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【2023年版】MEO対策とは?Googleマップで上位表示させて集客しよう
2023年06月27日更新日:2024年04月19日
Webマーケティングの手法の一つとして、MEO対策があります。
しかし、MEO対策という言葉を知っていても、具体的にどのようなことをするものなのか分からない人も多いのではないでしょうか。
今回は、MEO対策の概要やMEO対策を行うメリットなどを解説します。MEO対策について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
MEO対策の概要
MEOとはMap Engine Optimizationの頭文字を取った言葉で、マップエンジン最適化を意味します。GoogleやYahoo!など、さまざまな検索エンジンで上位表示させるための対策をSEO(Search Engine Optimization)対策とよびますが、SEO対策のGoogleマップバージョンと考えると分かりやすいでしょう。
SEO対策を行った場合は、検索するキーワードが同じものであれば世界中で同じ検索結果が表示されます。
しかし、MEO対策を行った場合は同じキーワードをGoogleマップで検索しても、ユーザーが検索する場所によって検索結果が異なるのです。検索結果が異なる理由は、Googleが ユーザーのIPアドレスと位置情報をもとに、ユーザーが行きたい場所を予測して表示するためです。
場所によって検索結果が異なることを「ローカル検索」とよびます。ローカル検索では、Googleビジネスプロフィール(ビジネスやお店などの情報を管理し、Google検索やGoogleマップなどに表示するための無料ツール)に登録された情報をもとに検索順位が決まります。そのため、MEO対策においては Googleビジネスプロフィール に登録する情報が重要だといえるでしょう。
Googleビジネスプロフィールのヘルプには、ローカル検索結果のランキングは「関連性」「距離」「視認性の高さ」の要素を組み合わせて決定すると記載されています。
関連性とは、ユーザーが検索しているキーワードと一致する割合が高いかどうか、距離はユーザーが検索している場所から店舗の所在地までの距離、知名度はどれだけユーザーに広く知られているかを意味します。
視認性の高さは、その企業の知名度・認知度の高さのことです。今までは「知名度」と記載されていましたが、2021年に「視認性の高さ」へ名称が変更されました。名称は変わったものの、意味合いや評価基準はほぼ変わりないとされています。ネット上での知名度が高く有名な店舗・医院ほど高く評価されやすいでしょう。
ランキングを上げるために具体的にどのような対策を取ればよいのかは、Googleが開示していません。SEO対策においてもMEO対策においても同様です。
MEO対策が重要な理由
MEO対策が重要な理由として、スマホユーザーや地図アプリを利用する人が増えたことがあげられます。また、Google検索の表示順位が変動したのも、MEO対策が重要になった理由の一つです。
以下、MEO対策が重要な理由を3つご紹介します。
スマホユーザーが増加した
この10年間でスマホユーザーは劇的に増加しました。以前は若年層のみが使用していたスマホですが、現在では小学生から高齢者まで幅広い人々が利用しています。スマホユーザーが増加するとともに、地図アプリを利用する人も増えています。
MEO対策をして地図アプリ上で上位表示を獲得するのは、スマホを利用している老若男女にアプローチするために非常に重要です。
地図アプリの口コミで店舗・医院を選ぶ人が増えた
スマホユーザーと地図アプリの利用者が増えたことに伴い、地図アプリの口コミを見て店舗や医院を選ぶ人も増加しました。MEO対策には、よい口コミ投稿を増やすことも対策内容に含まれています。
よい口コミを増やすと、地図アプリで店舗や医院を選ぶ多くの人々から「このお店・病院なら信頼できそうだ」と感じてもらえるでしょう。認知度を高めるだけでなく、選ばれる理由を増やす観点でも、MEO対策は非常に大切です。
ローカルパックが最上位表示されるケースが増えた
ローカルパックとは、Google検索(通常のWeb検索)において表示されるGoogleマップの検索結果です。Googleマップの上位3位のみが、地図情報とともに表示されます。
ローカルパックは、以前まではGoogle検索の上位記事のあとに表示されていましたが、現在では最上位に表示されるケースが多くなりました。つまり、MEO対策を行えば、SEO対策を行うよりも上位に自社の情報を表示させられる可能性があるのです。
ローカルパックの表示順位が変動したことによって、より一層MEO対策の重要性が高まりました。
MEO対策を行うメリット
MEO対策を行うメリットは、無料で始められる点や、競合が少ない点があげられます。また、コンバージョンに繋げやすいこともMEO対策を行うメリットです。
以下、MEO対策を行うことで得られるメリットを8つご紹介します。
無料で簡単に始められる
MEO対策は、Googleビジネスプロフィールに無料で登録することで始められるので、SEO対策のようにWebサイト・コンテンツ・LPなどを準備する必要がありません。もし上位表示できればお金をかけずに集客に繋げることができるので、費用対効果が高いといえるでしょう。
上位表示までの期間が短い
MEO対策はSEO対策と比較すると、上位表示できるまでの期間が短い傾向にあります。
SEO対策は内部対策・外部対策を両方行い、Webサイト全体に施す必要があるため、一般的に効果が出るまで半年~1年ほどかかるといわれています。さらに、SEO対策ではGoogleのアルゴリズムが更新されて、せっかく行った施策を1からやり直さなければならなくなる可能性も0ではありません。
しかし、MEO対策は1週間~1か月ほどで効果を実感できることも多いです。MEO対策でもGoogleのアルゴリズムの更新がないとは断言できませんが、対策をしてから効果が出るまでの期間が短いため、SEO対策と比較すると効果を実感できる期間が長くなるでしょう。
競合が少ないため集客しやすい
MEO対策は、SEO対策やリスティング広告の運用などと比較すると認知度が低く、いまだ施策を行っていない店舗や企業が多数存在します。
MEO対策を行っていない店舗や企業が多いということは、競合が少なく上位表示しやすいということです。早めに対策を行うことで、より早く効果を発揮し、ノウハウも蓄積できるでしょう。
コンバージョンに繋げやすい
ローカル検索をするユーザーの意図は明確なので、SEO対策やリスティング広告と比較すると少ない手順で問い合わせや来店などのコンバージョンに繋げることが可能です。MEO対策ではGoogleビジネスプロフィールに住所や連絡先が記載されており、ユーザーに次の行動を促しやすいといえるでしょう。
MEO対策をしっかりと行ってローカル検索の上位に表示されれば、意欲の高いユーザーに効果的にアプローチできるのです。
ポータルサイト以上に費用対効果が高い
店舗ビジネスを行っている場合、飲食店であれば「ぐるなび」や「食べログ」、美容室であれば「ホットペッパービューティー」などのポータルサイトで集客を行う店が多いのではないでしょうか。ポータルサイトでは広告費や予約の際の手数料など、それなりにコストがかかるうえ、競合店舗と同列に表示されるため、ユーザーに比較検討されやすいデメリットがあります。
しかし、MEO対策を行って検索1位となれば、Googleビジネスプロフィールへの登録にコストは発生しないことに加えて、比較されるのは2位と3位の店舗のみとなり、より集客効果は高まるでしょう。
スマホユーザーに効果的にアプローチできる
スマホで検索をするユーザーの場合、PCで検索するユーザーより緊急度が高い可能性があります。
モバイル検索では、ローカル検索結果がファーストビューとして表示されるため、緊急度が高いユーザーに効果的にアプローチすることができます。MEO対策を行えば、スマホユーザーからの新規顧客獲得が容易になるでしょう。
詳細な情報を提供できる
Googleビジネスプロフィールにお店の詳細な情報を登録すると、Googleビジネスプロフィールを閲覧しているユーザーに情報発信することができます。支払い方法や営業時間なども詳しく記載しておくと、ユーザーの来店を促すことができるでしょう。
口コミを獲得できる
検索してお店を訪れたユーザーがよい口コミを投稿してくれた場合、その口コミを見た別のユーザーからの信頼を得られ、予約・来店に繋がることが期待できます。コツコツとよいサービスを顧客に提供していくことで、よい口コミを書き込んでもらえるように努力しましょう。
ただし、低評価コメントが投稿される可能性もあります。原則として口コミを消去することはできないので、悪い口コミを書き込まれないように気をつける必要があります。
また、口コミにはできるだけ早く返信しましょう。お店や会社の信頼度を測るときに、返信の内容やスピード感を参考にするユーザーも多いです。
MEO対策を行うデメリット
MEO対策を行う際には、いくつかのデメリットも存在します。特に、対策にかかる期間やリスクに関しては事前に把握しましょう。以下、MEO対策を行うデメリットを5つご紹介します。
効果が出にくいケースがある
地域や業種によっては、対策をしてもなかなか結果が出ないケースもあります。例えば、首都圏で競合があまりにも多い場合や、知名度の高い競合が周囲にある場合は、上位表示させるのが難しいでしょう。また、そもそもターゲットとなる人が多くない場合は、対策をしてもコンバージョンに繋がりにくいです。
さらに、MEO対策では「距離」も重要な評価指標になるため、SEO対策のように全国の人にアプローチできるわけではありません。商圏によって効果の出やすさが大きく異なるのは、MEO対策のデメリットといえます。
対策できる範囲が狭い
MEO対策は、SEO対策に比べると対策できる範囲が狭いのが現状です。SEO対策(自社サイトを上位表示させる対策)は、サイトコンテンツの制作やXMLマップの作成、被リンクの獲得など、幅広い対策によって上位表示を獲得できます。
しかし、MEO対策の場合はGoogleビジネスプロフィールで行える内容しか対策ができないので、他社と差別化しにくいです。使える機能はすべて使う、口コミを増やすためにSNSや自社サイトを活用するなどの対策を行いましょう。Googleビジネスプロフィール以外で行える対策もどんどん推し進める必要があります。
ローカルパックは上位3位までしか表示されない
ローカルパックは上位3位までしか表示されないことも、MEO対策のデメリットの一つです。ローカルパックとは、Google検索(通常のWeb検索)の検索結果において、Googleマップの上位店舗・医院が表示される機能です。ローカルパックに表示されると、GoogleマップだけでなくGoogle検索のユーザーにも自社の情報を見てもらえるので、より対策効果が大きくなるでしょう。
しかし、ローカルパックには上位3位までしか表示されないため、地域や業種によっては表示させるのが困難なケースも少なくありません。対策キーワードによって得られる効果が大きく変わることも、MEO対策のデメリットといえます。
悪い口コミを書かれると対策効果が下がる
MEO対策で、どうしても避けられないのが低評価の口コミです。人間が行うサービスであれば、何らかのミスは発生します。ミスに遭遇した人が悪い口コミを投稿すると、MEO対策をしても上位表示を獲得しにくくなり、効果が下がるでしょう。
どれだけMEO対策をしても、ささいなミスや配慮不足によって対策の効果が下がるリスクがあることも、MEO対策の大きなデメリットです。
ガイドラインに違反するとペナルティを受ける
Googleビジネスプロフィールのガイドラインに違反すると、ペナルティを受けて上位表示させるのが困難になるケースがあります。
具体的な違反行為は、以下のとおりです。
- ビジネス名に不要な情報を入れる(例「日本一!〇〇歯科」「〇〇クリニック 24H営業」)
- ハラスメントやヘイトスピーチ関連の投稿をする
- 口コミ投稿の強要やサクラ行為を行う
上記のような行為が横行しないよう、Googleではさまざまな方法で24時間Googleビジネスプロフィールの情報を監視しています。違反行為をしてペナルティを受けないよう、MEO対策を始める際には以下のガイドラインを確認しましょう。
参照元:Googleビジネスプロフィール ヘルプ「禁止および制限されているコンテンツ」
MEO対策を行うべき業種とは?
MEO対策は、全業種が行うべきものではありません。MEO対策をして大きな効果が見込める業種と、そうでない業種があります。
以下、MEO対策を行ったほうがよい業種を3つご紹介します。
飲食店
飲食店がMEO対策と相性がよい理由は「お店までの距離」が飲食店を探す際の優先度が高いためです。また、ユーザーの目線で考えると、Googleビジネスプロフィールの口コミ情報もお店に行くかどうかを判断するための基準とすることが想定できます。
ポータルサイトを使用するにはコストが高いと感じる場合や、WebサイトでSEO対策を施しながらコンテンツ作成や情報発信をして流入させるには手間がかかりすぎると思った場合は、適切なMEO対策を行ってGoogleマップからの集客を狙うのが望ましいでしょう。
美容室・サロン
2020年5月にHAIRLOG SPECIALがインターネットを通じて全国の20~50代の男女を対象に行ったアンケート調査によると、美容室やサロンを選ぶ決め手として「家や職場から近い」と回答した人が56%でした。お店までの距離の優先度が高い人たちをMEO対策で集客できれば、ポータルサイトなどへの広告費の節約にも繋がるでしょう。
病院・クリニック
多くの人が地域名と合わせて病院やクリニックを検索するので、MEO対策による効果は高くなります。来院を促進できることはもちろん、休診日・電話番号・駐車場の場所・口コミなど、患者が事前に情報収集したい内容をGoogleビジネスプロフィールに表示することができることも、メリットの一つといえるでしょう。
Googleマップに上位表示される仕組み
最初の項目で、Googleビジネスプロフィールのヘルプにはローカル検索結果のランキングは「関連性」「距離」「視認性の高さ」の要素を組み合わせて決定すると記載されていることに触れました。この仕組みについて、もう少し詳しくご説明します。
関連性
関連性では、検索キーワードとGoogleビジネスプロフィールに登録している情報の関連性が重要視されます。具体的には、タイトルや基本情報などに検索キーワードとなる地域名・業種・サービスを入力することが重要です。
距離
検索キーワードの地域名と設定した住所の距離が近ければ、優先的に上位表示されやすいです。
しかし、関連性や視認性の高さほど重要視されてはいません。
視認性の高さ
視認性の高さはオンラインとオフライン両方の知名度を指し、店舗や施設の名前・情報がブログやSNSでどれだけ言及されているかなどで判断されます。そのため、言及されやすい商品・サービス・接客を提供することが重要です。
MEO対策の上位表示するまでの手順
MEO対策は、正しい手順でやるべき業務を漏れなく行うことが大切です。対策できる部分をまんべんなく行うことで、効率よく短期間で上位表示を獲得できる可能性が高まるでしょう。
以下、MEO対策を行って上位表示させるまでの具体的な手順を5段階に分けてご紹介します。
Googleビジネスプロフィールに登録する
ローカル検索ではGoogleビジネスプロフィールへの登録情報をもとに検索順位が決まります。
まず、Googleビジネスプロフィールに登録しましょう。
Googleビジネスプロフィールに登録するためにはGoogleアカウントが必要となるため、Googleアカウントをもっていない人は先に作成しておきましょう。
Googleビジネスプロフィールでできること
Googleビジネスプロフィールでできることを、2つご紹介します。
- Googleマップに店舗の基本情報を掲載できる
Googleビジネスプロフィールでは、有料のサーバーを契約してウェブサイトを構築する必要なく、店舗の基本情報をインターネットに載せることができます。写真を登録することもできるので、店舗や会社の外観などを写真に撮って載せるとよいでしょう。
従来は、多くのユーザーに店舗や会社の情報を見てもらうために、ある程度のお金をかけてネット上にお店の情報をアップし、コツコツとサイト構築やSEO対策を行っていました。
それに対し、Googleビジネスプロフィールでは低コストでネット上に情報を載せることが可能です。工夫次第では、Googleマップの検索順位に上位表示することもできます。
- 「インサイト」機能でアクセス解析ができる
Googleビジネスプロフィールは無料のツールですが、インサイト機能によってお店の情報や投稿のページに訪れたユーザーのデータを詳しく知ることができる点も魅力です。有料ツールにも匹敵するクオリティでアクセス解析を行うことが可能です。
インサイトでは、自社の情報を見たユーザーのアクション・検索の種類・閲覧された回数・キーワードの種類・コンバージョンの数字などのデータを確認できます。良質な投稿を行うことも大事ですが、定期的にインサイト情報をチェックして分析することで、現在の施策をよりよいものに変えていくことも重要です。
キーワードを選定しGoogleビジネスプロフィールに盛り込む
ターゲットユーザーが検索しそうなキーワードを分析し、Googleビジネスプロフィール内のテキスト情報に自然に盛り込むことが、ローカル検索で上位表示するための一つのポイントです。
検索数の多いキーワードは有利となるので、SEO対策でも用いるGoogleキーワードプランナーやGoogleトレンドなどを活用してもよいでしょう。検索ボリュームがある程度多くて競合が少ないものが理想なので、さまざまなキーワードを想定して試してください。
MEO対策ではGoogleビジネスプロフィールにおける「情報」の項目を100%埋めることも上位表示するためには大切なポイントなので、正確にすべて記載しましょう。
口コミ対策を行う
Googleは、店舗側が操作することのできない口コミは正しい情報と判断するため、口コミの管理と口コミへの返信は非常に重要です。
まずは、口コミの数を増やすためにSNS・メール・チラシなどで積極的にアピールしましょう。簡単に口コミを投稿するためのQRコードを設置することや、口コミの投稿キャンペーンなどを行うことも有効な施策といえます。
口コミが増えてきたら一つひとつ丁寧に返信しましょう。返信するとよい印象与えるだけではなく、店舗の雰囲気なども伝わりやすくなります。ポジティブな口コミだけに返信するのではなく、ネガティブな口コミには素直に謝罪し改善策を伝えるなど、誠意をもって対応しましょう。
写真を投稿する
Googleビジネスプロフィールには「写真」「動画」「Googleストリートビュー」を掲載することができます。ユーザーからの写真や動画の投稿が多いと人気だと評価され、上位表示されやすくなるのです。
店舗側からも「内装」「外観」「メニュー」「商品」などに分けて写真を投稿することができます。ユーザーの来店を促進するためにもクオリティの高い写真を選びましょう。また、Googleストリートビューの店内版もユーザーの目を惹くコンテンツです。なるべく画質のよいデータをアップロードしましょう。
SNSを活用する
知名度を上げるためには、SNSの活用は欠かせません。また、MEO対策と並行してSNSマーケティングを行うことで、Webマーケティングとしての相乗効果も期待できるでしょう。ユーザーにとって有益な情報を発信し続けることができれば、より多くの集客に繋がります。
NAPを統一させる
NAPとは、Name Address Phoneの略で、Nameは店舗や会社の名前、Address は住所、Phoneはその名のとおり電話番号のことです。表記ゆれをなくす、電話番号の市外局番の書き方を統一するなど、一貫性のあるNAP情報を設定しましょう。
また、NAPに記載するものは公式の表記にしてください。検索されやすくするために、むやみにキーワードを記載することは逆効果です。
Googleの検索エンジンは、ネット上にその店舗や会社の情報がどれだけ載せられているかを上位表示する判断基準の一つとしています。NAP情報の表記が統一されていないと、Googleはそれぞれ別のビジネスであると認識する可能性があります。ネット上に多くの情報を載せることができていたとしても、別のビジネスだと認識されると上位表示されにくくなるのです。
常に最新の情報を掲載する
Googleビジネスプロフィールに古い情報が残っていると、トラブルや順位低下の原因になります。特に、営業時間はトラブルに繋がりやすいので、変更があるたびに更新しましょう。
また、投稿機能に古い取扱商品やサービスが残っている事例も散見されるので、注意が必要です。定期的なチェックとともに、営業時間やサービスに変更があった際にもすべてチェックを行うなど、徹底した管理体制を構築しましょう。
自社サイトのSEO対策と関連付ける
MEO対策は、Googleビジネスプロフィールの設定だけで完結するものではありません。自社サイトを上位表示させるためのSEO対策と関連付けると、効率よく上位表示を獲得できます。自社サイトがGoogleから高く評価され、ネットユーザーからの知名度が高まると「視認性が高い」と評価されるためです。
自社サイトのSEO対策を行ってネット上の知名度を高めつつ、MEO対策も行って、相互に上位表示が安定して獲得できる体制を整えましょう。
サイテーションを集める
サイテーションとは、外部のサイトやSNSで自社の会社名やサイト名、ブランド名などについて言及されることです。サイテーションを獲得すると「視認性が高い」と評価され、検索上位を獲得しやすくなります。
サイテーションを獲得するには、自社のオリジナルコンテンツ(独自アンケートの結果や、患者様の体験談を掲載するなど)を自社サイトに投稿するのが効果的です。また、SNSアカウントを運用することも、サイテーションの獲得に役立ちます。
ガイドライン違反の施策を行うMEO会社に注意
Googleのサービスにはそれぞれガイドラインが設けられており、Googleビジネスプロフィールにもガイドラインが存在します。ガイドラインの違反や不正行為があったと見なされると、Googleビジネスプロフィールのステータスが「停止中」となる場合や、Googleアカウントが無効化される場合があるのです。
具体的なガイドライン違反の内容は、以下のとおりです。
- 店舗の名前以外の情報をビジネス名に含める
- MEO対策会社が口コミを代行する
- 過度に広告する
口コミを増やすのは手間と時間がかかるため、口コミ代行を利用するようすすめるMEO対策会社が存在します。ペナルティの対象となる行為のため、ガイドラインを遵守したMEO対策を心がけましょう。
まとめ
MEO対策とはマップエンジン最適化を意味します。場所によって検索結果が異なるローカル検索では、Googleビジネスプロフィールへの登録情報をもとに検索順位が決まることが分かりました。
MEO対策はまだ認知度が低いため、積極的に取り入れている企業や店舗が少ないです。費用対効果が大きいので、早めに施策を行うことでより集客効果を高めることができます。
飲食店・美容室・病院など拠点をもって行うビジネスとの相性がよく、新規顧客の獲得などに効果が期待できるでしょう。効果が出るのも早いのでMEO対策をしっかりと行い、より大きな集客へと繋げてください。