【2023年最新】MEO対策会社の営業トーク、ウソとホントを見極めよう!

白い仮面を持ったビジネスマンが電話をしている

MEO対策はローカル検索において上位表示されることを目的としており、特に地域密着型のビジネスである飲食店や病院などにおいては必要不可欠なWeb対策となっています。それに伴い、MEO対策を代行する会社が急増し、営業マンが電話や飛び込みで営業を行うケースも増えています。営業マンから「必ず上位表示させます」「よい口コミを集めますよ」などと魅力的なセールストークを聞かされますが、果たしてそれを鵜呑みにしてしまってよいのでしょうか。

今回の記事では、MEO対策会社の選び方や営業マンの営業トークからその会社の質を見極める方法についてご紹介します。

目次

MEO会社の見極め方

都心のビル群とネットワーク環境

まずはMEO対策会社の見極め方についてご紹介します。実績や料金形態は、その会社のWebサイトなどで調べることができますので、セールストークだけを信じるのではなく自分でも調べるようにしましょう。

実績はあるか

MEO対策会社の多くは、自社のWebサイトに過去の実績を掲載しています。実績の数だけではなく、具体的な成果や得意とする業種についても確認しておきましょう。特に病院や歯科医院といった医療系の業種は、高い信頼性が求められ医療広告ガイドラインに則った広告作成が必要になることから、医療系において豊富な実績があるMEO対策会社を選ぶと安心です。

それに加え、契約先の店舗や医院が分かるのであれば、Googleビジネスプロフィールで検索し実際に上位表示されているか、Googleビジネスプロフィールの情報は充実しているか、違反行為はないかをチェックしましょう(違反行為については後ほど詳しくご紹介します)。

料金体系は明確か

MEO対策の料金体系は大きく分けて「月額固定型」と「成果報酬型」の2種類があります。その特徴とメリット・デメリットは以下のとおりです。

課金条件 メリット デメリット
月額固定型 ・毎月決まった料金を支払う ・ほかの業者と比較がしやすい
・毎月費用が決まっているので予算を決めやすい
・成果が出なくても料金を支払わなくてはならない
・成果報酬型より途中解約の条件が厳しいプランが多い
成果報酬型 ・成果が出た日数(一般的には上位3位以内に表示された日数)に応じて料金を支払う ・月額の上限が設けられている場合が多い ・無駄な出費を抑えることができる
・月額固定型より途中解約がしやすい場合が多い
・場合によっては月額固定型より高くなる場合がある
・効果測定の方法によっては実際には成果が出ていないのに支払いをしなければならないことがある(後述)

このように、月額固定型と成果報酬型にはそれぞれメリットとデメリットがあり、一概にどちらがよいとはいえません。MEO対策会社によっては両方のプランを用意しているところもあるため、双方の特徴を踏まえたうえで、予算やサービス内容を比較しながら選ぶことが大切です。

また、MEO対策会社によっては初期費用やオプション料金がかかる場合があります。想定外の出費ということにならないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。

順位チェックツールによる分析は行っているか

MEO対策の基本はGoogleビジネスプロフィールの充実化ですが、それだけなら自店舗や自院で行うことは十分可能です。MEO対策会社に依頼する大きなメリットとして、効果測定や分析を任せられるという点がありますので、その点をしっかり行える対策会社を選ぶことが重要です。Googleが提供する無料の分析ツール「インサイト」を利用することもできますが、MEO対策会社の中には独自の順位チェックツールを用いて、より深く多面的に分析を行うところもあります。それによって、より的確な改善策の提案が可能になります。

また、独自の順位チェックツールを所有するためには、GoogleのAPIを利用するためにGoogleアカウントを数百以上所持することが条件となります。独自の順位チェックツールを所有しているということは、それだけ取引先が多い、つまり実績があることの証明になるともいえます。MEO対策会社を選ぶ際には、どのような順位チェックツールを用いて分析を行うかも確認しておきましょう。

ただし、独自の分析チェックツールを利用する場合は、追加料金が必要になることもあるため注意が必要です。

改善案を出せるか

順位チェックツールを駆使してさまざまな分析を行えたとしても、それを元にした改善ができないのでは意味がありません。分析結果から、自店舗や自院の強み・課題・ユーザーのニーズや不満を読み取り、改善案を出すことができるかという提案力も重要です。

契約前のセールストークの時点で、一方的にトークを展開し、こちらの話を聞いていなかったり、自店舗や自院の業種やMEOについての最新情報を把握していない営業マンを送り込む会社は、提案力の面でも期待はできないでしょう。

チャットや対面でのサポートがあるか

MEO対策会社によっては、対策のやり方やコメントの返信方法、投稿機能の活用などについて、チャットや対面でサポートしてくれる場合があります。

MEO対策を通して集客をするためには、店舗・医院側の取り組みもとても大切です。MEO会社がビジネスオーナー側の取り組み方をサポートしてくれれば、さらに効率良よく集客が行えるため、こうしたサポートの有無は非常に重要でしょう。 また、サポートがしっかりしているMEO対策会社はコミュニケーションが取りやすく、MEO対策がスムーズに進みやすい可能性が高いといえます。信頼関係の構築という観点からも、サポート体制の充実度は大切なチェックポイントです。

悪質なMEO営業・業者に注意!

仮面を後ろに隠した人がビジネスマンに物を渡している

MEO対策は比較的新しいWeb対策であり、ノウハウやルールが明確に設定されていないのが現状です。新規参入の業者も多く、中にはMEO対策の知識がなかったり、あえて不正行為を行なったりする質の低い業者も存在しています。そのような業者に関わってしまうと、無駄に報酬を支払ったりGoogleからのペナルティを受けてしまったりすることもありえます。

悪質な業者が行いがちな不正行為について詳しく解説します。

情報が提供されない

オーナーは自社のGoogleビジネスプロフィールについて、ビジネスリスティングの表示回数やクリック数など、ユーザーがビジネス情報をどのように利用しているかを知る権利があります。

運用を任せたからといって、そのような大切な情報の提供を行わないのは不正行為に当たります。

上位表示を確約する

「MEO対策を任せてもらえたら、3位以内の表示をお約束します」と謳う業者は多いですが、これも不正な行為です。表示順位はGoogleが設定した独自のアルゴリズムに沿って決まるため、業者が操作できるものではありません。もし本当に3位以内の表示が確約されると言うのであれば、対策内容もしくは効果測定法に問題がある場合が多いです。そのような業者に依頼すると、成果報酬を不当に請求されるだけではなく、場合によってはGoogleによりアカウントを締結させされてしまう危険性があります。

ただし、MEO対策会社の中にはMEO対策と併せてローカル検索広告の運用を請け負うところもあります。ローカル検索広告は課金設定を適切に行えば、高確率で上位表示させることが可能です。特にGoogleマップ上で上位表示されることが重要となる飲食店・病院・歯科医院では、ローカル検索広告との併用も検討してみてもよいでしょう。

不適切な効果測定を行う

ローカル検索の結果は日時や場所によって大きく変化するため、厳密なルールに則って効果測定を行わなければなりません。

悪質な業者がよくやる手として、自店舗や自院の所在地を基準に検索行動を行うというものがあります。ローカル検索は検索地点からの距離が近ければ近いほど上位表示されやすくなるため、所在地を基準に検索すると必ずといっていいほど上位に表示されます。それをキャプチャして成果報酬を請求するというわけです。本来の成果が出ていないにも関わらず、報酬だけを支払い続けてしまうことになりますので注意が必要です。

Googleの関係者であると主張する

営業電話などで「Googleの社員(もしくは関連会社や代理店)である」と主張する営業トークは信用すべきではありません。MEO対策会社がGoogleもしくはGoogleと関係があるケースはまずあり得ません。

MEO対策は検索順位の向上を目指すものですが、Googleの関係者が企業に直接、検索順位についてアドバイスすれば、サービスの中立性が確保できなくなります。特定企業を優遇すれば、ほかの企業からクレームが来ることは避けられないため、検索順位に関わるハイリスクな行いはしないでしょう。このように、Googleの関係者がMEO対策について個別にアドバイスすることはほとんどないので、関係者であると主張する場合は、取引を控えたほうが無難です。

許可なしにビジネス情報を編集する

例え運用を依頼したとしても、代行会社がオーナーの許可なしにビジネス情報を編集したり削除したりすることはできません。許可なしにビジネス情報が書き換えられていた場合は、即座に契約終了を検討したほうがよいでしょう。

特に注意したいのは、店名・医院名の変更です。「歯医者 ホワイトニングが得意」「歯科クリニック 審美歯科ならおまかせ」など、実際の名前とは関係ない文言を入れるのはガイドライン違反で、ペナルティを受ける可能性があります。また、そのほかの機能でも無闇に対策キーワードを記載しようとするのは、よい対策とはいえません。許可なくビジネス情報を変更された場合には、途中解約を検討しましょう。

合意した料金以外の請求をする

悪質な業者は、契約を結んだ後にオプション料金やサービス費用として合意した料金以外の請求をする場合があります。契約時には必ず正確な契約書を交わすようにしましょう。

よくあるケースは、順位計測の条件を明確にせず、成果報酬という名目で追加料金を請求されるといったものです。検索順位は、検索したユーザーの現在地や、検索キーワードの細かな違いで大きく変わります。極端にいえば、店名・医院名をそのまま入力すれば、当然1位にその店舗・医院が表示されるのです。どのような検索条件で順位を計測するかが明確でないと、成果報酬額が膨れ上がる可能性があるので、注意しましょう。

Googleビジネスプロフィールのガイドラインに違反した行為を行う

MEO対策会社の中には、結果を出すためにGoogleビジネスプロフィールのガイドラインに違反した行為を行う場合があります。特に多く見られるのが以下の2点です。

【1】店名にキーワードを入れる

ローカル検索ではキーワードとの関連性が高いほど上位に表示されやすくなります。そのため、対策キーワードを店名に入れて上位表示させようとする業者も少なくありません。

例えば、名称が「〇〇歯科医院」であるにも関わらず「土日も開業!△△駅から徒歩5分 〇〇歯科医院」などと表記することが該当します。ほかにも、出店先情報やアスキーアートのような無意味な文字列なども禁止されています。このような行為はスパムであると認識されますので、決して行ってはいけません。

【2】不正によい口コミを集める

報酬を提示するなどして恣意的によい口コミを集める行為も禁止されています。MEO対策会社の中には有料でよい口コミを書くことをセールスポイントにしているところもありますが、決して依頼してはいけません。上記のような違反行為を行うと、Googleビジネスプロフィールの削除やGoogleアカウント停止といったペナルティを受ける場合があります。

違反行為を提案する業者には2通りあります。1つは、違反と知りながらあえて行っている場合で、もう1つは違反行為と知らずに行っている場合です。いずれにせよ質の悪い業者ですので、関わらないようにしましょう。Googleビジネスプロフィールのサポートを第三者に依頼する場合の注意事項については、公式サイトにて詳しく説明していますので、併せてご確認ください。

「オーナーは何もしなくてよい」と言う

「弊社に丸投げで大丈夫です」「店舗・医院側は何もしなくてよいです」と言う営業をする場合は、悪質な業者である可能性があります。

MEO対策は、代行業者だけが取り組めば結果がでるというものではありません。外観・内装・商品・設備などの写真撮影や、最新情報の投稿など、店舗・医院側も積極的に取り組みを行って、初めて成果が出てくるものです。もちろん、業者がさまざまな取り組みを行えば、検索順位の向上が期待できます。

しかし、あくまで業者は検索順位向上の手伝いをする存在であって、単独ですべての取り組みを行えるわけではないのです。MEO対策は店舗・医院側の協力が必要不可欠と知りながら、負担を減らしたい顧客心理を悪用するような営業の仕方をしている業者は、あまり信用できないでしょう。

他社の批判をする

実績があり、サービスに自信があるMEO業者なら、他社を批判したりしません。他社を必要以上に批判するような業者は、悪質であると考えて間違いないでしょう。他社と比較検討していると伝えた場合に「A社は料金が高い詐欺業者です」「B社はうちのようなノウハウがないから頼む意味がないですよ」など過度に批判するようなら、注意が必要です。もちろん、本当に他社が詐欺まがいのことをしていて、根拠を持って「A社は詐欺まがいのことをしている」と言うケースもあるでしょう。

しかし、根拠なく他社を貶めるような発言をするのは、強引な営業の手口といえます。こうした強引な営業をしてくる業者とは、契約しないようにしてください。

悪質なMEO営業・業者にだまされてしまうと

バツのブロックに乗っている3人と丸のブロックに乗る1人

悪質なMEO営業・業者にはだまされないように注意が必要ですが、場合によっては「ちょっと強引で悪質な気もするけれど、安いしいいかな」と考えてしまうかもしれません。極端に安い料金や魅力的な営業トークに惑わされそうになったときに考えて欲しいのが、悪質な業者にだまされたらどうなるかということです。悪質な業者にだまされた場合、効果が出ずお金が無駄になるのはもちろん、悪い口コミが増えてしまったり、最悪の場合はアカウントが停止になってしまったりします。

以下では、悪質なMEO営業・業者にだまされた場合のリスクについて詳しく解説しますので、悪質な営業トークに乗せられないためにも、参考にしてください。

ほとんど効果が出ず、料金が無駄になる

悪質なMEO業者は、検索順位を上げるための技術がないケースも多いため、料金が無駄になる可能性が極めて高いでしょう。「このくらい安い料金なら、あまり効果が出なくてもいいか」と考えるかもしれませんが、まったく効果が出ないならば頼まないほうがよいのは言うまでもありません。

また、強引なやり方で短期的に順位が上がったとしても、その順位を維持させるのは困難です。Googleマップのアルゴリズムは、不正な順位操作ができないように日々アップデートされているため、ガイドラインに反するような対策方法はすぐに無効になります。少し料金が高くても、正しい方法で安定して高い順位にしてくれるような業者を選びましょう。

低評価の口コミが増える

悪質なMEO業者は、顧客に対してよい口コミを投稿するよう強要したり、代行業者によい口コミを送るよう依頼したりします。

しかし、そうした手法で増えた「よい口コミ」は、ほかのユーザーにバレる可能性が非常に高く、悪い口コミを増やす原因にもなるため、決して利用してはいけません。よくあるケースとして「よい口コミを書くよう強要された」と低評価を付けられるものがあります。また、特定期間によい口コミ投稿が集中していると、ユーザーは違和感をおぼえるでしょう。その結果、ユーザーからサクラを疑われ、低評価を付けられる可能性もあります。このように、不正な手口で得た高評価は、悪い口コミを増やす原因にもなるため注意しましょう。

ガイドライン違反でアカウント停止になる

順位向上のために店名や医院名を操作したり、代行業者から口コミを投稿してもらったことがバレると、ガイドライン違反となりペナルティを受けます。ペナルティを受けると、検索順位が低下するだけでなく、最悪の場合はアカウントが停止されてしまうので、ガイドライン違反をするような業者は利用しないようにしましょう。

多少のガイドライン違反はバレないと考える方もいますが、Googleはアカウントの位置情報や行動情報を管理しているため、バレる可能性は十分にあります。検索順位を向上するために必死になっても、結果として順位を落としてしまっては本末転倒です。こうしたペナルティを受けないためにも、悪質なMEO業者と契約しないように注意しましょう。

MEO対策の営業がきたときにチェックすべきポイント

ビジネスマンのフィギュアをルーペで拡大している

MEO対策会社の営業マンが来た場合には、外見・話し方・内容をしっかりチェックしましょう。特に気をつけるべきポイントをいくつかご紹介します。

話し方や態度はきちんとしているか

営業マンとトークを始める前に、話し方・服装・態度などがきちんとしているかを確認しましょう。これから重要なビジネスの話をするにも関わらず、髪型や服装がだらしなかったり言葉遣いや姿勢が悪かったりする営業マンは問題があると考えてよいでしょう。

MEO対策や契約内容について十分な説明ができるか

営業マン自体がMEO対策や自社のサービスについて十分な知識があるかどうかを確認します。もちろんMEO対策自体は運用担当者が行うものですが、営業マンがどれだけ自社のサービスを知っているかどうかで業者の質をはかることができます。また、質問に対する態度で営業マンが誠実であるかどうかを判断することもできます。不快感を表に出したり無理にセールストークに戻したりする営業マンは論外です。

特に以下の点は必ず確認しておきましょう。

【1】対策方法

まずは具体的な対策方法について質問してみましょう。言いよどんで、うまく答えられなかったり「企業秘密です」と答えたりする営業マンは要注意です。

MEO対策はGoogleビジネスプロフィール情報の充実化と成果分析がメインとなっており、企業秘密として隠すべき作業は基本的にありません。答えられない場合は、営業マンがMEO対策についての知識がない、もしくは不正行為を行っている場合があります。

【2】効果測定の方法

先ほどご紹介したとおり、悪質なMEO対策会社は、不正な効果測定を行い、成果報酬を請求する場合があります。

効果測定の時間や地点といった判定基準や判定方法などを質問し、適切な方法を採用しているかどうかを見極めましょう。

【3】契約形態や期間

先述のとおり、MEO対策会社の料金形態は「月額固定制」と「成果報酬制」の2種類に大別されます。双方にメリット・デメリットがあり、どちらがよいとは一概にはいえません。

ただし、追加料金の有無や追加料金が発生する条件などについては納得がいくまで説明をしてもらいましょう。また、MEO対策は長期的な取り組みが必要になるため、契約期間を6か月以上に定めている会社も多いです。契約期間や途中解約時の手続きや違約金の有無もチェックしましょう。

【4】サービス内容

MEO対策会社の提示するサービス内容はさまざまで、中にはサービス内容を細分化して、いかにも多くのサービスを提供しているように見せかける会社もあります。

サービス内容一つひとつについて営業マンに確認し、自社にとって必要なサービスであるかどうかを判断するようにしましょう。

【5】ガイドラインの把握

先ほどご紹介したとおり、悪質な業者の中にはGoogleのガイドラインに違反した施策を提案するところもあります。

Googleのガイドラインを理解し、順守しているかを確認するようにしましょう。それに加え、病院や歯科医院では医療広告ガイドラインに沿った広報活動を行うことが求められますので、営業マンにその知識があるかを確認しておくことも忘れてはなりません。

条件に合った提案ができるか

MEO対策と一口にいっても、その施策はさまざまです。

ご自身のの業種・予算・現状で抱えている課題やユーザーのニーズなどを踏まえたうえで、柔軟に対策プランを提案できる営業マンであれば信用できます。定型文のようなセールストークを繰り返す営業マンは、MEO対策の知識に乏しいだけではなく、こちらの立場に立った運用をしてくれない場合がありますので注意が必要です。

優良誤認や誇大表現と思われる発言・表記はないか

「絶対に検索順位が上がります」「順位を上げられるのは弊社だけです」といった表現を使っていないかも、営業マンと話す際に注意するポイントです。「絶対」「唯一」「業界トップ」などを根拠なく言う場合には、悪質な業者である可能性があります。

また、優良誤認や誇大広告と思われる記載がホームページにある場合には、景品表示法に抵触する可能性もあります。違法な宣伝をしている業者と思われる場合には、契約をしないようにしましょう。

契約を決めたときに確認すること

チェックリストとビジネスマン

ここまで悪質なMEO対策業者を見抜くポイントについて解説しましたが、前述したポイントをクリアした業者と契約する際にも、確認すべきことがいくつかあります。悪質な業者でなくても、確認を怠ったばかりに料金がかさんでしまったり、思ったような対策をしてもらえなかったりするので、以下で解説する内容を必ず確認しましょう。

基本料金と追加料金の確認

まずは、料金の確認をしましょう。契約前に確認していた場合も、改めて料金の説明を受けてください。しっかりと料金について説明してもらうと、当初は聞き逃していた部分に気がつくこともあります。また、追加料金についてもきちんと説明を受けることで、安心して契約ができるでしょう。

特に、成果報酬型の契約の場合は注意が必要です。検索条件の設定や測定方法、対策キーワード数、成果が確認できた際の報酬額決定方法などについて、理解できるまでしっかりと説明してもらってください。理解が甘い状態で契約してしまうと、想定よりも高額な料金を請求される可能性もあるので、気を付けましょう。

対策を行うチームやサポート体制について

MEO業者に依頼する場合、担当のスタッフがついてくれる場合もあります。対策方針についてすり合わせをしたり、店舗・医院側が行うことについて助言を求めたりと、業者側とのコミュニケーションは非常に大切なので、誰が対策を担当してくれるのかも聞いておきましょう。事前に担当者が分かっていれば、そのあとの対策がスムーズに進みます。

もちろん、契約が決まるまで担当者が決まらない場合もありますし、特定の担当者が付かないケースもあります。業者によって差はありますが、少なくとも「不明点があった際に、誰に連絡を取ればよいか」がわからないと対策を行ううえで支障が出てしまいますので、連絡窓口は明確にしておきましょう。

解約方法

解約方法は、必ず確認しなくてはならないポイントです。業者によっては「解約の〇か月前に連絡」といった条件がある場合もありますので、解約条件や方法は明確にして、書面でも残しておくようにしましょう。また、最低契約期間がある場合は、途中解約する場合についても説明を受けてください。

契約期間内に途中解約する場合は、解約料金を請求されるのが一般的です。そのため、解約せず利用できるのが一番よいのですが、やむを得ない理由で解約せざるを得なくなる可能性もあります。解約する必要がある場合に、スムーズに解約手続きが行えるように、解約方法についてもきちんと把握しておきましょう。

まとめ

ビジネスマン2人の握手

MEO対策会社の選び方と営業トークの真偽の見極め方についてご紹介しました。

MEO対策の重要性が高まるにつれ、MEO対策会社も爆発的に増加しましたが、中にはMEOに関する経験や知識のない会社も少なくありません。それどころか、好ましくない方法でクライアントから報酬を請求しようとする悪質な業者も存在します。営業マンの営業トークから、その会社の質や誠実さを慎重に見定めるようにしましょう。また、セールストークの中に潜む不正を見抜くためにも、自分自身がMEO対策に関する知識を学んでおくことも必要です。

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