの認知拡大やユーザー数の増加を目的として、TikTok広告を運用しました。
TikTokとLINEマンガは、ともに若年層向けのサービスです。それぞれのユーザー層が近いからこそ、広告を出稿した際の効果は高くなりやすいといえます。また、TikTokはさまざまな動画クリエイターが活躍しており、クリエイターごとにファン層が異なります。
認知拡大を目的とする広告運用の場合は、クリエイター選定を工夫することで、認知してもらえてない層に効果的にアプローチしやすくなるでしょう。
参照元:TikTok Business「アプリの利用増加に貢献!LINEマンガのフルファネル×中長期のTikTok広告活用」
カネボウ化粧品「ケイト(KATE)」:リップモンスターが大ヒット
カネボウ化粧品の「リップモンスター/ケイト(KATE)」は、ネット広告によって若年層からの支持を獲得し、大ヒット商品となりました。
リップモンスターのプロモーションでは、発売前からさまざまなSNSを活用して施策を打ち、若年層からの認知を獲得していたようです。そして、発売後はTikTokクリエイターを起用した広告を打ち、口コミを増やしていきました。
「マスクをしながらでもメイクを楽しめる」というコンセプトの同商品は、若者からの圧倒的な人気を獲得し、全口紅市場でシェアNo.1になるほどにまで成長したそうです。
参照元:TikTok Business「「TikTok売れ」が起きる理由とは?「ケイト」“リップモンスター”の大ヒットの裏側をひも解く」
ドン・キホーテ:キャッチコピー公募に700件以上の応募が殺到
小売店大手のドン・キホーテは、店頭POPに利用するキャッチコピーを公募するキャンペーン「#みんなでドンキのPOPつくってみた」を実施したところ、700件を超える応募が集まったそうです。
公募系のキャンペーンは、顧客を巻き込んで大きなムーブメントを作りやすいのが特徴でしょう。特に、ドン・キホーテのように若年層からの人気を獲得している店舗の場合は、広告の運用効果が出やすいと考えられます。
参照元:TikTok Business「商品キャッチコピーをTikTokで募集したら700件超!店頭連動企画「#みんなでドンキのPOPつくってみた」結果発表」
動画広告から成果につなげるポイント
SNS動画広告で成果を挙げるためには、どのようなポイントに気を付ける必要があるのでしょうか。7つご紹介します。
- SNS動画広告を出稿する目的を明確化する
- リーチ数・インプレッション数・フォロワー数など目標を数値化して運用する
- 最初の5秒で印象づけスキップされないように配慮する
- 商品やサービスについて誇張した表現を行わないようにする
- 起承転結を意識した作りの動画広告とする
- 魅力的なサムネイルを作成する
- 効果検証・改善(PDCA)を意識する
SNS動画広告の成功事例はこの7つに配慮して運用されているため、これからSNS動画広告を運用したい人はぜひ取り入れてみてください。
SNS動画広告を出稿する目的を明確化する
広告を出稿する際は「何のために出すのか」を明確にしましょう。
ただSNSに広告を出稿しても、結果は得られません。目的を明確化して、その目的に沿った形で広告の内容な出稿する媒体を吟味しなくては、効果は出ないのです。広告を出稿する前に「集客数を増やしたい」「リピーターを増やしたい」「認知度を向上したい」など目的を明確化しておきましょう。
リーチ数・インプレッション数・フォロワー数など目標を数値化して運用する
広告を出稿する場合は、どのくらいの期間でどのくらいの効果を出したいかも決めておきましょう。
リーチ数(見られた数)やインプレッション数(広告を見て反応してくれた数)などはもちろん、何か月後にどのくらいフォロワーが増えているとよいかも決めてください。
最初の5秒で印象づけスキップされないように配慮する
動画広告は、いかにスキップされずに視聴してもらうかが大切です。最初の5秒で印象づけて、スキップされないような内容に仕上げるよう工夫しましょう。
例えば「〇〜〇歳の方限定です!」「〇〇で悩んでいる人だけ見てください」といった内容を最初に入れると、視聴者は広告を自分に向けられたものだと認識し、視聴し続けてくれます。
商品やサービスについて誇張した表現を行わないようにする
商品やサービスについて、誇張した表現を行わないようにしましょう。
誇張した表現を用いると、期待値が上がりすぎてしまい、商品やサービスを利用してもらったときの評価が下がりやすくなります。また「世界一」「業界唯一」といった表現を根拠なく用いると、景品表示法違反になる可能性もあるため、ご注意ください。
起承転結を意識した作りの動画広告とする
動画広告は、起承転結がしっかりある内容にしましょう。
ただ情報を伝えるのではなく、最初から最後まで楽しく視聴できるように、起伏のある内容にするのが大切です。活用しやすい事例としては、マンガやアニメーションの広告があります。マンガやアニメーションであれば、ストーリー性をもたせやすく、視聴者にも楽しく見てもらえるでしょう。
ただし、ストーリー性を重視して伝えたいメッセージが薄れないように注意が必要です。
魅力的なサムネイルを作成する
動画を制作する際は、サムネイルにもこだわりましょう。
サムネイルとは、動画検索をした際に検索結果で表示される画像のことです。広告の場合、バナー広告として表示される画像を指します。サムネイルが魅力的だと、ユーザーは「どんな動画だろう」と興味をもち、視聴してもらいやすくなります。色合いや構図などを工夫して、目を引くようなサムネイルを作成しましょう。
効果検証・改善(PDCA)を意識する
広告を出したら、効果検証を必ず行いましょう。
最初から完璧な広告を出せることはほとんどありません。インプレッションの割合を見ながら、より多くの人が反応してくれる広告にするためにはどうすべきかを考えましょう。改善する内容は、広告の構成はもちろん、広告の設定や予算組みなど、さまざまです。効果検証をしながら、どこに問題があるかを詳細に突き止めて、改善を繰り返していきましょう。
広告運用における出稿から改善までのプロセスで、最もオーソドックスなものに「PDCAサイクル」というメソッドがあります。PDCAとは「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の頭文字をとった言葉です。PDCAサイクルに沿って取り組みをしていくと、より効果的に広告を運用できるでしょう。
まとめ
SNS動画広告とはソーシャルメディアにおいて配信される動画広告のことで、多くのユーザーにアプローチできまう。また、費用対効果が高いため、今後も市場が拡大していく見込みだとおわかりいただけたでしょうか。
ぜひ自社に合ったSNS動画広告を運用し、大きな成果を導き出してみてください。