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2023年05月16日更新日:2024年04月19日

SNS運営

SNS運用は、今やマーケティング成功の大きな鍵を握っているといっても過言ではありません。

しかし、実際にSNS運用をはじめてみると、フォロワーが思ったように増えず、苦戦を強いられるという方も珍しくないでしょう。限られた時間で、効率よくフォロワーを増やすためには、SNS競合分析・ツールの活用が必須です。

この記事では「競合他社がSNSのフォロワーを順調に伸ばしているのに対し、自社のフォロワーが伸び悩んでいる」といったお悩みをおもちの方に向けて、SNS分析の必要性と、おすすめの分析ツールについて詳しく解説しています。ぜひ本記事を参考にしてSNS運用にお役立てください。

マーケティングにおいて近年SNSが重要視されるワケ

Webマーケティング

SNSがマーケティングにおいて近年重要視される理由は、主に以下の点が挙げられます。

ユーザー数の増加

近年、インターネットが普及し、特にスマートフォンの利用が増加しています。これに伴い、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSのユーザー数も急速に増加し、広告やプロモーションの対象となるユーザーが大幅に増えています。

ターゲットの特定が容易

SNSでは、ユーザーの年齢、性別、趣味、興味、地域など、さまざまな情報が集約されています。そのため、企業は自社製品やサービスのターゲットに合わせた顧客層に効果的にアプローチすることが容易になっています。

口コミ効果

SNSは、友人や知人とのつながりが強いため、情報が瞬時に拡散されることがあります。よい評価や口コミが広がれば、ブランドイメージの向上や新規顧客の獲得につながることが期待できます。

コンテンツマーケティングの普及

SNSは、画像や動画など、さまざまなコンテンツを簡単に投稿・共有できます。企業は自社の魅力を伝えるコンテンツを作成すれば、ターゲット層に訴求することができるでしょう。

低コストでの広告実施

SNSを活用したマーケティングは、従来の広告手法に比べて低コストで実施できることが多いです。特に、オーガニックな拡散力を活用すれば、広告費を抑えつつ効果的なプロモーションが可能になります。

以上の理由から、SNSはマーケティングにおいて重要な手段となっており、多くの企業がSNSを活用したプロモーションや広告に力を入れています。

SNS競合分析とは?

ソーシャルネットワーク

SNS競合分析とは、競合他社のSNSアカウントのフォロワー数・属性・いいね・リツイートといった「エンゲージメント」「投稿内容・投稿頻度」などを分析することです。競合他社がすでにSNS運用で成果を出しているのであれば、運用方法を分析することで、顧客がどういった情報を求めているか把握することができ、自社メディアの運営に役立てることができます。

SNS競合分析の必要性

さまざまなグラフとビジネスマン

「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」ということわざがあるように、SNSマーケティングの世界でも、競合を徹底して分析することが成果を上げるうえで非常に大切です。

そもそも、自社の強みや弱みは競合との関係のなかで相対的に決まるものなので、競合の分析なくしてマーケティング戦力は成り立ちません。また、自社商品と直接的な競合となる企業だけでなく、潜在的に競合となり得る企業についても分析を行うことを強くおすすめします。 

SNS競合分析で分析すべき要素

グラフが書かれた資料とノートパソコンとルーペ

SNS競合分析では、自社と競合他社のSNS運用を比較・評価し、自社のSNS戦略を改善するためのデータを収集・分析します。以下の要素を分析することが一般的です。

対象プラットフォーム

Facebook・Twitter・Instagram・LinkedInなど、競合が活動しているSNSプラットフォームを特定します。

フォロワー数・エンゲージメント率:

競合企業のフォロワー数やエンゲージメント率(いいね、シェア、コメントなどのアクション数)を分析します。

フォロワー数の増減は最も分かりやすい指標の一つで、どの投稿・タイミングでフォロワーの増減があったのか分析することで、顧客が求めている投稿を把握することができます。

フォロワーの属性

フォロワーの属性(男女比・年齢など)を把握することで、自社商品・サービスがどのような層に支持されているか的確に把握できるので、マーケティング戦略に役立てることができます。

コンテンツの種類

競合企業が投稿しているコンテンツの種類を調査し、画像や動画、リンク、テキストなど、どのようなコンテンツが効果的かを分析します。SNSは媒体ごとにそれぞれ特性があり、媒体に合わせた投稿をしないとフォロワーは増えません。SNSを有効に活用できている企業は、媒体に合わせて投稿を工夫しています。

例えば、Twitterではリアルタイム性やリツイートによる拡散性が高いことから、最新情報やセール情報など顧客がすぐに知りたい情報を、Instagramでは写真や動画で企業の世界観や魅力が伝わるような投稿を行うなど、媒体に合わせた投稿を心がけましょう。

投稿頻度・タイミング

競合企業の投稿頻度やタイミングを調べ、自社の投稿スケジュールを最適化する参考にします。

キャンペーン・プロモーション

競合企業が実施しているSNSキャンペーンやプロモーションを分析し、効果的な取り組みを参考にします。

顧客の反応・評判

競合企業の投稿に対する顧客の反応や評判を調べ、自社のコンテンツ改善や顧客対応に役立てます。

ハッシュタグの活用

競合企業がどのようなハッシュタグを使用しているか調査し、自社のハッシュタグ戦略に活かします。

これらの要素を総合的に分析することで、自社のSNS戦略を競合に対して有利に進めることができます。

SNS競合分析のメリット

紙くずの中にある光った電球

SNS競合分析を行うメリットは以下のとおりです。

  • 顧客が求めている投稿はどのような内容か知ることができる
  • バズリやすい投稿やフォローされやすい投稿を知ることができる
  • ターゲットにすべき属性がわかる
  • 効果的なタグの付け方がわかる
  • 市場の分析ができる

SNS運用を成功させる一番のポイントは、すでにSNS運用で成果を上げている競合を徹底して分析することです。分析することで得られるものは非常に多いのため、競合分析の時間を毎日確保するようにしましょう。

SNS競合分析のデメリット

DEMERITとバツ

SNS競合分析のデメリットは以下のとおりです。

  • 分析に労力がかかる

SNS運用に不慣れな方が片手間で分析したところで、SNS運用で成果を上げることはまず不可能です。近年は、SNS運用に多大なコスト・労力をかける企業が増えているので、そのなかで成果を上げるためには、競合を徹底的に分析したうえで投稿の改善(PDCA)を繰り返していく必要があります。

おすすめのSNS競合分析ツール6つ

これまでSNS競合分析の必要性やメリット・デメリットを解説してきましたが、SNSを本格的に運用していこうと思うと多大な労力が必要です。そこでおすすめしたいのが、SNS競合分析ツールの活用です。分析ツールを活用することで、競合・ベンチマーク企業の分析はもちろん、ツール上で投稿・コメント管理ができるなど、さまざまな便利機能が使えるため、SNS運用の作業効率が向上します。

SNS競合分析ツールには「各SNSメディアを一括管理できるツール」「Twitter特化型ツール」「Instagram特化型ツール」があります。Facebook・TikTok・LINEに特化したツールに関しては、日本語に対応した使いやすいツールが現時点ではありません。そのため、これら3つの媒体の競合分析をお求めの方は「一括管理ツール」の利用をおすすめします。

「一括管理ツール」「Twitter特化型ツール」「Instagram特化型ツール」の3種類の中で、おすすめのSNS競合分析ツールをご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

一括管理ツール

comnico Marketing Suite

comnico Marketing SuiteのHP画像

comnico Marketing Suite(コムニコマーケティングスイート)は、Twitter・Instagram・Facebookといった複数のSNSを一括管理することで、SNS競合分析の業務負担を大幅に軽減できます。分析のほかに「投稿」「いいね、コメント管理」がツール上で行えるため、SNS運用の効率化が期待できます。

導入実績も豊富で、SEIKO、KOSE、TSUTAYA、BANDAI、Chartworkなどの大手企業をはじめ、導入実績は3,000アカウント以上にのぼります(2022年10月末時点)。公式サイトには、実際に導入した企業のインタビュー記事が複数掲載されているので、ぜひ参考にしてください。

Tofu Analytics

Tofu AnalyticsのHP画像

Tofu Analytics(トウフ アナリティクス)は、Twitter・Instagram・Facebook・TikTok・LINE・YouTubeといった主要のSNSメディアをまとめて管理・分析ができるので、SNS運用にかかる業務負担を軽減できます。

また、SNS上のキーワード・ハッシュタグ・アカウント分析などの基本機能はもちろん、拡散に貢献しているインフルエンサーの特定・トレンド分析まで行ってくれます。もちろん、競合アカウントの分析機能も付いているので、SNS運用改善のヒントとなるデータを採取することが可能です。

導入実績も豊富で、NHK、LOTTE、Google、リクルート、エイベックスなどの大手企業をはじめ、1,000社以上が「Tofu Analytics」を導入しています。

Social insight

Social insightのHP画像

Social insight(ソーシャルインサイト)は、Twitter・Instagram・Facebook・TikTok・LINE・YouTube・mixi・Pinterestなど、ありとあらゆるSNS媒体の分析が可能です。自社だけでなく競合アカウントのフォロワーの増減・属性・投稿分析に加え、キャンペーンなどの当選者を自動抽出する機能やインフルエンサーの調査も可能です。

また、自社で運営している複数のSNS媒体の「投稿」「コメント」などの一元管理が可能で、作業の効率化が期待できるほか、上長の許可がなければ投稿できない承認ワークフローなどの機能も付いているため、リスク管理体制を整えることができます。

導入実績も豊富で、NTTドコモ、楽天、Yahoo!JAPAN、パナソニックなどの大手企業をはじめ、多数の企業に導入されています。Social insightの公式サイトに、実際に導入した企業のインタビュー記事が複数掲載されていますので、ぜひ参考にしてみてください。

Semrush

SemrushのHP画像

Semrush(セムラッシュ)は、競合他社のSNSアカウントをトラッキングし、毎日の投稿やエンゲージメントを分析できます。対応しているSNSは、Facebook・Instagram・Twitter・LinkedIn・YouTubeで、複数のアカウントの分析が可能です。

また、SNS運用を行ううえで非常に大切な「タグ」の分析に長けており、プラットフォームごとに競合アカウントで使用されているタグを調査することができるため、新しいハッシュタグのアイディアを収集するのに役立ちます。

導入実績はマネーフォワード、LIXIL、hpなどの有名企業をはじめ、全世界1,000万ユーザーに利用されています。Semrushの公式サイトに導入事例のインタビュー記事が掲載されていますので、ぜひ参考にしてください。

Twitter特化型 競合分析ツール

Keywordmap for SNS

Keywordmap for SNSのHP画像

Keywordmap for SNSは、Twitter運用に特化した分析ツールです。インフルエンサー調査・感情判定・関連語抽出など、SNSマーケティングを成功に導くさまざまな分析機能が付いています。自社アカウントの分析だけでなく競合他社の分析も可能で、1日の投稿平均数・エンゲージメントの高いキーフレーズ・効果の高いハッシュタグやURLの抽出といったことまでツールが行ってくれます。

導入実績も豊富で、バイク王、dodaなどの大手企業をはじめ、さまざまな企業がKeywordmap for SNSを導入しています。公式サイトに導入事例が複数掲載されていますので、ぜひ参考にしてください。

Instagram特化型 競合分析ツール

SINIS

SINISのHP画像

SINIS(サイニス)は、Instagram専用の分析ツールです。SINISの有料プランでは自社アカウントの分析だけでなく、競合他社のアカウント分析も行うことができます。フォロー数の推移はもちろん「いいね」「コメント数」などの確認も可能です。すでに競合他社がSNS運用で成果を上げているのであれば、SINISで競合を分析することで、自社のSNS運用に役立てることができるでしょう。

導入実績も豊富で、現在46,000アカウントを突破しています。公式サイトに導入事例のインタビュー記事が多数掲載されているので、ぜひ参考にしてください。

それぞれの分析ツールの特徴を表にまとめてみました。

ツール名特徴
一括管理ツールcomnico Marketing Suite・初期費用は100,000円(税別)、月額50,000円 (税別) ・競合アカウント分析機能付き ・ツール上での返信・いいね対応可能 ・対面でデモンストレーションが可能 ・14日間の無料体験付き
Tofu Analytics・初期費用無料・契約期間の縛りなし ・月額10,000円から利用可能 ・競合アカウント分析機能付き ・日本最大級のデータベースでインフルエンサーをキャスティング ・MAツールやBIツールとのデータ連携可能 ・拡散に貢献しているインフルエンサーの特定
Social insight・キャンペーンの自動化 ・各SNS媒体の口コミ調査機能付き ・複数のSNS媒体を一括管理 ・競合アカウントの分析機能付き ※初期費用無料・月額料金については、公式サイトで資料請求が必要
Semrush・14日間の無料トライアル付き ・月額119.95ドルから利用可能 ・SNS競合分析機能付き ・複数アカウントの連携、同時投稿が可能 ・タグ分析の機能が豊富
Twitter特化型 競合分析ツールKeywordmap for SNS・1週間の無料お試し期間あり ・競合他社の投稿平均数、エンゲージメントの高いキーフレーズ、効果の高いハッシュタグやURLを抽出 ・フォロワーの属性分析 ・感情判定によるフィードバック ・効果の高いインフルエンサーの調査
Instagram特化型 競合分析ツールSINIS・初期費用0円、契約手数料0円、契約期間の縛りなし ・分析プラン付きは月額11,000円(税込)から利用可能 ・競合他社のアカウント分析が可能 ・とにかくツールが使いやすい ・安心のサポート体制付き

ツールによって、さまざまな特徴があるのがおわかりいただけたでしょうか。

次に解説する「SNS分析ツールを選ぶポイント」と併せて確認し、自社の目的や予算に合ったものを選びましょう。

SNS分析ツールを選ぶポイント

さまざまな種類のグラフとグラフに記入している人

SNS競合分析ツールを選ぶポイントについては以下のとおりです。

自社が利用しているSNS媒体に対応しているか確認すること

自社が利用しているSNS媒体に対応していることを確認することはもちろん、今後利用する予定のあるSNS媒体に対応しているかも確認することをおすすめします。例えば、Instagram1本に絞って運用していくことが決まっている場合、Instagramに特化した専門の分析ツールを利用することが望ましいでしょう。

しかし、今後ほかのSNS媒体でも運用する予定があるのであれば、複数のSNSを一括管理できるツールの利用をおすすめします。

自社アカウントだけでなく、競合アカウントの分析もできること

本記事でお伝えしてきた「競合分析」は、SNSマーケティングで成果を上げるうえで非常に大切なことです。そのため、競合アカウントの分析機能が付いたツールを選ぶことをおすすめします。

目的に合った分析ツールを利用する

競合アカウント分析のほかに、どんな機能が必要か見極めたうえで分析ツールを選ぶことが大切です。

優秀な分析ツールは基本的に有料であり、機能が多くなるほど価格が高くなる傾向にありますので、安易にツールを決めることはおすすめできません。自社にとって必要な分析機能が備わったツールを選ぶようにしましょう。

競合分析だけじゃない!SNS分析ツールのデータ活用法!

スマートフォンとネットワーク

SNS分析ツールを活用して得たデータは、競合分析以外にも活用できます。最後に、SNS分析ツールで活用できるデータについて解説します。

ユーザー属性の把握

SNS分析ツールを用いることで、フォロワーやエンゲージメントを獲得しているユーザーの年齢性別、地域などの属性データを把握することができます。これらの情報を元にターゲット層を明確化し、適切なコンテンツや広告戦略を立案することが重要です。

エンゲージメント分析

SNS分析ツールにより、投稿されたコンテンツに対するいいね数やシェア数、コメント数などのエンゲージメントデータを分析することが可能です。エンゲージメントの高い投稿の特徴や成功要因を把握し、今後のコンテンツ制作に活かすことができます。

ブランドの認知度や評判の分析

SNS分析ツールを利用して、自社ブランドに関する言及や感情分析を行うことが可能です。これにより、ブランドの認知度や評判が向上しているかどうかを把握し、改善点や課題を明確化することができます。

キャンペーンの効果測定

SNS分析ツールを活用して、キャンペーンの投稿やハッシュタグの拡散状況をリアルタイムで把握することが可能ですす。効果測定により、キャンペーンの成果を評価し、今後のマーケティング戦略に活かすことができます。

まとめ

スマートフォンでSNSをする3人

SNSマーケティングで成果を上げるためには、SNS競合分析が必須です。競合を分析することで、自社のマーケティングに足りない部分を把握できます。

分析ツールを利用したことがない方は、ツールの利用に抵抗があるかと思いますが、基本的に無料お試し期間が付いているため、まずは無料で試してみてはいかがでしょうか。今回ご紹介した競合分析ツールを活用すれば、必ずSNSマーケティングで成果を上げることができるでしょう。

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