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Instagram(インスタグラム)の投稿ノウハウ! 縦横比や歯科医院での活用についても紹介!
2022年11月20日更新日:2024年04月19日
Instagram(インスタグラム)は、画像や動画の投稿に特化したSNSで、10~20代の若い世代が多く利用しています。Instagramをビジネスにうまく取り入れることで、若い世代を中心としたユーザーに、店舗や医院の魅力を分かりやすく伝えることができます。
Instagramには、フィードやストーリーなどさまざまな投稿方法があります。その特徴をおさえ、メリットを最大限に活用できるようにしましょう。
フィード投稿
Instagramのフィードとは、メイン画面に流れる投稿を指します。Instagramの投稿といえばこのフィードで、「インスタ投稿」とも呼ばれます。一度に投稿できるのは、写真は最大10枚まで・動画は最長60秒までとなっています。
フィード投稿のやり方は、すでに撮影した写真や動画を投稿する方法と、Instagramアプリで撮影してアップする方法があります。各方法について、投稿の手順をご紹介します。
フィード投稿の手順①写真や動画をアップする
あらかじめ用意していた写真や動画をアップする際には、以下の手順で投稿を行います。
【1】メイン画面の「+」マークを押す
新規投稿画面が表示されます。フィード投稿を行う場合は「投稿」を選択します。
【2】 投稿したい写真や動画を選択する
新規登録画面の下半分に表示されるカメラロール(ギャラリー)の写真・動画から、投稿したいものを選択します。なお、フィード投稿のアスペクト比(縦横比)は以下のいずれかになっており、規定に合わない場合はトリミングされます。
正方形 | 1:1 |
横型 | 1.91:1 |
縦型 | 4:5 |
ちなみに写真選択画面の右中央にある「」を押すと、正方形・縦型・横型に変更できます。
【3】画像、動画を加工する
フィルター機能・編集機能・トリミング・カバー機能などで写真や動画を加工します。デフォルトの機能だけで写真の明るさや色味を変えたり、おしゃれな演出ができたりと、さまざまな加工ができます。
【4】キャプションを入力する
キャプション入力画面でキャプションを書き入れます。2200文字まで入力可能です。
【5】投稿する
画像のアップ・加工・キャプションの入力が完了したら、画面右上の「OK」をクリックすると投稿ができます。
キャプションとは、投稿の際、写真や動画の内容を説明する文章です。投稿した写真や動画の情報を文章で理解してもらえるので、写真だけよりも投稿した内容が伝わりやすくなります。
タグ付けとは、フィードで投稿した写真や動画に関係があるアカウントをひも付けできる機能です。タグをタップすると、タグ付けされたユーザーの画面に移動するので、自分のフォロワーに紹介することも可能です。
なお、タグ付けとハッシュタグには違いがあります。タグ付けは、タグ付けされた人に通知が届き、同じ投稿が自分のタイムラインにも表示される機能です。ハッシュタグは、始めに「♯」が付いているタグのことで「♯」のあとにキーワードが入り、同じワードが入った投稿が一覧で確認できます。
フィード投稿の手順②Instagramアプリで写真・動画を撮影する
Instagramではアプリ内でカメラを起動し、その場で撮影して投稿することもできます。
【1】 メイン画面の「+」マークを押す
新規投稿画面が表示されます。右端のカメラマークをクリックするとカメラ撮影画面を表示できます。
【2】撮影する
シャッターボタンを押して撮影します。シャッターボタンを長押ししている時間だけ動画が撮影できます。なお、Instagramアプリで撮影した場合は1:1の正方形の写真(動画)になります。
後の工程は先ほどご紹介した、あらかじめ写真や動画を用意していた際の投稿法と同じです。
ストーリーズ投稿
ストーリーズとは、通常のフィード投稿とは別に、写真・動画・コメントなどを簡易的に投稿できる機能です。大きな特徴は以下の3点です。
- 投稿後24時間で自動的に消える(アーカイブとして保存することも可能)
- フィード投稿とは別の枠(ストーリートレイ)に表示される
- 文字だけの投稿も可能
以上のような性質から、フィードを乱すことなく気軽に投稿することができます。文字だけの投稿も可能であることから、Instagramの中でもツイッターに近い性質を持つ投稿方法であるといえるでしょう。
また、ストーリーズでは質問やアンケートのスタンプをつけることができ、ユーザーとのコミュニケーションが取りやすいのも大きなメリットです。
ストーリーズ投稿の手順
ストーリーズの基本的な投稿手順は以下の通りです。
【1】ホーム画面、もしくはプロフィール画面の「+」マークを押す
ストーリーズを選択します。
ホーム画面からストーリーズを選択して投稿することもできます。
【2】写真や動画を選ぶ、もしくは撮影する
「フィード投稿」と同じく、あらかじめ用意していた写真や動画を選ぶ、もしくは撮影します。ストーリーズの動画は15秒が限度のため、15秒を過ぎると自動で分割されます。
【3】写真や動画を加工する
写真や動画を加工します。質問やアンケートのスタンプはこの時点で追加します。
【4】投稿する
画面下のストーリーズアイコンをタップして投稿します。
ストーリーズ投稿を残す
先ほどご紹介したとおり、ストーリーズ投稿は24時間経過すると自動的に消えます。
しかし、設定によっては投稿を残したり、長期的に表示させたりすることができます。
【1】アーカイブ
24時間経過すると、ストーリーズはアーカイブに保存されます。ただし、他人は閲覧できず、自分しか確認できません。また、ストーリーズの設定にある「アーカイブに保存」をオフにすると、アーカイブに自動保存されなくなります。
【2】ハイライト
「ハイライト」機能を使うと自分のプロフィール画面上に常時公開させることができます。以下のいずれかの方法で使用することができます。
- 公開中のストーリーズを開き、右下のアイコンから「ハイライト」を選択して作成
- アーカイブを選択して右上の「…」マークから「ハイライトを作成」を選択して作成
- (2回目以上のハイライトの場合)ハイライトの欄に追加ボタンが表示されるので、それを選択してハイライトを作成
リール投稿
Instagramの「リール(Reels)」は2020年8月に追加された新機能で、15~30秒のショートムービーを撮影・編集・投稿することができます。
ストーリーズと似ていますが、「リール専用タブ」や「発見タブ(虫眼鏡アイコン)」内でも表示されるため、フォロワー以外のユーザーの目にも留まりやすいという特徴があります。また、ストーリーズと異なり自動的に消えることはありません。
気軽に動画を投稿するストーリーズに対し、しっかりと作りこんだオリジナリティの高い動画を投稿するリールは、ユーザーに視覚的・聴覚的なアピールができることから、コマーシャル動画のように活用することも可能です。
リール投稿の規格
リール投稿に使用する動画は以下の要件を満たしている必要があります。
動画の長さ | 30秒 |
アスペクト比(縦横比) | 9:16 ※フィード投稿で表示された場合は4:5 |
ファイルタイプ | MOV、MP4 |
解像度 | 最小:600×1067ピクセル 最大:1080×1920ピクセル |
リール投稿の手順
【1】メイン画面の「+」マークを押す
新規投稿画面の「リール」を選択します。
【2】リールを作成する
リールの作成画面には5つの編集ツールが表示されています。
- 長さ:リールの長さを選択できます(15秒・30秒・60秒・90秒)
- 音源:Instagramのミュージックライブラリーに登録されている音源を選択でき、曲の中からどの部分を再生したいのかを選ぶことも可能です。「ミュージックを検索」から好きなアーティストの楽曲を探して、使用することも可能です。
- 速度:動画の再生速度を変更できます(4倍速~3倍スローモーション)
- エフェクト:さまざまなエフェクトを動画に追加できます
- タイマー:セルフタイマーを設定して撮影ができます(3秒・10秒)
【3】加工する
文字入力やスタンプなどの追加を行います。
【4】投稿する
キャプションを追加し、「シェア」を選択して投稿完了です。「フィードにもシェア」を選択すると、同時にフィード投稿が可能です。
ただし、先ほどご紹介した通りアスペクト比(縦横比)が変わってしまうことがありますので注意が必要です。
IGTVは廃止
2021年10月、IGTVは廃止されました。フィード動画とIGTVは「Instagram動画」として統合、フィードに最大60分の動画投稿も可能となっています。リール投稿とストーリーズ投稿はそのまま使用できます。
Instagram動画の新機能とは
「Instagram動画」では、最大60分の動画が投稿でき、動画はフィードで確認可能です。投稿された動画は、スマホの画面いっぱいで閲覧できます。
新機能として追加されたのが、動画編集が可能になったことです。また、画像の加工やトリミング、フィルターもかけられるようになり、人や場所のタグ付けもできます。
IGTVは廃止されても特に支障はなし?
結論から申し上げると、IGTVは廃止されましたが、インスタの運用には特に影響はないでしょう。
その理由は、以下のとおりです。
- リール・スローリーズは、これまで同様に投稿・閲覧が可能
- 長編動画については、60分の動画をフィード投稿すれば問題なし
- インスタライブのアーカイブもプロフィールとフィードで公開できる
ストーリーズやリールで投稿する場合、動画の長さが不足する場合などに、Instagram動画を積極的に使ってみましょう。
Instagram投稿の特徴まとめ
上記でご紹介した4つの投稿法について、規格や特徴を表にまとめてみました。特に画像や動画の規格については、条件を満たしていないと投稿できなかったりトリミングされてしまったりすることがありますので注意しましょう。
フィード | ストーリーズ | リール | IGTV | |
アスペクト比(縦横比) | (正方形) アスペクト比 1 : 1 (縦長) アスペクト比 4 : 5 (横長の長方形) アスペクト比 1.91 : 1 | 9:16(推奨) | 9:16(推奨) (縦長)4:5 (正方形)1:1 (横長)1.91:1 ※フィード投稿に表示される場合は4:5にトリミングされる | 9:16 16:9 |
推奨解像度(ピクセル) | (正方形) 幅1080×高さ1080 (縦長) 幅1080×高さ1350 (横長) 幅1080×高さ566 | 1080×1920 | 1080×1920 | 720以上 |
動画の尺 | 最大60分 | 15秒分割で、1度の投稿につき最大4つまで | 最大90秒 | モバイルデバイスからアップロードする場合:1~15分 ウェブからアップロードする場合:1~60分 |
動画のファイルサイズ | 最大4GB | 最大4GB | 最大4GB | 10分以内:最大650MB最長60分:3.6GB |
動画の形式 | MP4・MOV | MP4・MOV | MP4・MOV | MP4 |
発見タブへの表示 | なし | なし | あり | なし |
投稿の表示時間 | 削除しない限り消えない | 24時間以内で自動的に見られなくなる | 削除しない限り消えない | 削除しない限り消えない |
Instagramでの加工 | できる | できる | できる | できない |
Instagramで投稿するうえでの注意点
Instagramで写真・動画を投稿するうえでの注意点は以下の3つです。
- 1行の最初30〜40文字しか表示されない
- 投稿後は写真の修正はできない
- 位置情報(GPS)をオフにして投稿する
それぞれ詳しく解説していきます。
1行の最初30〜40文字しか表示されない
投稿して表示される文字数は30〜40文字のため、文章を書いてすぐに改行すると表示される文字数が少なくなってしまいます。「…続きを読む」をタップすると全文読めるようになりますが、伝えたいことや言いたいことがある場合は、最初の30〜40文字に集約しましょう。
投稿後は写真の修正ができない
投稿後、写真の変更や修正はできません。「間違った写真を投稿した」「写真の加工を修正したい」という場合は、一度投稿を削除して再投稿する必要があります。
ただし、キャプションやタグ、位置情報については、投稿後も修正・変更が可能です。
位置情報を(GPS)をオフにして投稿する
投稿の際、位置情報(GPS)がオンになっていると、自分が投稿した場所が地図上に表示されます。つまり、見ている人がその場所を確認できることになります。近年、そのような投稿をして、旅行している間に空き巣に入られるなどの被害も見受けられますので、投稿の際には気をつけましょう。
歯科医院でInstagramを活用する方法
Instagramの最大の特徴は、キャッチーな写真や動画を投稿できるという点につきます。
歯科医院でInstagramを活用して情報を発信するという場合には、そうした強みを最大限に活かした投稿を意識することが重要です。歯科医院でInstagramを有効活用するためのコツを解説します。
【1】雰囲気や自院の強みを伝える
Instagramは、キャプションのような文章よりも画像や動画の方が注目されます。ユーザーの目を引くような写真を掲載し、医院の雰囲気や強みを伝えられるようにしましょう。
たとえば以下のような写真や動画を提供すると、ユーザーの目に留まりやすく、好印象を持ってもらいやすくなります。
- 治療室やキッズスペースなどの設備
- 治療法
- おすすめの歯ブラシや歯磨き
- 歯の磨き方
- 院長やスタッフの紹介
【2】採用ツールとして活用する
上記でご紹介した通り、Instagramでは自院の雰囲気や強みを分かりやすく発信することができます。
その特長を生かし、採用ツールとして活用することも可能です。院内のインテリア・設備・院長やスタッフの紹介・感染症対策といった情報を画像や動画で発信することで、採用後のイメージがつかみやすくなり応募動機につながるといった効果が期待できます。
【3】ハッシュタグを活用する
Instagramには他のSNSのような「シェア」や「リツイート」がなく拡散力が弱いため、閲覧数や集客・集患数を伸ばすためにはハッシュタグの活用が必要不可欠です。
ハッシュタグの集客効果には、以下が挙げられます。
- ハッシュタグ検索による他ユーザーの誘導
- 同一のハッシュタグを他のユーザーに利用してもらい、知名度を上げる
- ハッシュタグフォロー機能を使ったユーザーの流入
歯科医院におけるハッシュタグの例は、以下のようなものがあります。
- #○○歯科医院
- #◯◯歯科クリニック
- #dental
- #歯科衛生士
- #〜市(住所)歯医者
- #〜区(住所)歯医者
- #歯ブラシ
- #ホワイトニング
- #小児歯科
- #歯科検診
- #セラミック
- #詰め物
- #虫歯
- #被せもの
- #ジルコニア
医院名だけでなく、地名などは細かく分けましょう。また、歯ブラシや歯科衛生士など、歯にまつわる内容を明記すると、幅が広がり検索してもらえる可能性も広がります
ハッシュタグは1投稿につき、30個まで使用可能です。思いつく限りハッシュタグを使用してみましょう。
【4】ホームページと連携する
歯科医院でInstagramを活用するためには、Instagram単体で使用するのではなく、自院のホームページと連携させることが重要です。ホームページで基本的な情報を得た後、Instagramで雰囲気や詳細な情報を知らせたりすることで、来院動機を高めることができます。
地域内で来院を検討しているユーザーを自院サイトからInstagramへ誘導するためには、まず自院サイトを見てもらわなければなりません。
MEO対策やSEO対策をしっかり行い、自院サイトが検索結果の上位に表示されるように工夫することが重要になります。
まとめ
Instagramは写真や動画をメインとしたSNSで、加工・編集を行ってオリジナリティ溢れる投稿が可能です。フィード投稿やストーリーズ、リール投稿などの投稿方法があり、昨今ではお店の紹介や商品のPRなど、個人・法人問わずビジネスで利用される方も多数いらっしゃいます。Instagramを活用する際は、投稿のタイミングや見せ方など、特徴を活かした投稿をしましょう。