【2022年最新】YouTubeのSEO対策とは?対策方法について詳しく解説!

ルーペとSEO

今や日本を含めた世界中の人々が利用するプラットフォームとなった「YouTube」を活用した集客に力を入れる企業が増えています。

しかし、ただ投稿しているだけでは思ったような集客効果は得られないでしょう。この記事を読むことで、YouTubeのSEO対策やおすすめのツールについて理解することができ、効果的に集客ができるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。

YouTubeのSEO対策とは?

SEOと表示されたノートパソコン

YouTubeのSEO対策とは、投稿したコンテンツをYouTubeの検索結果で上位に表示させる施策のことを指します。

上位表示の主な要素は以下の3つです。

  • 関連性
  • エンゲージメント
  • 品質

それぞれ解説していきます。

関連性

関連性とは、タイトル・タグ・説明文・コンテンツがどれだけキーワードに一致するかを指します。選定したキーワードをもとに、タイトルやコンテンツを作成することが上位表示のための前提条件となります。

エンゲージメント

エンゲージメントとは、再生回数・コメント・高評価・シェア・チャンネル登録者数などを指します。最新のアルゴリズムでは、高いエンゲージメントを獲得しているコンテンツほど、高く評価される傾向にあります。

先ほど解説した「関連性」を高めることも大切ですが、小手先のテクニックだけでなく、視聴者から評価されるクオリティの高いコンテンツを制作することが大切です。

品質

品質に関しては、E-A-T(専門性・権威性・信頼性)が重視されています。Google検索と同様、E-A-Tを備えたチャンネルが高い評価を得られる傾向にあります。

YouTubeのSEO対策の重要性

パソコンとSEO対策

SEO対策と聞くとGoogleの「Webサイト」に行う施策というイメージが強いかと思いますが、YouTubeにおいてもSEO対策は必須といえます。理由としては、検索したキーワードに基づいてユーザーのニーズに合致するコンテンツが検索結果に表示されるよう、YouTubeにもSEOが実装されているためです。

上位表示を狙うには、SEO対策が必須ということを念頭に施策を行っていきましょう。

YouTubeのSEO対策 | キーワード選定

キーワード検索とSEO

Google検索のSEO対策と同様、まず「キーワード」を選定することからはじめましょう。

選定の手順は以下の通りです。

  1. サジェストを調査する
  2. 検索ボリュームを調べる
  3. 競合を分析する

それぞれ解説していきます。

サジェストを調査する

YouTubeのSEO対策において、まずサジェストの調査から始めましょう。

サジェストとは、指定したキーワードと一緒に検索される可能性の高いキーワードのことです。基本的には、ユーザーの「検索頻度」や「関連度合い」に応じて表示されているといわれています。例えば、「ブログ」のあとにスペースを入力すると「ブログ 収益化」「ブログ 書き方」「ブログ アフィリエイト」といったサジェストが表示されます。これらが「サジェストキーワード」です。これらの中から候補をいくつかあげましょう。

検索ボリュームを調べる

候補をいくつかあげたら、検索ボリュームを調べましょう。全く検索されていないキーワードで上位表示しても誰にも視聴されないので、検索ボリュームのあるものを選ぶようにしましょう。

ただし、検索ボリュームの多いものほど競合が多い傾向にあるので、はじめのうちは競合性の低いものを狙うと良いでしょう。検索ボリュームを調べるのと並行して競合を調査することも大切です。検索ボリュームはツールを使えば簡単に調査できます。後ほどSEO対策に活用できるツールについてご紹介します。

競合を分析する

競合性の低いキーワードを選定したら、競合を分析していきます。

コンテンツの内容はもちろん、タイトル・説明文・ハッシュタグなどを見て、使用されているキーワードをチェックしましょう。ユーザーに支持されるコンテンツを作成するには、競合の分析は欠かせません。

YouTubeのSEO対策 | キーワードに応じた対策

YouTubeの再生が表示されたタブレット

それではYouTubeのSEO対策(キーワードに応じた対策)について解説していきます。

具体的な内容については以下の通りです。

  • タイトルにキーワードを含める
  • 説明文でキーワードを含める
  • ハッシュタグを入れる
  • サムネイルを魅力的なものにする

それぞれ解説していきます。

タイトルにキーワードを含める

コンテンツのタイトルにキーワードを含めましょう。これはGoogle検索のSEO対策と同じく必須の施策です。ユーザーがどのコンテンツを視聴するかを決めるための判断材料であることはもちろん、SEOにおいても重要な要素の一つとなっているからです。

ただし、キーワードを不自然に詰め込むことはタイトルが長くなってしまったり内容が伝わりにくくなるなどのデメリットがあるため、簡潔にしましょう。

説明文にキーワードを含める

コンテンツについての説明文は内容を理解してもらう指標の一つとなっているので、以下の点を抑えましょう。

  • 説明文にキーワードを含める
  • キーワードは説明文の冒頭に入れる
  • コンテンツと関係のない内容は極力避ける

これらのポイントを押さえながら、長すぎない適度な文章量で自然とキーワードを含めることが大切です。

また、説明文が検索結果ページに表示されるのは最初の2〜3行だけなので、冒頭でキーワードを含めながらコンテンツの全体部分を紹介し「もっと見る」以降に詳細を記載するような文章構成を心がけましょう。紹介文はコンテンツと関係のない内容を含めてしまうと、SEOはもちろん、ユーザーからもマイナス評価を受けるので、コンテンツと関連する内容のみ記載するようにしましょう。

ハッシュタグを入れる

ハッシュタグもSEO効果が期待できます。

YouTubeでは、動画の冒頭部分に3つのハッシュタグを反映できます。ハッシュタグを反映させるとタイトルの上にリンクとして表示され、視聴者がクリックしたときに同じテーマの動画が関連動画として表示されやすくなります。

ただし、あまりに多くのハッシュタグを設定してしまうと、すべてのハッシュタグが無効となりSEOにおいてマイナスとなるので、ハッシュタグは3つ前後にしておきましょう。

サムネイルを魅力的なものにする

クリック率の高い動画は、おすすめ動画や関連動画に表示されやすくなります。

ユーザーは検索結果に並ぶ多くのサムネイルから再生する動画を選ぶため、人を惹きつける魅力的なサムネイルを設定することが大切です。魅力的かどうかは「ユーザー」が決めることなので、自己満足で終わらせず、必ず効果検証をしましょう。

サムネイルには工数をかけるだけの「価値」がありますので、思ったようにクリック率が上がらなければ、手間をかけてでも作成し直しましょう。

YouTubeのSEO対策 | 動画の分析と改善

ノートパソコンを指し話しているビジネスマン

動画の分析と改善について詳しく解説していきます。

分析項目は主に以下の5つです。

  • 視聴者の属性
  • 時間帯
  • 視聴者維持率
  • インプレッション・クリック率
  • 流入経路

YouTubeのSEO対策に関しても数字をもとにPDCAサイクルを回していくことが大切です。これらのデータは後述するYouTubeアナリティクスで確認できるので、必ず活用しましょう。

視聴者の属性

Googleアカウントに登録されているデータをもとに「視聴者の属性(年齢・性別・地域)」を把握できます。

視聴者の属性を把握することで動画の方向性が明確になり、効果的な施策・改善ができるようになります。

時間帯

ユーザーが自分の動画に滞在している「時間帯」をグラフで把握できます。視聴している人気の時間帯を把握することで、投稿のタイミングやSNSでの宣伝・ライブ配信の計画に大いに役立ちます。

自分の動画のファンにとって最適なタイミングで投稿することは、動画の再生回数を伸ばすうえでとても大切です。

視聴者維持率

視聴者維持率とは、ユーザーが動画をどのくらい継続して視聴したかを示す指標です。視聴者維持率が高ければ高いほどユーザーにとって価値のあるコンテンツということになり、おすすめや関連動画に表示されやすくなります。また、チャンネル登録者数の増加・リピートによる再生回数の増加などのメリットがあります。

視聴者維持率を上げるには、視聴者の興味が継続していたシーンや離脱が増えたシーンに注目して、それぞれの要因を分析すると良いでしょう。特に、離脱が増えたシーンにはどのような要因があるのか、分析し改善していくことが大切です。

インプレッション・クリック率

インプレッションとは、サムネイルが1秒以上表示された回数を示します。つまり、検索結果・おすすめ・再生リストなど、どこかの画面にサムネイルが表示されたことになります。

インプレッションのクリック率とは、インプレッションのうち、サムネイルがクリックされた回数を示します。クリック率が低い場合はユーザーが関心を示していないということになるため、タイトル・サムネイルを改善しましょう。

流入経路(トラフィックソース)

流入経路とは「トラフィックソース」と呼ばれており、自社のチャンネルの動画にアクセスしてきたユーザーがどういった経路でアクセスしてきたかを把握できます。

各トラフィックソースの定義は以下の通りです。

  • ブラウジング機能
  • チャンネルページ
  • 関連動画
  • YouTube検索

それぞれ解説していきます。

ブラウジング機能

ブラウジング機能とは、視聴者のこれまでの視聴履歴から視聴者のトップページ・再生履歴・登録チャンネルなどの画面におすすめ動画を表示する機能のことです。

ブラウジング機能のほとんどの流入はトップページからの流入となるので、ブラウジング機能からのアクセス=トップページからのアクセスと認識して問題ありません。トップページからの流入は、最も重要度の高いトラフィックソースといえるでしょう。

チャンネルページ

チャンネルページとは、自動生成したトピックごとのチャンネルページからの再生のことを指します。

関連動画

関連動画とは、再生されている動画の横や動画再生後に表示される動画のことです。人気動画の関連画面に自社の動画が表示されると、再生回数が伸びる大きな要因となります。

YouTube検索

検索窓でキーワードを検索後、フィードの表示された動画がクリックされるとカウントされます。どんなキーワードで検索されたのかもツールで確認できます。

YouTubeのSEO対策に活用できるツール

パソコンとタブレットのシステム環境

YouTubeのSEO対策にはツールが必須です。前項で解説した「分析項目」はYouTubeアナリティクスで確認できますが、その他のツールを活用することで、より深い分析が可能になりますので、ぜひ複数のツールを活用しましょう。

おすすめのツールは以下の3つです。

  • vidIQ Vision for YouTube
  • YouTubeアナリティクス
  • NoxInfluencer

それぞれ解説していきます。

vidIQ Vision for YouTube

vidIQ Vision for YouTubeのHP画像

vidIQ Vision for YouTubeとは、Google Chromeの拡張機能でYouTube公認のツールで、多くのクリエイターに利用されています。

vidIQ Vision for YouTubeでは、以下のようなデータを収集できます。

  • SEOスコア
  • 再生回数、再生時間
  • 高評価数、低評価数、割合
  • タグ
  • チャンネル登録者数のランキング
  • キーワード調査

このほかにもSEO対策に役立つ詳細なデータを確認でき、無料で利用できるので必ず活用しましょう。

YouTubeアナリティクス

YouTubeアナリティクスの画像

YouTubeアナリティクスは、自社のチャンネル内にある「YouTube Studio」からアクセス可能な無料で利用できるツールです。

YouTubeアナリティクスでは、主に以下の分析が可能です。

  • 視聴者の属性
  • 時間帯
  • 視聴者維持率
  • インプレッション・クリック率
  • 流入経路

これらの情報は動画・チャンネルの質を高めるための重要な指標となるので、YouTubeアナリティクスを積極的に活用し、運営に活かしましょう。

NoxInfluencer

h3  NoxInfluencer

NoxInfluencerは、自社のYouTubeチャンネルの分析に加え、競合チャンネルの分析も可能です。無料で利用できますが、有料プランもあるので、必要な分析項目に合わせて選びましょう。

NoxInfluencerでは、主に以下の分析が可能です。

  • 登録者数の変化
  • 再生回数
  • 広告の推定収益
  • チャンネル登録者数のランキング
  • 競合チャンネルの分析

どういったコンテンツがユーザーの興味・関心を刺激できるのか、データをもとに分析することは非常に重要です。競合チャンネルを徹底的に分析し、自社のチャンネル運営に活かしましょう。

まとめ

YouTubeの再生が表示されたノートパソコン

この記事では、YouTubeの具体的なSEO対策やおすすめのツールについて解説してきました。

SEO対策は奥が深く、施策を行ったからといってすぐに結果は出ません。この記事で解説した施策をコツコツと行い、PDCAサイクルを回していくことが大切です。分析・改善を繰り返すことで、ユーザーのニーズが把握でき、有益なコンテンツが作成できるようになります。今後ますます動画マーケティングの重要性は高まっていくと考えられるので、今すぐSEO対策に取り組んでいきましょう。

TOP