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【20203年版】MEO対策をするべき業種とは?ポイントを押さえて集客に繋げよう!
2023年01月13日更新日:2024年07月24日
MEOとは
MEOはMap Engine Optimizationの略で「マップエンジン最適化」のことです。GoogleやGoogleマップで地域の店舗・医院・サービスを検索する際、検索結果の上位に自社のGoogleビジネスプロフィールの情報が表示されるためにさまざまな対策を行うことを指します。
SEOと似ていますが、MEOはローカル検索に特化した対策であるため「ローカルSEO」とも呼ばれています。
MEO対策をする必要性
MEO対策はリスティング広告やSEO対策と比較すると新しいWeb対策ですが、その重要性は今後ますます高まると予想されています。その理由をいくつかご紹介します。
スマートフォンユーザーの増加
スマートフォンユーザーの増加により、検索行動が大きく変化しました。場所を選ばずに今必要な情報を検索し、そのまま来店などの行動につなげるという使い方が劇的に増加したのです。
そのなかで、自分の店舗・医院を確実に見つけてもらうための方法として、MEO対策は今後ますます重要性が高まると考えられます。
来店・来院動機を高めやすい
Googleビジネスプロフィールには店舗・医院の住所や電話番号が一覧で記載されているため、検索結果からそのまま経路検索や電話予約といった来店・来院行動につながりやすいという特長があります。
ポータルサイト掲載のコスト増
飲食店や美容院には専用のポータルサイトがあります。自店舗をアピールしたり予約をスムーズにできるため便利ですが、現在ではポータルサイト自体の数が増え、一つのポータルサイトに登録するだけではアピール不足になってしまいます。しかしながら、複数のポータルサイトに登録すると、それだけ契約料が高くなってしまいます。
MEO対策は基本的に無料でおこなうことができるため、費用対効果が高いという特長があります。
一般ユーザーによる口コミの重要性
SNSや口コミサイトの増加により、ビジネスオーナー側の一方的な情報だけではなく、一般ユーザーが実際に商品を購入したりサービスを体験したりしたうえでの「生きた情報」が重要視されるようになっています。
Googleビジネスプロフィールでは、ユーザーが口コミを投稿しオーナーはそれに返信することができます。活発にコミュニケーションを取ることで、他のユーザーへのアピールにもなります。
MEO対策に向いている業種の特徴
ローカル検索で検索上位に表示されるための対策であるMEO対策が向いているのは、以下のような特徴を持った業種です。
地域密着型のビジネスである
MEO対策は、ターゲットエリアが狭い業種と非常に相性がよいです。例えば、東京都の歯科医院がSEOやリスティング広告を使って全国規模で宣伝を行っても、福岡県の人がわざわざ東京の歯科医院に通う可能性は非常に低いです。
しかし、MEOでは、近くにいる来店・来院動機の高いユーザーに効率よく情報を発信することができます。
見込み客にスマートフォンユーザーが多い
先ほどご紹介したとおり、MEO対策の重要性が増した理由のひとつにスマートフォンの普及があります。ターゲットユーザーのなかにスマートフォンによってローカル検索を行い、訪れる店舗・医院を選択する人が多ければ多いほど、MEO対策の効果は高くなります。
緊急性の高いニーズが多い
ローカル検索は「今すぐ、そのお店・サービスを利用したい」というユーザーによって行われる場合が多いです。そのため、緊急性の高い飲食店や病院などはMEO対策と非常に相性がよいといえます。
エリア内に競合が多い
エリア内に競合が多い場合、MEO対策を行わずにGoogle検索やGoogleマップ検索で上位表示されるのは困難です。特に、現在はまだMEO対策に着手している店舗・医院が少ないので、今始めておけばライバルと大いに差をつけることができます。
高い信頼性が求められる
先ほどご紹介したとおり、Googleビジネスプロフィールのメリットとして、ユーザーの口コミによる宣伝効果があることが挙げられます。特に高い信頼性が求められる業種はユーザーの口コミが他のユーザーの判断基準となることが多いため、MEO対策を行って口コミをしっかり集めることで、集客・集患アップにつなげることができます。
実店舗がある
実店舗があるビジネスもMEO対策に向いています。MEO対策は、Googleマップでの検索において上位獲得を目指すものなので、実店舗がないとそもそも対策の意味があまりないのです。通販専門店や、接客可能なスペースがない場合は、MEO対策には向かないといえるでしょう。
業種+エリアで検索される業種
「歯医者 横浜」「日本食 丸の内」など、業種+エリア名で検索されやすいビジネスは、MEO対策に非常に向いています。ほかにはないサービスや、特化した分野がある場合は、特にMEOで高い効果を発揮するでしょう。逆に、特定のブランド名や店舗名で検索されやすい場合は、MEO対策をしてもあまり効果が得られない可能性があります。
MEO対策に向いている業種
上記の特徴のいずれかに当てはまる業種は、MEO対策によって大きな成果を上げられる可能性が高いです。具体的な業種として、主なものをいくつかご紹介しましょう。
飲食店
飲食店はMEO対策と非常に相性がよい業種です。地域住民や観光客などがスマートフォンを使って「今すぐ食べたい」料理などを選ぶことが多いため、MEO対策を行ってGoogleマップの上位に表示されることでダイレクトに集客アップにつなげることができます。
飲食店は「食べログ」や「ぐるなび」のような専門のポータルサイトが多く、一般検索ではそうしたポータルサイトの上位に表示されることは困難であるため、ローカル検索に絞って対策を行うことで、効率よく高い成果を上げることができるでしょう。
また、飲食店ポータルサイトの一部はGoogleビジネスプロフィール上でダイレクトに予約ができる「Googleで予約」と連携しており、活用することで予約数アップも期待できます。
美容院・サロン
美容院・エステ・ネイルサロンといった美容業界もMEO対策で高い成果を挙げられる可能性が高い業種です。
美容院やサロンは定期的に通うことになるため、料金やサービス内容はもちろんのこと、アクセスのしやすさも大切なポイントになります。そのため、ユーザーに対して位置情報や経路を示すことのできるGoogleマップを用いたWeb対策は有効な手段になりえます。
また、飲食店と同じくポータルサイトとの連携による「Googleで予約」を利用することも可能です。
病院・歯科医院
病院や歯科医院は地域密着型のビジネスであるため、MEO対策との相性は抜群です。歯科医院ひとつとっても「歯科」だけではなく「インプラント」「矯正歯科」「小児歯科」「ホワイトニング」など、さまざまなキーワードが設定できるため、MEO対策が非常にやりやすい業種です。
また、緊急性が高いため、検索で上位に表示された医院が選ばれやすいこともMEO対策と相性がよい理由の一つです。MEO対策としてよい口コミを集め、それに対して誠実に返信することで、ユーザーからの信頼を得て集患力を上げることが可能です。
学習塾や予備校
学習塾や予備校も地域密着型のビジネスであり、MEO対策によって大きな成果が出せる可能性があります。
メインターゲットが絞りやすいため、対策キーワードを決めやすいという点もMEO対策と相性がよい理由です。
宿泊施設
ホテルや民宿といった宿泊施設は、ターゲットエリアが限定されていること・口コミを参考に選ばれることが多いことから、MEO対策をすることで集客アップが見込める業種です。
また、Googleビジネスプロフィールの写真・動画投稿機能を活用することで、施設の内装や設備をユーザーに分かりやすく伝えることも可能です。
不動産関連
不動産会社・建設会社・内装工事会社など不動産関連の業種も地域性が高いことから、MEO対策と相性のよい業種です。利用する際の金額が高いことから、 ユーザーは慎重に比較・検討を行います。
そのため、MEO対策をしっかり行って参考となる口コミ・写真・動画の数を増やせば、競合店と大きく差をつけることができます。
士業
弁護士・税理士・行政書士・司法書士・公認会計士・社労士といった、いわゆる「士業」の事務所は、何度も足を運び相談や手続きをすることから近い場所で探すユーザーが多く、MEO対策との相性はよいといえます。
問い合わせが1件増えることで数十万~数百万円の売り上げにつながることから、費用対効果が非常に高いこともポイントです。
高い信頼性が求められる業種であるため、口コミへ丁寧に返信したりメッセージ機能を活用してユーザーと交流し、安心感と信用を得ることが大切です。
MEO対策に向いていない業種
MEO対策は費用対効果の高いWeb対策ですが、なかには向いていない業種もあります。その特徴について解説します。せっかくの対策が無駄にならないように、実施前に以下の内容をご確認ください。
実店舗を持っていない・実店舗でビジネスを行う機会が少ない
実店舗がなくてもGoogleビジネスプロフィールに登録することは可能ですが、地図上に店舗の位置を表示させることができないため、MEO対策をしてもそれほど効果は期待できません。
また、実店舗や事務所はあるものの、そこでサービスの提供を行っていない場合もMEO対策とは相性がよくありません。
BtoBのサービス
企業が商品やサービスを購入する際には、基本的に価格やサービスで選びます。メインのサービスが BtoBの場合は、MEOを行っても大きな効果は望めません。
ただし、BtoBとBtoCどちらの事業も行っている場合は、BtoC事業において効果が得られる可能性がありますので、対策の価値はあるでしょう。
ローカル検索に表示されない
Google検索をした際に、検索上位にGoogleマップ検索結果が表示されるケースがあります。これをローカルパックといい、このローカルパックが表示されないケースに関しては、MEO対策をしてもあまり大きな効果が望めない可能性があるでしょう。
主に小売店やショールームなどが該当するもので「カメラ + 地名」や「3Dプリンター + 地名」のように、商品ジャンル + 地名だとローカルパックが表示されないケースが多くあります。
MEO対策のやり方
MEO対策の基本的なやり方は、Googleビジネスプロフィールに登録したうえで「ビジネス情報の記載」と「分析」を繰り返すことです。
Googleビジネスプロフィールの登録や利用は基本的にすべて無料ですので、しっかり活用しましょう。
Googleビジネスプロフィールに登録する
まずは自店舗・自院の名称をGoogleで検索し、Googleビジネスプロフィールに表示されるかを確認します。
表示される場合は「このビジネスのオーナーですか?」をクリックし、指示に従ってオーナー登録を行います。
表示されない場合はこちらのページの「今すぐ開始」をクリックし、指示に従ってビジネス情報を入力し、オーナー登録を行います。
Googleビジネスプロフィールにビジネス情報を入力する
登録が完了したら、Googleビジネスプロフィールにビジネス情報を入力します。
Googleビジネスプロフィールには「リスティングの完成」という項目がありますので、これが100%になるよう情報を盛り込んでいきましょう。
インサイトで効果を分析する
MEO対策は一回行っただけでは効果が出ません。成果を分析し、さらなるブラッシュアップを行うことで、少しずつ効果が現れます。
Googleが無料で提供しているサービス「インサイト」を利用することで、ユーザーのアクセス数・日時・アクセス後の行動などのデータを表やグラフで確認することができます。
MEO対策で効果を出すためのポイント
MEO対策で効果を出すためには、Googleビジネスプロフィールに掲載する情報の充実化を図る必要があります。特に重要な対策をいくつかご紹介します。
正確な情報を入力する
Googleビジネスプロフィールだけではなく、自社サイト・SNS・予約サイトなどに自店舗・自院の情報を掲載している場合は、すべての情報を統一させなくてはなりません。
情報が統一されてない場合、Googleに別々の店舗(医院)であると認識されてしまいます。その結果、認知度が低いとみなされ評価が下がってしまいます。
特に気をつけたいのが「NAP」と呼ばれる以下3点の項目です。
【1】N(Name):名称
例:緑歯科クリニック
みどり歯科クリニック
【2】A(Address):住所
例:東京都港区赤坂1-2-3 リバティビル3F
東京都港区赤坂1丁目2番地3 リバティビル3階
【3】P(Phone):電話番号
例:12-3456-7890
1234567890
ネット上にビジネス情報を掲載する際には、NAPをはじめとした基本情報の統一化を意識するようにしましょう。
対策キーワードを設定する
ローカル検索結果で上位に表示される基準のひとつに「検索キーワードとの関連性の高さ」があります。例えばユーザーが「目黒 歯科」で検索した際には、関連性の高い目黒の歯科医院が上位に表示されます。
しかし、歯科医院の数が多い場合、ほかのMEO対策もしっかりしておかなければ、なかなか上位に食い込むことができません。そのような場合は、例えば「インプラント」や「矯正歯科」など範囲を絞り、そのキーワードにおいて上位表示されることを目的とするのもひとつの手段です。
自店・自院の強みを活かし、適切なキーワードを設定するようにしましょう。また、設定したキーワードを意識したGoogleビジネスプロフィールの記事作成をすることも重要です。
口コミの収集と返信をこまめにする
Googleは他のユーザーにとっても有効な情報源となりうる「口コミ」の収集を奨励しています。また、口コミが増えることで、ビジネス情報が自然と増えることからキーワード対策にもなり、上位表示されやすくなります。
もちろん、よい口コミが多ければ多いほどユーザーからの信頼度が上がり、集客・集患アップにもつながります。
口コミを増やすためには、来店・来院時に口コミを書いてくれるよう依頼することがもっとも有効的です。入り口や受付などの目立つ場所にGoogleビジネスプロフィールのQRコードを添えた口コミ依頼の掲示をするのもよい方法です。
また、口コミには丁寧に返信をするようにしましょう。返信をすることによってユーザーの満足度を上げるだけではなく、ビジネス情報が増えることからMEO対策にもなります。
写真や動画を掲載する
先ほどご紹介したとおり、ビジネス情報を充実させることで検索上位に上がりやすくなります。その「情報」はテキストにとどまらず、写真や動画も含まれます。
また、魅力的な写真や動画はユーザーの興味を引き、来店・来院動機を高めるのにも役立ちます。店舗・医院の雰囲気や魅力が伝わる、鮮明で正確な写真や動画を掲載するようにしましょう。
最新情報への更新する
情報がしっかりと更新されているかも、MEO対策で効果を出すポイントです。これは、前述した「正確な情報を記載する」という点にも通ずるもので、ユーザーにとってより有益かつ正しいな情報を届けるために必要不可欠なポイントでしょう。
特に注意したいのは、営業時間の変更です。夏期冬期休業や年末年始の休業、さらに臨時の営業時間変更が反映されていないと、せっかく来店・来院した顧客に不快な思いをさせてしまい、低評価が付けられる可能性もあります。こうしたトラブルを避けるためにも、定期的に掲載情報が古くなっていないか確認しましょう。
投稿機能を活用する
Googleビジネスプロフィールでは、キャンペーン情報や新規取り扱いをスタートした商品、新しいサービスなどについて投稿できる機能があります。こうした投稿機能を活用するのもMEO対策を行ううえで非常に重要です。
投稿機能を使えば、新しい商品やサービスに興味がある顧客に効果的にアプローチしたり、イベント集客を効率よく行ったりできます。サービスを充実させたのに来客が増えない場合や、イベント集客に困っている場合は、投稿機能を活用するのがおすすめです。
まとめ
MEOは、Googleビジネスプロフィールへの登録だけで手軽に始めることができる、費用対効果の高いWeb対策として注目を集めています。
特に病院・歯科医院・飲食店といった地域密着型のビジネスと相性がよく、少しの工夫で高い成果が期待できます。情報の充実化や口コミの管理をこまめに行い、集客・集患アップを目指しましょう。