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Instagram広告とFacebook広告の違いは?種類・配信先・出稿手順も解説!
2023年08月03日更新日:2024年04月19日
効果的に広告を運用するには、Instagram広告とFacebook広告それぞれの特徴を理解する必要があります。ターゲットユーザーに適した広告運用が重要なのです。
今回は、Instagram広告とFacebook広告の違いや広告の種類、広告作成のコツなどを解説します。ぜひ参考にしてください。
Instagramとは
Instagramは、世界での月間アクティブユーザー数が10億人超え、日本の月間アクティブユーザー数が4,610万人の人気のSNSです(2022年1月現在)。ほかのSNSがテキスト投稿がメインであるのに対して、Instagramは写真や動画の投稿がメインであることが特徴でしょう。10~20代女性のユーザーが多く、65%以上が毎日Instagramを利用しているといわれています。
ビジネス活用としては、ビジュアルでの訴求効果が高い美容やアパレルなどの業種、飲食店などに向いています。InstagramにはTwitterのリツイートのようなシェア機能がないので拡散力は弱い傾向にありますが、最近は消費者が商品やサービスの購入を決める際にInstagramを利用することが増加しています。
以前はGoogleなどの検索エンジンで情報を収集して購入を決める「ググる」消費者が多かったのですが、現在はInstagramの「#ハッシュタグ」を使って情報を収集する「タグる」へ購買行動が変化しているのです。
ショッピング機能も充実しており、写真や動画にタグを付けることができます。消費者が購入したいタイミングで自社ECサイトに流入を促し、商品やサービスの購入に繋げられるでしょう。
Facebookとは
Facebookは世界での月間アクティブユーザー数が29億人を越えている、特に利用者が多いSNSです。日本での月間アクティブユーザー数は2,600万人で、国内主要SNSのなかで5位となっています。
ほかのSNSとの最大の違いは、実名登録制であることです。知り合いとコミュニケーションを取ることが目的でスタートしたサービスのため、ビジネスシーンでは自社に関連する商品やサービスのグループを作ることで見込み顧客や既存顧客とのコミュニケーションを図っています。信頼関係の構築やブランディング、販売促進に利用すされているのです。
Facebookのメインユーザーは30~40代と、Instagramに比べてミドルエイジ層が多いため、エンタメや娯楽のジャンルよりもビジネス系のジャンルに向いているSNSです。
Twitterの投稿はテキスト140文字の制限がありますが、Facebookは長文の投稿が可能で自由度が高くなっています。
Instagram広告とFacebook広告の違い
Instagram広告とFacebook広告の違いは、以下のとおりです。
- 配信先
- ユーザー層
それぞれ解説します。
配信先
まずは、配信先の違いを確認しましょう。
Instagram広告の配信先
Instagram広告の配信先は、以下の4つです。
- Instagramのフィード
- ストーリーズ
- 発見タブ
- リール
Facebook広告のように、メッセージツール・ほかのアプリ・Webサイトへの広告配信には対応していません。
Facebook広告の配信先
Facebook広告の配信先は、以下の3つです。
- Facebookフィード
- Messenger
- Audience Network
Audience Networkとは、Facebookのターゲティング機能を利用して、Facebook社と提携しているスマホアプリやWebサイトへ広告を配信できるものです。
ユーザー層
InstagramとFacebookはユーザー層が異なるため、自社商品・サービスのターゲットに適したSNSを選びましょう。ユーザー層のデータは、総務省のデータを参照しています。
Instagramユーザー
Instagramユーザーは、20代が73.3%と最も多く、次いで10代が70%、30代の63.7%となっています。男女比で見ると、10~60代の男性利用率は41.4%、女性利用率は58.9%となっており、女性ユーザーのほうが多いです。
「インスタ映え」という言葉があるように、写真や動画などのビジュアルが求められる媒体のため、美容やアパレルなどの業種と相性がよいといえます。
Facebookユーザー
Facebookユーザーは、30代が46.5%と最も多く、次いで40代が38.2%、20代で27.6%となっています。男女比で見ると、10~60代の男性利用率は31.6%、女性利用率は28.2%となっており、大きな男女差はありません。
ビジネス用のSNSとして利用するユーザーも多いため、BtoB商品やサービスの広告媒体として適しています。
参照元:令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
Instagram広告とFacebook広告のメリット・デメリット
InstagramとFacebookはどちらもMeta社が運営していますが、それぞれメリット・デメリットが異なります。利用する前に確認しましょう。
Instagram広告のメリット・デメリット
Instagram広告のメリット・デメリットからご紹介します。
メリット
Instagram広告のメリットは、以下のとおりです。
- 若い女性がターゲットの商品と相性がよい
- ターゲティングの精度が高い
- ハッシュタグで幅広くアプローチできる
- 目的に合わせた多様な設定ができる
- さまざまな広告配信方法がある
Instagram広告ではほかの広告媒体では得られないデータをもとに、非常に細かなターゲティングができる点が大きなメリットでしょう。
デメリット
Instagram広告のデメリットは、以下のとおりです。
- 50代へのアプローチが弱い
- Instagramユーザーにしかアプローチできない
Instagram広告はInstagramユーザーにしかアプローチできないため、Google広告と比べると宣伝効果は弱まります。
Facebook広告のメリット・デメリット
Facebook広告のメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
Facebook広告のメリットは、以下のとおりです。
- ビジネスユーザーがターゲットの商品と相性がよい
- ターゲティングの精度が高い
- 幅広い年齢層のユーザーにアプローチできる
- 目的に合わせた多様な設定ができる
- さまざまな広告配信方法がある
Instagram広告と同様に、Facebook広告も非常に細かなターゲティングができます。ターゲット設定さえ間違えなければ、高い効果が期待できるでしょう。
デメリット
Facebook広告のデメリットは、以下のとおりです。
- 10代・50代へのアプローチが弱い
- アプローチできるユーザーが限定される
Audience Networkなど連携しているサービスに広告配信が可能ですが、Google広告などと比べると配信できるユーザーは限定されます。
広告の配信先
前述のとおり、Instagram広告とFacebook広告は配信先が異なります。配信先の特徴を理解して、自社に最適な配信先を決めましょう。
Instagram広告の配信先
Instagram広告の配信先は、以下の4つです。
- Instagramのフィード
- ストーリーズ
- 発見タブ
- リール
それぞれ詳しく解説します。
Instagramのフィード
Instagramのフィード(タイムライン)は、ユーザーが日常的に写真や動画を投稿する配信面です。フィードはサービスのリリース当初からあり、さまざまな目的で利用されています。
特に新商品やサービスを探す際や、情報を収集する際に使われているので、自社の新商品やサービスの認知度アップ、ブランディングに適しているでしょう。
ストーリーズ
ストーリーズの特徴は、写真や動画の投稿が24時間で消えることです。ストーリーズはフィード投稿よりもユーザーの利用頻度が高く、リアルタイム性の強い情報を求める傾向にあります。
最新の商品やサービスをリアルタイムで発信することや、フィード投稿で発信するほどではない日常の些細な出来事を発信することで、ユーザーに親近感を感じてもらいやすいです。
写真や動画の投稿がフルスクリーンで表示されるため、インパクトのある広告効果が期待できます。
発見タブ
発見タブは、Instagramアプリ下部に表示されている虫眼鏡マークをタップすると見ることができる投稿です。ユーザーの閲覧履歴や興味関心、フォロー、いいねなどの行動履歴をもとに、最適化された投稿が表示されます。
新しいものを積極的に探すアクティブなユーザーにアプローチできる配信先です。
リール
リールはInstagramが2020年にリリースした、15~60秒のショート動画を投稿できる機能です。エンタメ性の高い動画を求めるユーザーに人気で、2021年6月から広告配信ができるようになりました。
フィード投稿やストーリーズと同様に通常の投稿の間に表示され、いいねやシェアもできます。
Facebook広告の配信先
Facebook広告の配信先は、以下の3つです。
- Facebookフィード
- Messenger
- Audience Network
それぞれ詳しく解説します。
Facebookフィード
Facebookフィード(タイムライン)は、ユーザーが通常投稿で利用しているものです。フィードの種類は、ニュースフィードや動画フィード、ストーリーズなどさまざまなものがあり、広告は投稿と投稿の間に配信されます。自社の目的に合わせて運用すると効果的です。
Messenger
Messengerは、Facebookが提供しているメッセージアプリです。世界でのユーザー数は毎月13億人を越えており、主にビジネスコミュニケーションとして利用されています。
広告はチャット内に配信され、クリックすることで自社サイトに直接誘導することが可能です。ユーザーと直接やりとりができ、Facebookメッセンジャーボットと組み合わせることで24時間365日ユーザーからの問い合わせに対応できます。
Audience Network
Audience Networkは、Facebookと提携しているスマホアプリやサイトに広告を配信します。配信面はネイティブ広告やバナー広告、動画リワード広告などがあり、自社に合わせた詳細なターゲティングや広告フォーマットの活用が可能です。
自社のイメージに合わない配信先への広告を停止する設定もあります。
広告の種類
Instagram広告とFacebook広告は、出稿できる広告の種類が多少異なりますが、基本的には同じ種類を扱えます。出稿できる広告の種類は、以下のとおりです。
- 写真広告
- 動画広告
- ストーリーズ広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
- ブランドコンテンツ広告
- 発見タブ広告
それぞれ詳しく解説します。
写真広告
ユーザーのフィード上に表示できる写真タイプの広告です。
- ファイルタイプ:JPGもしくはPNG
- アスペクト比:1.91:1~1:1
- 解像度:1080×1080ピクセル以上
- Instagram広告・Facebook広告ともに対応可能
動画広告
写真広告と同様に、ユーザーのフィード上に表示できる動画タイプの広告です。Instagramでは動画視聴・滞在時間が増加傾向にあるため、効果が期待できる広告のひとつでしょう。
- ファイルタイプ:MP4・MOV・GIF
- アスペクト比:4:5
- 解像度:1080×1080ピクセル以上
- Instagram広告・Facebook広告ともに対応可能
ストーリーズ広告
フィード上部に表示されるストーリーズにも広告出稿が可能です。フォローしているアカウントのストーリーを3回再生したら、ストーリーズ広告が1回再生されます。
- 動画のファイルタイプ:MP4・MOV・GIF
- 写真のファイルタイプ:JPGもしくはPNG
- 動画のアスペクト比:9:16
- 写真のアスペクト比:1.91:1~1:1
- 解像度:1080×1080ピクセル以上
- 動画の長さ:最大120秒
- Instagram広告・Facebook広告ともに対応可能
カルーセル広告
カルーセル広告とは、ユーザーにスワイプしてもらうことで複数の画像が表示できる広告のことです。1本の画像や動画では伝えきれない場合や、複数の商品を宣伝したいときに適しています。
- 動画のファイルタイプ:MP4・MOV・GIF
- 写真のファイルタイプ:JPGまたはPNG
- Instagramのアスペクト比:1:1(フィード)・9:16(ストーリーズ)
- Facebookのアスペクト比:1:1
- Instagramの解像度:1080 x 1080ピクセル(フィード)・1080 x 1920ピクセル(ストーリーズ)
- Facebookの解像度:1080×1080ピクセル以上
- Instagram広告・Facebook広告ともに対応可能
コレクション広告
コレクション広告とは、広告上部に画像や動画などのメインの広告を設定し、下部に簡易的なカタログを設定できる広告です。コレクション広告を利用すれば、ひとつの広告内で複数の商品・サービスを訴求できます。
- 動画のファイルタイプ:MP4・MOV・GIF
- 写真のファイルタイプ:JPGまたはPNG
- Instagramのアスペクト比:1.91:1~1:1
- Facebookのアスペクト比:1:1
- 解像度:1080×1080ピクセル以上
- Instagram広告・Facebook広告ともに対応可能
ブランドコンテンツ広告
ブランドコンテンツ広告とは、インフルエンサーなど影響力のある方が作成した通常の投稿を、企業が自社の広告として配信することです。影響力のあるインフルエンサーを経由してアピールすることで、ユーザーの心に刺さりやすく、高い効果が期待できます。
- Instagram広告・Facebook広告ともに対応可能
発見タブ広告
発見タブ広告とは、Instagramの虫眼鏡アイコン(発見タブ)を押したときに表示される広告です。画像・動画どちらも使用できます。
- 動画のファイルタイプ:MP4・MOV・GIF
- 写真のファイルタイプ:JPGまたはPNG
- 動画のアスペクト比:4:5
- 写真のアスペクト比:9:16
- 解像度:1080×1080ピクセル以上
- Instagramの発見タブに表示する広告のため、Facebookでは対応不可
それぞれの広告を表にまとめました。
広告の種類 | ファイルタイプ | アスペクト比 | 解像度 | 出稿可能なSNS |
---|---|---|---|---|
写真広告 | JPEGもしくはPNG | 1.91:1~1:1 | 1080×1080ピクセル以上 | Instagram広告 Facebook広告 |
動画広告 | MP4・MOV・GIF | 4:5 | 1080×1080ピクセル以上 | Instagram広告 Facebook広告 |
ストーリーズ広告 ※最大120秒 | 【動画】MP4・MOV・GIF 【写真】JPEGもしくはPNG | 【動画】9:16 【写真】1.91:1~1:1 | 1080×1080ピクセル以上 | Instagram広告 Facebook広告 |
カルーセル広告 | 【動画】MP4・MOV・GIF 【写真】JPEGもしくはPNG | 【Instagram】1:1(フィード)・9:16(ストーリーズ) 【Facebook】1:1 | 【Instagram】1080 x 1080ピクセル(フィード)・1080 x 1920ピクセル(ストーリーズ) 【Facebook】1080×1080ピクセル以上 | Instagram広告 Facebook広告 |
コレクション広告 | 【動画】MP4・MOV・GIF 【写真】JPEGもしくはPNG | 【Instagram】1.91:1~1:1 【Facebook】1:1 | 1080×1080ピクセル以上 | Instagram広告 Facebook広告 |
ブランドコンテンツ広告 | – | – | – | Instagram広告 Facebook広告 |
発見タブ広告 | 【動画】MP4・MOV・GIF 【写真】JPEGもしくはPNG | 【動画】4:5 【写真】9:16 | 1080×1080ピクセル以上 | Instagram広告 |
表を参考にして、目的に合った広告を選びましょう。
広告の出稿手順
Instagram広告、Facebook広告それぞれの出稿手順を解説します。施策によって広告の出稿手順は異なりますが、大まかな手順は変わりません。
Instagram広告の出稿手順
Instagram広告の出稿手順は、以下のとおりです。
- Facebookページを作成し、ビジネスマネージャーアカウントを取得する(Instagram広告を出稿する際は、Facebookページが必要)
- Instagramアカウントをプロアカウントに変更し、Facebookと紐づける
- キャンペーンを作成する
- オーディエンスを設定する
- 配置を設定する
- 広告予算と掲載期間を設定する
- 広告を作成する
Instagram広告・Facebook広告ともに、作成した広告は「広告ポリシー」に違反していないか審査が行われ、審査に通ると広告配信が開始されます。
Facebook広告の出稿手順
Facebook広告の出稿手順は、以下のとおりです。
- Facebookページを作成し、ビジネスマネージャーアカウントを取得する
- 広告アカウントを作成する
- キャンペーンを作成する
- オーディエンスを設定する
- 配置を設定する
- 広告予算と掲載期間を設定する
- 広告を作成する
広告は出稿して終わりではなく、状況に合わせて柔軟に設定を調整しましょう。
広告の課金方法
Instagram広告とFacebook広告はMeta社が運営しているため、課金方法が共通する部分もあります。それぞれ解説します。
Instagram広告の課金方法
Instagram広告の課金方法は、以下の4つです。
- インプレッション課金
- クリック課金
- 動画再生課金
- インストール課金
インプレッション課金はインプレッション数に対して課金され、1,000インプレッションの単価は500~1,000円です。クリック課金は広告のクリック数に対して課金され、1クリックの単価は40~100円となります。
動画再生課金は動画再生10秒で課金され、1再生の単価は4~7円です。インストール課金はアプリがインストールされると課金され、1インストールの単価は100~150円とされています。
Facebook広告の課金方法
Facebook広告の課金方法は、以下の2つです。
- インプレッション課金
- クリック課金
インプレッション課金はインプレッション数に対して課金され、1,000インプレッションの単価は100~500円です。クリック課金は広告のクリック数に対して課金され、1クリックの単価は100~200円となります。
効果的な広告にするためのコツ
効果的な広告にするためのコツは、以下の3つです。
- ターゲットに合ったSNS媒体を選ぶ
- 目的に合わせた広告の種類を選ぶ
- 広告(画像・動画)のクオリティを上げる
それぞれ解説します。
ターゲットに合ったSNS媒体を選ぶ
冒頭でもお伝えしましたが、SNSは媒体によってターゲット層が異なります。そのため、自社商品のターゲット層に合っていない媒体を選ぶと、同じ広告を配信しても思ったような効果が出ません。効果的な広告運用をするために、必ずターゲットに合ったSNS媒体を選びましょう。
目的に合わせた広告の種類を選ぶ
目的(ユーザーにとってほしいアクション)に合わせて広告の種類を選ぶことが大切です。目的がはっきりしていないと適切な広告の種類を選択できないので「認知」「検討」「コンバージョン」のうち、何を目的として広告を利用するのか明確にしましょう。
広告(画像・動画)のクオリティを上げる
SNSのタイムラインには次々とコンテンツが投稿されるため、クオリティが高く、かつ目立つ広告でないと一瞬でスクロールされます。特に若い女性は、画像や動画のクオリティによって反応が大きく変わるので、ターゲットユーザーの目に留まるクオリティの高い広告を作成するよう心がけましょう。
広告の出稿・運用時の注意点
広告の出稿・運用時の注意点は、以下のとおりです。
- 広告ポリシーを遵守する
- 状況に合わせて改善を行う
それぞれ詳しく解説します。
広告ポリシーを遵守する
Instagram広告やFacebook広告は、出稿の際に審査があり、審査に通らなければ広告の配信ができません。審査に通るには「広告ポリシー」を遵守している必要があるため、以下の項目に違反していないか確認しましょう。
- 禁止コンテンツに該当していないか
- 制限コンテンツに該当していないか
- 画像内のテキストが多すぎないか
禁止コンテンツや制限コンテンツにはさまざまな項目があり、解説すると膨大な量になるため、公式の広告ポリシーをご確認ください。
状況に合わせて改善を行う
広告運用は出稿して終わりではなく、こまめに状況を確認してPDCAサイクルを回すことが大切です。Instagram広告・Facebook広告ともに柔軟な広告設定が可能なので、状況に合わせて適切な運用ができるよう都度確認・改善を行いましょう。
Instagram広告とFacebook広告の成功事例
Instagram広告とFacebook広告の成功事例をご紹介します。企業がどのような戦略と目標をもって広告を展開したかも含めて解説するので、参考にしてください。
Instagram広告の成功事例
Instagram広告の成功事例を2つご紹介します。
株式会社ツヴァイ
株式会社ツヴァイは、結婚相手紹介サービス業界大手の結婚相談所です。新規会員の獲得に向けて、Instagramストーリーズと新しい広告フォーマットのストーリーズカルーセルを活用しました。クリック率63%向上、クリック単価41%の抑制に成功しています。
業界のネガティブな「年齢層が高くモテない人が利用するもの」「怪しい」というイメージや、敷居が高いと感じている方に対するイメージ改善に取り組みました。重要なターゲットである若年層女性への接点を最大化する狙いで、Instagramストーリーズで一般の利用者が使うようなステッカーやテキストを活用し、オーガニック投稿に馴染む動画を制作・投稿しています。
ストーリーズカルーセルでは、あえて左右の3枚のチャプターに分けてユーザーの興味のある動画だけを見られるよう工夫しています。よりストーリー性を高めた広告に仕上げることで、ユーザーのネガティブイメージの改善に成功した事例です。
参照元:Meta 関連事例
rom&nd
rom&ndは、美容インフルエンサーMin Saerom氏と提携して2016年に設立された韓国の化粧品ブランドです。rom&ndは売上を伸ばすために商品タグつきの広告を活用することで、購入1.6倍増加、費用対効果2.5倍、購入獲得単価36%減少に成功しました。
広告予算を増やすことなく、商品の写真や動画へのタグ付け、「購入する」を促すCTAボタンを組み込み、ユーザーが興味をもったときに自社サイトへすぐにアクセスできる導線を作りました。広告コストを抑えながら売上アップに成功した事例です。
Facebook広告の成功事例
Facebook広告の成功事例をご紹介します。
Oisix
Oisix(オイシックス)は、有機野菜やオーガニック食材などの宅配・通信販売を展開する企業です。メインターゲット層である30~50代への認知拡大と会員数増加を目的に、Facebook広告を展開しました。お試しセットの購入率7.6倍、サイトへの新規訪問者数1.7倍に成功しています。
Facebook広告の特徴である「詳細なターゲティング」を活用して、年齢・性別・興味関心や、いいねなどの過去の行動でもターゲティングを行うことで成功した事例です。広告のクリエイティブ作成においても、たくさんの食材を箱盛りにして価格を表示することで「お得だ」と感じさせ、お試しセット販売から定期会員への転換率も1.6倍になった好例といえるでしょう。
まとめ
InstagramとFacebookはユーザー数が多く、 Instagram広告・Facebook広告ともに細かくターゲティングできるため、PDCAサイクルを回しながら広告運用を行えば、低コストで高い広告効果が期待できます。
Instagram広告・Facebook広告の運用をまだ行っていない場合は、この記事を参考にぜひチャレンジしましょう。