時間をかけて記事を書いても、SEO対策が何も行われていなければ残念ながら上位表示することは難しいでしょう。Webサイトを運営するうえでSEO対策は必須です。
今回は、Google検索で上位表示させるためのSEO対策について詳しく解説します。本記事を参考に、SEO対策の基本について学びましょう。
目次
SEOとは？
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化のことです。Webサイトを検索結果の上位に表示させ、検索流入を増やす施策をSEO対策とよびます。
SEOに関する知識がない状態でWebサイトを作成すると、Googleから評価してもらえず、上位表示されないどころか検索結果にさえ登録されない（インデックスされない）こともあります。Web担当者はSEOに関する知識を付け、Webサイトの運営を行うことが重要です。
SEO対策のメリット・デメリット
SEO対策のメリット・デメリットを把握しないまま取り組むと、自社の方針とずれることがあります。自社のWebサイトでSEO対策に取り組む前に、メリット・デメリットを把握しましょう。
SEO対策のメリット
SEO対策のメリットは、以下の3つです。
- 費用対効果が高い
- 購買意欲の高いユーザーにアプローチできる
- コンテンツが資産となる
それぞれ解説します。
費用対効果が高い
リスティング広告などを活用すると1クリックされるたびに一定の金額を支払う必要がありますが、SEOで上位表示に成功した場合は何度クリックされても一切費用がかかりません。定期的なメンテナンス（リライト）のみで、費用をかけずに長期的に集客できるのは大きなメリットといえます。
上位に表示させるまでに労力・時間をかける必要はありますが、SEO対策は中長期的に見て費用対効果の高い施策といえるでしょう。
購買意欲の高いユーザーにアプローチできる
ユーザーが購買行動を取るまでのモデルとして「AISAS」というモデルがあります。AISASとは、Attention（注意）→Interest（関心）→Search（検索）→Action（購買）→Share（情報共有）の頭文字を取った単語です。
注目するべきなのは、購買行動を起こす直前にSearch（検索）行動を取ることです。多くのユーザーが、欲しい商品を購入する前に検索行動を行います。Googleの検索窓でキーワードを入力して検索したユーザーは「購買意欲の高いユーザー」と考えられるでしょう。SEOで上位に表示していれば、購買意欲の高いユーザーにアプローチできるのです。
コンテンツが資産となる
検索意図に沿った良質なコンテンツを作成し続けることで、サイト全体のSEO評価が上がり上位に表示されやすくなるため、顧客にアプローチするための資産となります。新規記事の追加だけでなく、作成した記事をリライトすることも大切です。バランスよく行いましょう。
SEO対策のデメリット
SEO対策のデメリットは、以下の2つです。
- 効果が出るまでに時間がかかる
- Googleアルゴリズムのアップデートによる順位変動がある
それぞれ解説します。
効果が出るまでに時間がかかる
SEO対策を行ったからといって、すぐに効果は出ません。キーワードにもよりますがアクセスが見込めるキーワードの場合、上位表示まで最低でも半年、長くて1年以上かかるケースが多いです。そのため、短期的に集客をしたい場合には向いていない施策といえます。あくまで中長期的なWebマーケティングであることを認識しましょう。
Googleアルゴリズムのアップデートによる順位変動がある
Googleは、より精度の高い順位付けを行うためにアルゴリズムを定期的にアップデートしています。大規模なアップデートが行われると、これまで上位表示されていたサイトの順位が急に下降することもあるのです。
SEOだけに依存した集客はリスクが高いためWeb集客のうちの一つの手段として考え、リスティング広告やSNS運用などのほか施策も取り入れましょう。
Google上位表示の基礎知識
Google検索において上位を獲得するためには、さまざまな知識を身に付ける必要があります。基礎となる知識が身に付いていないと、効率よく上位表示を獲得できません。また、ガイドラインに違反する原因や、根拠なく対策を進めてしまう原因にもなるので注意しましょう。
以下、Google上位表示の基礎知識となるガイドラインやE-E-A-T、検索順位が決まる仕組みなどを詳しく解説します。
Googleのガイドライン
Googleガイドラインとは、各Webサイトの評価基準や、ペナルティの対象となる事項などをまとめたものです。サイト全体に関する内容から、特定のコンテンツに関する内容、品質に関する事項などがまとめられています。
Google検索で上位を獲得するためには、ペナルティを受ける行為をせず、より高い評価を得られるように対策する必要があります。SEO対策では、ガイドラインに沿ったサイト設計やコンテンツ制作をすることが非常に重要なのです。SEO対策をする際には、SEOに関するページに一通り目を通しましょう。
参照元：Google検索セントラル「Google 検索に関するドキュメントを確認して、サイトの SEO を向上させる」
Googleが重要視する評価基準「E-E-A-T」
Googleが重要視する評価基準にE-E-A-Tがあります。E-E-A-Tとは評価基準のそれぞれの頭文字を取った単語で、以下4つの評価基準を表します。
- Experience（経験）
- Expertise（専門性）
- Authoritativeness（権威性）
- Trust（信頼）
参照元：Google「General Guidelines」
それぞれ詳しく解説します。
Experience（経験）
Experience（経験）は、経験を用いたコンテンツかどうかを評価するものです。例えば、歯のホワイトニングに関するコンテンツであれば、実際にホワイトニングをしている人が作成したコンテンツのほうが高く評価されやすいといえます。受験に関する記事であれば、実際に対象の学校を受験した経験がある人が執筆した記事のほうが評価が高くなりやすいでしょう。
経験を活かしたコンテンツかどうかが、E-E-A-Tの1つ目であるExperienceの意味です。体験談や失敗談などを含んだコンテンツだと、Experienceが高く評価されます。
Expertise（専門性）
Expertise（専門性）とは、コンテンツに関する専門性があるかどうかを判断する基準です。先ほどの歯のホワイトニングで例えると、ホワイトニングの施術ができる医師が執筆したコンテンツの場合Expertiseが高く評価されます。受験で例えると、塾講師や大学教員などが執筆したコンテンツの評価が高まりやすいでしょう。
統一されたテーマで執筆されており、専門的な詳しい情報が網羅されているコンテンツだと高く評価されます。
Authoritativeness（権威性）
Authoritativeness（権威性）とは、第三者からの評価や社会的認知度などを表す評価基準です。
SNSで引用されている、さまざまなWebページでリンクが貼られているなどが評価に影響します。運営者が社会的に高く評価されている場合も、評価が高まりやすいでしょう。
Trust（信頼）
Trust（信頼）とは、Webページや運営者の信頼性を示す評価基準です。以前はTrustworthiness（信頼性）でしたが、Trustへと改定されました。
ほかのWebページの内容をコピーしていないか、SSL化されているか、運営者や運営企業の情報が開示されているかなど、安全性に関わる点が評価の対象です。
Googleの検索順位が決まる仕組み
Googleの検索順位が決まる仕組みは、以下の3つです。
クローリング
クローリングとは、クローラーがWebサイトを巡回することを指します。GoogleにはGooglebot（グーグルボット）という自動プログラムがあり、Googlebotが「クローラー」とよばれています。
Googleの検索結果に自社のWebサイトを表示するには、クローラーに自社のWebサイトを巡回（クローリング）してもらう必要があるのです。
インデックス
インデックスとは、クローラーが収集した情報をGoogleに登録することを指します。
クローリングによって認識されたサイトは、インデックスするかどうかをGoogle側で判断されます。インデックスされて初めて、Googleの検索結果ページに表示されるようになるのです。
ランキング
ランキングとは、Googleが順位付けを行うことです。
GoogleのランキングはGoogle独自のアルゴリズムによって決まり、評価基準はタイトル・コンテンツ内容・文字数・被リンク数などを含む200以上に及びます。
SEO対策の主な３つの施策
次に、SEO対策の内容について解説します。主なSEO対策は、以下の3つです。
- コンテンツSEO
- 内部対策
- 外部対策
それぞれ解説します。
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、いわゆる読み物系の記事やニュース記事などのコンテンツを活用して、上位表示を獲得する手法です。SEO対策においては特に重要な施策といえます。
コンテンツSEOでは、タイトルや見出し、本文に対策キーワードを盛り込むこと、最後まで読んでもらえるような密度の濃い内容にすることが非常に重要です。コンテンツSEOを行って特定のページが上位表示されると、サイト全体のPV数が上がりやすくなる、ドメインの信用度が高まり上位表示を獲得しやすくなるなどのメリットがあります。
内部対策
内部対策とはコンテンツの内容や内部リンクなど、Webサイト内で行う施策のことです。Googleが検索順位を決めるうえで、最重要評価項目としてあげているのは「被リンク」と「コンテンツ」です。そのため、コンテンツの質を上げることは上位表示を獲得するうえで必須といえます。
内部リンクを適切に設置することで、サイト全体の評価が上がりユーザーの利便性も向上するため、定期的に内部リンクの見直しを行いましょう。
外部対策
外部対策とは、外部のサイトからのリンク「被リンク」を集めることです。上述しましたが「被リンク」は検索順位を決めるうえで最重要評価項目となっているため、被リンクを集めることは非常に大切です。
ただし、自作自演の被リンクやスパムサイトからの被リンクは、ペナルティを受ける可能性があるので十分に注意しましょう。
Googleで上位表示させるための具体的施策
Googleで自社サイトのページを上位表示させるためには、さまざまな施策を打つ必要があります。
以下の項目では、Googleで上位表示させるための具体的な施策を詳しく解説します。これからSEO対策をしようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
コンテンツSEOの具体的な施策
コンテンツSEOを行う際には、どのような検索キーワードで上位表示させるかを決めて、適切にコンテンツを制作していく必要があります。また、機械的に制作するのではなく読み手を考えながら制作するのも大切なポイントです。
対策キーワードを選定する
コンテンツSEOにおいて欠かせないのが、対策キーワードの選定です。そのコンテンツをどの検索キーワードにおいて上位表示させたいかが決まっていないと、コンテンツは制作できません。自社サイトに関連があるキーワードや、ターゲットとなる消費者が検索しそうなキーワードを探しましょう。
タイトルや見出しに対策キーワードを入れ込む
対策キーワードは、タイトルや見出しに入れ込みましょう。タイトルや見出しに対策キーワードが入っていないと、キーワードに関連したコンテンツなのかどうかをGoogleが判断できません。
ただし、無理矢理キーワードを入れ込むことは避けてください。あくまでもユーザーが読みやすく、かつ検索エンジンからも認識してもらえるように入れ込みましょう。
関連情報を網羅する
対策キーワードのみならず、関連する情報も盛り込みましょう。具体的には、サジェストとよばれる関連キーワードや、共起語とよばれるワードから関連しそうな情報を探します。
サジェストとは、特定のキーワードで検索する際によく用いられる単語の組み合わせです。Google検索をする際、検索窓の下側に予測が出てくるのを目にしたことがあるのではないでしょうか。そこに表示されるのがサジェストです。共起語は、その検索キーワードにおいて上位表示されているコンテンツによく登場するキーワードです。
サジェストや共起語を調べると、対策キーワードに関連してよく調べられる事項を把握でき、より情報量の多いコンテンツを制作できるでしょう。サジェストや共起語は「ラッコキーワード」や「ruri-co」などのツールを活用して調べるのが一般的です。
検索意図に沿ったコンテンツを作成する
検索意図とは「ユーザーがどんな意図で検索したか」を意味します。検索意図の具体的な分類は、以下の3つです。
- ナビゲーショナルクエリ：特定のサイトに行くために検索する
- トランザクショナルクエリ：通販や問い合わせなど特定の行動をするために検索する
- インフォメーショナルクエリ：何らかのやり方や情報を調べるために検索する
Googleは、検索意図に沿ったコンテンツを上位に表示する「RankBrain」というアルゴリズムを導入しています。上位に表示させたければ検索意図に沿ったコンテンツを作ることが必須です。
検索意図を調べる方法は、以下の3つがあげられます。
- 上位に表示されているサイトの内容を参考にする
- サジェストキーワードを参考にする
- Yahoo!知恵袋などを参考にする
上位に表示されているということは、RankBrainによって検索意図に沿ったコンテンツであると認められたサイトということです。積極的に参考にしましょう。
ただし、マイナーなキーワードの場合は検索意図と上位サイトの内容がずれていることがあります。検索意図と上位サイトの内容がずれている場合、複合キーワードとなるサジェストキーワードやYahoo!知恵袋を参考にすると、ユーザーの深い悩みやニーズを理解できるでしょう。
読みやすい文章にする
どれだけのツールを活用して対策しても、ユーザーが読みにくいと感じるようなコンテンツだと、読みやすく満足度の高いコンテンツには勝てません。
ツールを用いてキーワードを選定することや、どのような関連情報を盛り込むかを検討することも大切ですが、基礎となるのは「文章の読みやすさ」です。SEO対策のテクニックにこだわりすぎず、最後までスラスラと読める文章を執筆しましょう。
内部対策の具体的な施策
内部対策ではURL構造やXMLマップなど、サイトの構造を最適化する施策を講じます。さまざまなWebページを調査するクローラーに、自社のWebサイトをスムーズに巡回してもらえるようにする施策が内部対策です。
コンテンツSEOに比べると、専門的な知識を必要とする作業も多いでしょう。そのため、SEO対策専門の業者に依頼するケースも少なくありません。
クローラーが巡回しやすいようにする
クローラーが巡回しやすいサイト構造にすることは、内部対策のなかでも重要かつ難解なものです。ツールを活用する、専門業者に依頼するなど、効率よく対策を進めましょう。
具体的な対策は、以下のとおりです。
- XMLマップを作成する
- サイトの階層をシンプルにする
- パンくずリストを設定する
- robot.txtは不要なら削除する
XMLマップというサイトの地図を作成する、サイトの構造をシンプルにするなどを行ってクローラーが巡回しやすいようにすると、サイトの全ページが適正に評価してもらえます。XMLマップの作成ツールや、サイト構造の可視化ツールなどを活用しながら対策しましょう。
検索インデックスを最適化する
検索インデックスは、クローラーが巡回した調査結果をまとめたものです。自社サイトの情報がインデックスされていない場合は、まだGoogleにサイトが認知されていないことになります。
クローラーにサイトの情報を正しく読み取ってもらうために、以下の施策を講じて、適切にインデックスされるようにしましょう。
- タイトルを最適化する
- 見出しタグを設定する
- ディスクリプションを設定する
- alt属性を設定する
- URLを正規化する
- 構造化マークアップをする
タイトルの最適化や見出しタグ、alt属性の設定は通常のWordPressでも行えます。メタディスクリプションの設定もプラグインを使えば行えるので、ぜひ実践してください。
ユーザビリティを改善する
ユーザーが閲覧しやすいようにすることも、内部対策の一つです。スマホで閲覧しやすいようにする、リンク切れをなくすなどの対策がユーザービリティの改善に繋がります。
- 404エラーのページを設定する
- 読み込み速度を改善する
- 文字サイズを調整する
- スマホでも閲覧しやすくする
Googleは、2020年9月からすべての検索結果を「MFI（モバイルファーストインデックス）」にすると表明しています。MFIは、モバイル用サイトを調査したうえでインデックスを作成し、検索結果を決定するということです。スマホに対応していないサイトは、検索上位を獲得することが困難になっているので早急に対応しましょう。
外部対策の具体的な施策
外部対策では、サイトの外部から信頼を得て評価を高めるための施策を講じます。コンテンツSEOの項目で記載した内容と重なるものも多くあります。
外部対策の具体的な施策として、サイテーションや被リンクの獲得などがあげられるでしょう。外部対策の主な施策は、以下のとおりです。
サイテーションを獲得する
サイテーションとは、ほかのサイトやSNSから言及されることを指します。リンクを記載する必要はなく、サイト名や会社名、ブランド名などが書かれていればサイテーションと認識されます。
サイテーションを獲得するためには、サイトだけでなく各種SNSも運用していく必要があるでしょう。SNSを運用すれば、さまざまなSNSユーザーの目に触れやすくなり、サイテーションも獲得しやすくなります。
被リンクを獲得する
外部施策のメインとなるのは、被リンクの獲得です。被リンクを獲得するためには、自分のサイトにリンクを貼りたいと思ってもらう必要があります。被リンクを獲得しやすいサイトの特徴は、以下のとおりです。
- コンテンツが充実している
- 根拠となる一次情報が取り入れられている
- 冗長な表現が少なく分かりやすい
- SNSのシェアボタンが設置されている
- 権威性がある
被リンクは上位表示に効果があるだけでなく、Webサイトへの訪問者の増加にも繋がります。良質な被リンクを獲得することはWebサイト運営において非常に重要なので、被リンクを獲得できるよう日々サイトのクオリティを上げましょう。
SEO対策の分析ツール
SEO対策を行ううえで分析ツールは必須といえます。分析ツールがなければ、SEO対策を施しても、効果検証ができません。おすすめの分析ツールは、以下の3つです。
- Google Search Console
- Google Analytics
- Ubersuggest
それぞれ解説します。
Google Search Console
Google Search Consoleは、Googleが無料で提供しているツールです。
Google Search Consoleを使えば、主に以下の分析が可能です。
- 検索クエリ
- 掲載順位
- 表示回数
- クリック数
- クリック率
- インデックスの状況
- リンク状況の確認
- サイトの問題点
多くのWeb担当者がGoogle Search Consoleを利用しており、SEO対策において必須のツールとなっています。無料なので必ず利用しましょう。
Google Analytics
Google Analyticsも、Google Search Console同様にGoogleが無料で提供しているツールです。Google Search ConsoleがWebサイト自体を分析するツールであるのに対し、Google Analyticsはアクセスユーザーの情報を分析するツールとなります。
Google Analyticsでは、主に以下の分析が可能です。
- ユーザーの基本属性
- ユーザーがどこから来たか
- サイト内でのユーザーの動き
- リアルタイムの状況
- Webサイトの成果
Google Search Consoleと連携することで、検索クエリの確認もできます。Google AnalyticsもSEO対策において必須の分析ツールなので、必ず利用しましょう。
Ubersuggest
Ubersuggestは月額2,999円から利用でき、SEO対策に役立つ機能が数多く備わっています。
Ubersuggestでは、主に以下の分析が可能です。
- キーワードの月間検索数
- キーワード候補
- SEO難易度
- クリック単価
- ドメインパワー
- 被リンク
Ubersuggestはキーワード選定に役立つだけでなく、競合サイトの分析もできる優れた分析ツールです。SEO分析ツールのなかでは比較的安価なので、初めて有料のSEO分析ツールを利用する方に適したツールといえるでしょう。
SEO対策を外注する場合にかかる費用
SEO対策を外注化する場合の料金体系は、以下の3つです。
- 成果報酬型
- 月額報酬型
- 一括支払い型
それぞれ解説します。
成果報酬型
成果報酬型は、打ち合わせの際に決めた目標が達成された場合に料金が発生するシステムです。多くの場合、目標とするキーワードが検索結果の10位以内にランクインした日数から料金を算出します。
10位以内を獲得した場合の料金は固定ではなく、順位によって支払い料金が異なるのが一般的です。業者によって料金が異なるので、契約する際は料金の仕組みをしっかり確認しましょう。
月額報酬型
月額報酬型は、成果に関係なく固定の料金を月々支払うシステムです。料金体系がわかりやすく、予想外のコストがかからない点がメリットといえます。
月額報酬型は、契約期間の縛りがある場合や、途中解約の際に解約金が発生することがあります。契約期間や解約金については契約前に確認しましょう。
一括支払い型
一括支払い型は、契約金額を一括で支払うシステムです。月額報酬型と同様に、予算の見通しが立てやすいことがメリットでしょう。
しかし、一括で大きな金額を支払うことになるので、契約する際は業者の良し悪しをしっかり見極める必要があります。検索順位を保証すると謳っている場合や、強引な営業を仕掛けてくる場合は悪質なSEO対策会社である可能性が高いので、契約しないでください。
まとめ
今回は、SEOの概要や上位表示のための施策、おすすめの分析ツールなどを詳しく解説しました。
Webサイト運用の基礎が詰まった記事となっているので、特にWeb初心者の方は何度も読み返して理解し、ぜひ自社のWebサイト運用にお役立てください。