【2023年最新】Googleビジネスプロフィールを活用して集客数をアップさせよう!を活用して集客数をアップさせよう!

パソコンを操作するビジネスマン

GoogleビジネスプロフィールによってGoogle検索やGoogleマップで自社の情報を表示させることで、ユーザーの目に留まりやすくなり、集客・集患アップが期待できます。

しかし、Googleビジネスプロフィールのアカウントを作成して初期情報を入力し、その後は放置するというケースも多く見られます。そのような状態では、Googleビジネスプロフィールの機能を活用できているとはいえません。Googleビジネスプロフィールのメリットや活用法や利用上の注意点を知り、Googleビジネスプロフィールを最大限に活用して集客・集患アップを目指しましょう。

目次

Googleビジネスプロフィールとは

パソコンを操作するビジネスマン

Googleビジネスプロフィールは、Google検索やGoogleマップなどGoogleが提供するさまざまなサービスにおいて、ビジネス情報を表示・管理するためのツールです。無料でアカウント開設ができ、ビジネス情報の表示・口コミ収集・分析・簡易的なWebサイトなど、便利な機能を利用できます。

Googleビジネスプロフィールの市場規模はどれくらい?

グラフの伸びしろ部分を指しているビジネスマン

上記でご紹介したように、 Googleビジネスプロフィールは 、スマートフォンが普及しタイムリーな情報が求められるようになった現在にふさわしい多くのメリットがあります。そのため、Googleビジネスプロフィールの運用はSEO対策やリスティング広告と並ぶ重要なWeb対策として注目を集めており、その市場規模は拡大の一途を辿っています。

GMO TECH株式会社と株式会社デジタルインファクトが共同で実施したMEO市場に関する調査結果を見てみましょう。これは、店舗を運営する事業者が、Googleビジネスプロフィールの情報を検索上位に表示させるための施策「MEO対策」を実施するために、国内のサービス提供事業者に支払う費用の年間総額を「国内MEO市場」と定義し、市場規模の推計・予測を行ったものです。

GMO TECH株式会社と株式会社デジタルインファクトが共同で実施したMEO市場に関する調査結果

引用元:GMO TECH株式会社/Digital Infact「国内MEO市場に関する調査を実施 ~2020年の国内MEO市場規模は推計80億円、2025年には202億円に達すると予測~」】

※本調査が定義するMEO施策またはこれを内包するサービスで、SNSなども含む多様な情報チャネルのコンテンツ更新を一括して行うようなツールや、ツールを活用した運用支援サービス、あるいはこれらを用いたコンサルティングサービスなどに対して支払われる費用も含む。

調査結果では、国内のMEO市場は2020年時点で80億円に到達していることがわかりました。 そして、MEO対策の市場規模は今後も拡大を続けていくと予想されています。MEO市場が成長を続けている背景には、スマートフォンの普及や新型コロナウイルス感染拡大による営業時間やサービスの頻繁な変更や(Googleマップなどの)地図サービスの機能拡充や利便性の向上があると考えられます。成長を続けているMEO分野において、集客・集患力を高めるためのGoogleビジネスプロフィールは、今後さらに重要なツールとなっていくでしょう。

Googleビジネスプロフィールを活用するメリット

木目の上に置かれたMERITのブロック

「Webサイトやポータルサイトで自店舗・自院の情報を発信しているのでGoogleビジネスプロフィールは必要ない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、GoogleビジネスプロフィールにはWebサイトやポータルサイトにはない大きなメリットが多々あります。Googleビジネスプロフィールを活用することの具体的なメリットについて解説します。

ユーザーの反応を分析できる

Googleビジネスプロフィールは、ユーザーの反応を分析する「インサイト」という機能があります。この機能を活用してユーザーの動向を分析すれば、より効果的に集客・集患を行えるようになるでしょう。こうした分析機能を無料で使えるのも、Googleビジネスプロフィールを活用するメリットです。

なお、インサイト機能の詳細に関しては「Googleビジネスプロフィールの機能」の項目で解説します。

無料で情報発信ができる

インターネット上に自社のビジネス情報を掲載するための手段としては、Web サイトの運営・インターネット広告への掲載・ポータルサイトへの登録などが挙げられます。

しかし、コンテンツ制作や利用料といった費用がかかります。Googleビジネスプロフィールであれば無料で開設でき、投稿機能・簡易的なWebサイト・インサイト(分析ツール)など、便利な機能を自由に利用することが可能です。特にWebマーケティングに予算を割きづらい個人経営の店舗・医院にとっては強い味方になります。

スピーディーに情報を発信できる

Googleビジネスプロフィールは更新が容易であり、営業時間や所在地の変更はもちろんのこと、臨時休業やタイムセールといったタイムリーな内容もすぐにビジネス情報に反映させることができます。

特に新型コロナウイルスの影響により、営業時間やサービス内容の変更が相次ぐ現在においては、スピーディーな情報の更新と発信が必要不可欠なものとなっています。Googleビジネスプロフィールを活用すれば、常に最新の情報をユーザーに発信でき、来店・来院機会の損失を防ぐことができます。

スマートフォンユーザーに訴求できる

Googleビジネスプロフィールでは、掲載されている電話番号や住所といった情報だけでなく、予約・問い合わせ・ルート検索などのアクションを直接取ることが可能です。特にスマートフォンが普及した現在では、検索行動からそのまま店舗・医院に電話をしたり訪問するケースが増えているため、Googleビジネスプロフィールを利用することで来客・来患にダイレクトにつなげる効果が期待できます。

ユーザーとコミュニケーションが取れる

Googleビジネスプロフィールでは、メッセージ機能や口コミへの返信を通じてユーザーとコミュニケーションを取ることができます。訪問前の疑問点・不安点への回答や訪問後の感想に対するお礼を丁寧に行うことで、ファンを獲得しリピーターの増加につなげることができます。

Googleビジネスプロフィールの機能

デスクの上でパソコン操作している女性

Googleビジネスプロフィールには、集客・集患に活用できるさまざまな機能があります。使いこなせれば、ユーザーに対してビジネスに関する詳しい情報を提供でき、集客・集患力も高までしょう。

以下の項目では、Googleビジネスプロフィールの機能について詳しく解説します。

ビジネス情報の掲載

Googleビジネスプロフィールには、店舗・医院名や営業時間などのビジネス情報を掲載できます。掲載できる情報について具体的に見てみましょう。

【Googleビジネスプロフィールに掲載できるビジネス情報】

  • 店舗や医院名
  • 住所
  • 電話番号
  • WebサイトのURL
  • 営業時間

ビジネス情報は、ユーザーに来店・来院してもらうために非常に大切なものです。すべての情報を正しく登録するようにしましょう。

取り扱い商品の掲載

取り扱い商品に関してもGoogleビジネスプロフィールに掲載できます。

医院やクリニックでは、医薬品や施術に関して記載するのが一般的です。例えば、歯科クリニックであれば「オフィスホワイトニング」「インビザライン」「インプラント」といった取り扱いサービスを掲載します。

取り扱い商品やサービスを求めているユーザーに来店・来院してもらいやすくするために、必ず登録しましょう。

予約機能(業種による)

業種によっては、予約機能を使えるケースもあります。

2023年現在、予約機能を使えるのは「飲食店」「美容業」「フィットネス」「イベント関係」の4業種のみです。医院・クリニックの場合は、予約機能を利用することはできません。

予約機能を使うと、マップ検索をしたユーザーがそのまま予約まで行えます。ユーザー側にとっては利便性が向上し、店舗側にとっては予約が取りやすくなる魅力的な機能です。

口コミ投稿・管理

口コミの投稿や管理ができるのは、Googleビジネスプロフィールの大きなメリットです。

多くの口コミを集めると、Googleから「認知度の高いビジネスだ」と判断され、検索順位も上がりやすくなるとされています。口コミをたくさん投稿してもらうためには、返信を行うのがおすすめです。

一つひとつ丁寧に返信をすれば、それを見たユーザーから「誠実なところだ」と信頼されやすくなるでしょう。もし事実に基づかない悪質な口コミが投稿されてしまったら、通報機能を使ってGoogleに削除依頼をしてください。

画像の投稿

Googleビジネスプロフィールには、画像も投稿できます。ビジネスオーナーだけでなく、一般ユーザーに画像を投稿してもらうことも可能です。

ビジネスプロフィールを活用し始めた当初はなかなか画像が投稿されないので、まずはオーナーが率先して投稿しましょう。外観・内装・商品画像・設備など、自店・自院のことがよくわかるようにたくさん画像を投稿してください。

インサイトでのユーザー分析

Googleビジネスプロフィールの優れている点は「インサイト機能」があることです。

インサイトでは、自分のビジネス情報や画像がどのくらい閲覧されたか、そして閲覧したユーザーがどのような行動を取ったかなどがわかります。「ビジネス情報を見て電話した人が〇人いた」「この画像を見た人は〇人」など、とても細かくユーザーのリアクションを分析できるのが特徴です。また、どんなキーワードで検索したユーザーが自店・自院のビジネス情報を閲覧しているかも分析できます。

Googleマップ検索の順位を決める要素

黒い背景にゴールドの矢印

Googleビジネスプロフィールを活用して検索順位を高めるためには、まず「マップの検索順位を決める要素」について知らなくてはなりません。検索順位を左右する要素を知っていれば、効果的にビジネスプロフィールを活用するのに役立つでしょう。

以下では、Googleマップ検索の順位を決める要素について解説します。

検索ユーザーとの距離

Googleマップの検索結果に大きく影響するのが、検索ユーザーとの距離です。

例えば、渋谷駅で「耳鼻科」と検索した場合、渋谷駅の周辺にある耳鼻咽喉科医院が上位に表示されます。このように、検索したユーザーの周辺にある関連施設が上位に表示されるのです。Googleビジネスプロフィールを活用するのであれば、周囲にいるユーザーの検索結果において、上位表示されるようにするための対策が重要といえます。

ユーザ−からの認知度

ユーザーからの認知度も、検索順位に影響します。口コミの件数や閲覧数、さらにはSNSで言及された件数なども反映されます。

SNSでの言及数は、店舗名・医院名が含まれた投稿がどのくらいされているかを指し、これを「サイテーション」と言います。ネット上でたくさんの人が自店・自院について言及してくれると、Googleから認知度の高いビジネスだと評価されて、検索結果も上がりやすくなります。

検索ワードとの関連性

検索ワードとの関連性も大切です。中央区で美容クリニックを開業している場合は「中央区 美容クリニック」「中央区 美容」などのキーワードで上位表示されやすくなります。

逆に「中央区 歯科」「板橋区 美容クリニック」と検索した場合、検索ワードと関連性が薄いため上位表示されません。検索ワードに対して、登録してあるビジネス情報がどのくらい関連性があるかは、Googleマップの検索順位を決める大切な要素です。

Googleビジネスプロフィールを活用すべき業種

紺のスーツを着用し笑顔のビジネスマン
Portrait of smiling confident businessman leader wearing suit looking at camera with arms crossed standing in office at diverse team meeting.

Googleビジネスプロフィールは、活用すべき業種とそうでない業種があります。店舗型ビジネスや地域密着型のビジネス、さらに顧客のスマホ所有率が高いビジネスなどは、Googleビジネスプロフィールを活用するのに向いているでしょう。また、周囲に競合が多いビジネスも活用に向いています。

ここでは、Googleビジネスプロフィールを活用すべき業種を5つご紹介します。

医院・クリニック

医院・クリニックはGoogleビジネスプロフィールを活用するのに非常に適した業種です。医院・クリニックは周辺に競合が複数あるケースも多くあります。競合より集患力を高めるためには、Googleビジネスプロフィールの活用が必要不可欠ともいえるでしょう。

ただし、患者のスマホ所有率が高くない場合、Googleマップの利用率もあまり高くないと考えられるため、活用効果が出にくい可能性もあります。

飲食店

飲食店もGoogleビジネスプロフィールを活用するのに適した業種です。飲食店は、医院・クリニックと同じく周辺に競合が複数あるケースが多いため、より集客力を高めるためにビジネスプロフィールの活用がおすすめできます。「業種 + 地域名」で検索されやすいビジネスというのも、飲食店がGoogleビジネスプロフィールを活用すべき点です。

前述のとおり、検索ワードとの関連性で検索順位が変動するためる「業種 + 地域名」で検索されやすいビジネスは、ビジネスプロフィールを活用した効果が出やすいとされています。

美容院

美容院もGoogleビジネスプロフィールの活用に適した業種といえるでしょう。美容院の場合「HOT PEPPER Beauty」や「OZmall」などを利用して集客をしているケースが多くあります。

しかし、こうしたECサイトは利用料がかかってしまいます。Googleビジネスプロフィールでは予約機能を使えるため、維持費を増やさずに集客力を高められます。検索順位を上げられれば、大きな集客効果を発揮するでしょう。

ホテル・宿泊施設

ホテルや宿泊施設のように、遠くからお客様が来る職種もGoogleビジネスプロフィールを活用するのに向いています。

Googleマップは国内外において多くのユーザーがいるため、検索順位を高められれば、海外からの来客も増えるかもしれません。国内においても、今まで以上に広い地域において集客をかけられるでしょう。また、ホテル・宿泊施設も予約機能を使えるため、ECサイトに情報を掲載するよりも低コストで集客ができます。

小売店

Googleビジネスプロフィールを活用している小売店は多くあります。小売店は「業種 + 地域名」で検索されやすく、店舗型ビジネスで、周辺に競合が複数あるケースも多く、Googleビジネスプロフィールを活用すべき業種の特徴がほぼ当てはまるのです。

取り扱い商品を掲載する機能を活用すれば、自店の特徴や強みをしっかりとアピールして集客できます。

Googleビジネスプロフィールを活用して集客・集患数をアップさせるポイント

イラストで書かれたSALESの文字の上に女性が立っている

上記でご紹介したように、GoogleビジネスプロフィールはWebマーケティングツールとして非常に有用であり、その市場規模は拡大を続けています。

しかし、単にGoogleビジネスプロフィールを開設しビジネス情報を入力するだけでは、Googleビジネスプロフィールを活用できているとはいえません。ユーザーのニーズや自社が抱える課題を常に分析し、細やかな改善を行い続けることが重要です。また、Googleはユーザーにとって魅力的なビジネス情報を高く評価するため、そのようなGoogleビジネスプロフィールの運用を行うことで、上位表示されやすくなるというメリットも期待できます。

特に以下の点に注意して、Googleビジネスプロフィールの運用を継続し、さらなる集客・集患アップを目指しましょう。

NAP情報を統一する

Googleビジネスプロフィールを活用する際は、NAP情報を統一するのが非常に大切です。NAP情報とは、以下のものを指します。

【NAP情報とは】Name:ビジネス名、Address:住所、Phone:電話番号 の頭文字を取った物

Googleビジネスプロフィールに登録したNAP情報と、WebサイトやECサイトなどに掲載しているNAP情報が一致していないと、Googleは同じビジネスとして認識できなくなります。Webサイトがたくさん閲覧されていたり、SNSで多くの人が自店・自院について書き込みをしてくれても、別のビジネスと認識されてしまうのです。

WebサイトやSNSなどの取り組みがGoogleマップにも反映されるように、Googleビジネスプロフィールには正確なNAP情報を登録するようにしましょう。

掲載情報を常に最新・正確なものに保つ

先ほどご紹介したとおり、Googleビジネスプロフィールは電話での問い合わせやルート検索など、来店・来院につながるアクションをダイレクトに取れるというメリットがあります。

しかし、その日が臨時休診だったり店舗・医院が移転して住所が変わったりしていると、来店・来院への導線が絶たれてしまいます。それに加え、事実とは異なる情報を掲載していたということで、ユーザーからネガティブな感情をもたれてしまう危険性もあります。こまめに投稿し、掲載情報は常に最新・正確なものに保つようにしましょう。

魅力的な写真や動画を投稿する

Googleビジネスプロフィールでは画像や動画を掲載することができます。実際に利用した際にどのようなサービスが受けられるかイメージしやすい写真や動画を掲載するとよいでしょう。

具体的には、レストランであれば店内空間や人気のメニュー、病院であれば治療室やキッズコーナーといった設備やスタッフの写真などがおすすめです(人物の写真を掲載する際には本人の許可が必要です)。

口コミを増やす

飲食店や病院などを選ぶ際、口コミは重要な判断基準になります。特に、SNSによって個人の情報発信が盛んになっている現在、企業が一方的に発信する情報よりも、消費者目線の口コミの方が重視される傾向が見られます。よい口コミを集めることで他のユーザーにも強く訴求し、来店・来院動機を高めることが可能です。それに加え、口コミの数はGoogleからの評価に影響するため、口コミを集めることで上位表示されやすくなるという効果も期待できます。

口コミを増やすためには、実際に利用してくれたユーザーに対して直接依頼する方法が有効です。帰り際にGoogleビジネスプロフィールのQRコードが書かれたカードを渡す・後日メールやハガキで依頼するなど、自店・自院に合った方法で口コミ収集に努めましょう。

自社サイトと関連させる

自社サイトがある場合はGoogleビジネスプロフィールにURLを掲載し、自社サイトにもGoogleビジネスプロフィールへのリンクを貼っておきましょう。そうすることで「自社サイトで基本的な情報を知り、Googleビジネスプロフィールで細かい情報や画像・映像を見る」「Googleビジネスプロフィールを閲覧したあと、自社サイトの予約ページにジャンプして予約する」といったアクションにつなげることができます。

また、自社サイトからGoogleビジネスプロフィールに誘導することで、Googleビジネスプロフィールのアクセス数が増えGoogleからの評価が上がることから、上位表示されやすくなる可能性があります。

分析結果を元にブラッシュアップをおこなう

Googleビジネスプロフィールでは単に情報を発信し続けるだけではなく、競合内での順位や情報を閲覧したあとのユーザーの行動を分析し、さらなる改善を行う必要があります。

Googleが提供する無料の分析ツール「インサイト」が手軽ですが、さまざまな分析ツールを利用して一歩踏み込んだ効果測定・分析を行うことも可能です。また、分析や改善策の打ち出しが難しい場合は代行会社に依頼するのもひとつの手です。

Googleビジネスプロフィールを活用して集客・集患するときの注意点

イラストの資料にチェックを入れているビジネスマン

Googleビジネスプロフィールにはさまざまなメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。また、運用方法を誤るとさまざまなリスクに直面してしまうこともあります。Googleビジネスプロフィールを利用する際に、特に注意しておきたい点を解説します。

違反行為に対するペナルティがある

Googleビジネスプロフィールには独自のガイドラインが定められおり、違反行為に対してはGoogleビジネスプロフィールの停止やGoogleアカウント自体の凍結といったペナルティがあります。

よくある違反行為としては、ビジネス名称の不正があります。ビジネス名称は正式なものを使い、ほかの単語を付け加えてはいけません。ユーザーの目を引きたいがために「ホワイトニングならお任せ!土日も開業!○○歯科」というように余計な単語を入れるのはガイドライン違反になります。

ほかにも、報酬を提示してよい口コミを集めたり、定められた項目以外にリンクを貼るといった行為も違反とみなされます。Googleビジネスプロフィールの情報を充実させ集客・集患につなげたいと思うあまり、そのような行為をしてしまうこともありますが、かえって評価を下げてしまいペナルティを受けることにもなるため、決して行ってはいけません。また、Google運用を代行会社に依頼する際も、代行会社が違反行為をしないよう、しっかり確認することが重要です。

ローカル広告のほうが上位に表示される

先ほどご紹介したとおり、情報の充実化や口コミの収集といった適切な運用により、検索時に自社のGoogleビジネスプロフィールを上位に表示させることができます。

しかし、ローカル広告がある場合は必ずそちらの方が上位に表示されてしまいます。業種や地域によっては、Googleビジネスプロフィールの運用と平行してローカル広告を掲載したほうがよいケースもあります。Googleビジネスプロフィール運用代行とローカル広告掲載、両方のサービスを提供する代行会社もあるため、相談してみるとよいでしょう。

口コミの内容がネガティブでも削除できない場合がある

Googleビジネスプロフィールには口コミ機能があり、それを利用してユーザーとコミュニケーションを取ったり、ユーザー目線での情報発信が可能になったりといったメリットがあります。

しかし、その一方で、ネガティブな口コミを書かれてしまうリスクもあります。ネガティブな口コミは平均評価を下げてしまううえ、ほかのユーザーにも悪印象を抱かせてしまいます。いわれのない誹謗中傷や公序良俗に反した書き込みであればGoogleに削除依頼できますが、実際に来店・来院しての感想であれば、たとえネガティブな口コミであっても削除はできません。

しかし、このようなネガティブな口コミに誠実に返答することで、高評価に転じる可能性もあります。Googleビジネスプロフィールの運用をするのであれば、内容を問わず口コミには真摯に向き合う姿勢が大切です。

表示される写真は選べない

Google検索とGoogleマップで表示される写真は、Googleのアルゴリズムによって変わります。そのため、自分がアップした写真ではなく、ユーザーが投稿したものが採用される場合もあります。とはいえ、オーナーの登録した写真のほうが優先して表示される傾向にあるようです。

また、数が多ければそれだけ表示される確率も高まるため、集客・集患に役立つ質のよい写真をこまめにアップするようにしましょう。

すぐに成果が出ない場合がある

Googleビジネスプロフィールを運用し、集客・集患数を上げるためには、地道な努力が必要です。コンスタントに情報更新や投稿を行い、口コミに返信し、成果を分析して改善策を考えていかなくてはなりません。

インハウスでGoogleビジネスプロフィールの運用を続けるのが難しいという場合は、外注してしまうのもひとつの手段です。Googleビジネスプロフィール運用サービスに強い代行会社であれば、その豊富なノウハウから費用対効果の高い施策が可能です。

まとめ

歯科助手が「CONTACT US」と書かれたボードを持っている

スマートフォンが普及し、Googleによるローカル検索が増えた現在において、Googleビジネスプロフィールは非常に優秀なマーケティングツールとして、その市場規模は年々拡大を続けています。

無料で開設でき、簡単に情報を入力できる点は大きな魅力ですが、運用を続けられず、古い情報のまま放置してしまうのでは意味がありません。常に情報を最新に保ち、魅力的な写真や動画の投稿・口コミへの返信など、ユーザーのニーズに沿った情報作成を続けていく必要があります。また、ユーザーからだけではなく、Googleからの評価を上げることにより、Googleビジネスプロフィールの情報が上位に表示されやすくなります。ガイドラインを遵守し、適正な方法でGoogleビジネスプロフィールの充実化に努めましょう。

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