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Weiboの運用ができる!おすすめのSNS運用代行会社10社
2021年07月29日更新日:2024年04月19日
Weiboは中国圏で広く使用されているオープン型のSNSです。情報発信や拡散がしやすいことから、中国マーケティングによるインバウンド拡大を意識する日本企業が運用を始めるケースも増えています。
今回は、Weiboの基礎知識をはじめ、Weiboの運用を依頼できるおすすめの代行会社やその選び方について解説します。
Weiboとは
Weibo(ウェイボー・微博)は、中華圏最大のソーシャル・メディアとして、中国本土を中心に香港・台湾・アジア・欧米そのほか多くの中国圏で広く利用されています。
機能としてはFacebookやTwitterに似ており、多数のユーザーに向けてオープンに情報を発信することができるオープン型のSNSです。そのユーザー数は全世界で8億人と圧倒的に多く、デイリーアクティブユーザー数が2.03億人、1日の投稿は1.3億投稿にも上ります。
現在では越境ECやインバウンドプロモーションの一環として「Weibo」を活用する日本企業も増えています。
Wechatとの違い
同じく中国圏で人気のSNSとして「Wechat(ウィーチャット・微信)」があります。こちらはWeiboとは異なりクローズ型のSNSで、LINEのように個人同士がメッセージのやり取りやシェアなどの交流をするために利用されます。
Weiboユーザーの特性
Weiboを活用するユーザーを年代別に見ると、17~33歳が80%を占めています。また、学歴別では大学卒以上が76%にも上ります。このように、比較的若く高学歴で購買意欲の高いユーザーが多くWeiboを活用していることから、広告に対しての積極的な購買活動が期待できます。
Weiboを利用することのメリット
あまり日本ではなじみのないWeiboですが、これを利用することによってどのようなメリットがあるのでしょうか。主なメリットについて解説します。
【1】中国をターゲットとしたマーケティングに活用できる
中国人は訪日外国人旅行者数(2021年5月)・在留外国人数(2021年6月)ともに1位であり、中国人の日本における消費活動は非常に活発になっています。Weiboを活用することで、中国人旅行者や在留中国人に自店舗・自院の情報を発信することで、新たな顧客・患者の獲得につながります。
参照元:日本政府観光局 月別・年別統計データ(訪日外国人・出国日本人)
参照元:出入国在留管理庁 報道発表資料 令和2年6月末現在における在留外国人数について
【2】ユーザー属性を絞った広告配信が可能
Weiboで広告を出稿する場合、FacebookやInstagram広告と同様にユーザー属性(地域・年齢・性別・趣味等)でターゲットを絞り込み、効率的な広告配信を行うことができます。
【3】情報拡散力が高い
Weiboはクチコミ拡散型ソーシャル・メディアであることから、情報拡散力が非常に高く、認知度を上げやすいという特徴があります。
歯科医院もインバウンド拡大に力を入れるべき!その理由とは
中国マーケティングと聞くと、旅行会社・観光会社・小売業などが対象であり、歯科医院は関係ないと思われるかもしれません。
しかし、現代では歯科医院もインバウンドを意識した情報発信を行っていく必要性があります。外国人旅行者が日本で歯科治療を受けるシチュエーションといえば、歯痛や脱離といった突発的な歯のトラブルであると思われがちですが、日本で歯科治療を受けるためにわざわざ来日するケースもあります。また、在留外国人が帰国した後も、歯科治療のために再び来日することもあるようです。
そうしたニーズを受け、中国を中心とした外国人富裕層向けの歯科治療サービスに特化した「デンタルツーリズム」が開発されています。本サービスでは、観光・ショッピングなどの中国語によるガイドサービスと併せ、検査・口腔内クリーニング(初回)・インプラントや審美の治療(2回目以降)といった医療サービスの提供を行います。
中国では慢性的な医師不足や医療技術に対する不安が多く、日本の医療サービスへのニーズは非常に大きいといわれています。Webioを活用した情報発信や対応マニュアルの作成など、中国人患者を受け入れる体制を整えることで、集患アップにつながる可能性があります。
Weiboの運用は自分でできる?
上記でご紹介した通り、Weiboは中国を対象としたマーケティングにおいて非常に有用であり、特にインバウンド拡大を目指すのであれば必須のツールであるといえます。
しかし、Weiboを運用するためには、当然のことながら中国語でアカウントを作成しコンテンツを投稿しなくてはなりません。また、現地のトレンドや美意識・法的知識についても把握しておく必要があります。もともと中国語や中国の事情に精通していない場合は、Weiboを自社で運用するのは困難ですが、SNS運用代行会社に依頼すれば、スムーズかつスピーディーにWeiboを活用することができます。
次項からは、Weiboや中国でのWebマーケティングを委託できる代行会社をご紹介していきます。
※サービス内容や料金はいずれも2021年7月時点のものです。最新情報は各社のホームページにてご確認ください。
Weiboの運用もできる!実績豊富なSNS運用代行会社
まずは、Weibo運用の実績が豊富なSNS運用代行会社をご紹介します。
株式会社グローバルリンクジャパン
株式会社グローバルリンクジャパンは、Weiboの運用目的・方向性・KPI(閲覧数・エンゲージメント・問い合わせ数・フォロワー数・性別・年齢層など)と広告運用(オプション)を含めた年間計画を設定したうえで投稿代行を行います。
中国人スタッフと連携してアカウント分析・レポート作成・今後の運用方針決定までを行い、Weiboの運用をサポートします。
株式会社大倉
株式会社大倉は、国内外問わずSNSやWebサイト制作といったWebプロモーションをトータルでサポートしています。特にSNSを活用した情報発信を得意としており、ホテル・鉄道・百貨店などのインバウンドと密接な関係がある業種から教育教材など、幅広く海外向けの情報発信を手掛けています。
その豊富な知識と経験を活かし、Weibo及びWechatのコンテンツ作成・投稿・広告配信の代行・翻訳などをトータルでサポートしています。
株式会社LIFE PEPPER
株式会社LIFE PEPPERは、年間600社の海外案件をサポートしており、その豊富な経験からビジネスのフェーズや目的に合わせたWeibo運用法を提案します。中国出身のネイティブマーケターが運用を行うため、中国現地のインサイトにも適合しています。
また、WeiboだけではなくWeb広告やWebサイト制作インフルエンサープロモーションなど、さまざまなWeb対策を組み合わせた総合的な提案も可能で、Webマーケティングを一気通貫で任せることができます。
株式会社MAIPPLE
株式会社MAIPPLEは、「人と人とのつながりを想像する」をキャッチコピーに、台湾で台湾やアジアを中心としたインフルエンサーマーケティングを行っています。対応SNSはFacebook・Instagram・LINEといった日本でもおなじみのものから、Weibo・Wechat・中国版TikTokとも呼ばれる「抖音(Douyin)」など、9種類にも及びます(2021年5月現在)。
投稿代行や中国語への翻訳はもちろんのこと、インフルエンサーマーケティングや勉強会といったサービスも提供しています。
niemo株式会社
niemo株式会社のSNS代行サービスでは、「センス」を重視し、画像・写真・テキスト・使用する絵文字など、細やかに作りこんだコンテンツを提供し、ユーザーの共感が得られる魅力的なアカウントを作り上げます。
Weibo・Wechat・TikTokといった中国の主要SNSの特徴を熟知しており、それぞれに合った運用法をデザインできる点も大きな強みです。
中国語でのサイト制作や広告運用が得意なSNS運用代行会社
本腰を入れて中国を対象としたマーケティングを行うのであれば、Weiboの運用だけではなく、サイト制作や広告運用も併せて行う必要があります。
中国マーケティングをトータルで任せることができるSNS運用代行会社をご紹介します。
アディッシュ株式会社
インターネットコミュニケーションの支援サービスを提供するアディッシュ株式会社では、海外向けSNSアカウントの開設や運用サポートを行っています。中国語・韓国語・英語に対応しており、海外に向けた発信はもちろんのこと、インバウンド向けの支援も可能です。
500以上の企業、1,700以上のWebサイトやアプリの運用・カスタマーサポートを提供してきた豊富な運用経験をもとに、ターゲットに向けた運用方針や最適な運用体制、SNSにおける認知強化の提案も行っています。
株式会社エフエーアイ
株式会社エフエーアイは、サイト運営・SEO対策・SNS集客など、総合的なWebマーケティングをワンストップで提供しています。中国語Webマーケティング支援も行っており、中国語翻訳・中国語Web制作・Wechatの運用代行など、中国ビジネスに関するさまざまなサービスを一気通貫で受けることができます。
株式会社メンバーズ
株式会社メンバーズは、Webサイト運用・インターネット広告の作成・Webマーケティングなど、デジタルビジネス運用を支援するためのあらゆるサービスを提供しています。
2016年には中国・上海のデジタルマーケティング支援会社「KEMBO」と業務提携し、中国を中心としたインバウンドマーケティング支援事業として、中国向けWebサイトの構築・運用やWechat・Weiboなど中国向けソーシャル・メディア活用の支援に力を入れています。
Weiboの運用が格安で依頼できるSNS運用代行会社
SNS運用を代行会社に依頼することで手間は省けますが、やはり費用がかかる点は気になるところです。特にSNS運用は成果を出すまでにある程度の期間は見ておかなければならないので、予算に合ったプランを慎重に見極める必要があります。
Weiboの運用を格安で依頼できるSNS代行会社をご紹介します。いずれも複数プランがありますので、予算や目的に合ったものを選ぶと良いでしょう。
株式会社マルウェブ
ホームページやインターネットコンテンツの企画・運用を行う株式会社マルウェブでは、Weiboの運営のプロによる運用代行を請け負っています。中国人マーケッターと連携し、日常的な中国独特のマーケットや商習慣に合わせたコンテンツ運営を行い、ブランドコンセプト・商品情報・活動状況をユーザーに発信します。また、Weiboの分析機能に基づいた月間レポートの作成や運用改善案の提出も行っています。
運用プランは4段階に設定されていて、最も安い「お試しプラン」はなんと1万円です(1記事1回限定)。最も高い「エンタープライズプラン」でも月額15万円と格安で、フォロワー管理やレポーティングといったサービスを費用内で受けることができます。
株式会社クリップス
株式会社クリップスでは、日中両国に法人拠点を有し、リアルタイムの情報を共有しています。現地でのトレンドや法律に配慮した配信を行うため、安心してWeiboの運営を任せることができます。
運用プランは3つ用意されており、最も安い「おためしプラン」であれば、月額100,000円からの運用が可能です。それに加え、メディア・現地インフルエンサー・KOL・Wechat公式アカウントなどに直接ニュースを配信できる日本初のPRツール「ダイレクトチャイナPR」をはじめ、ECサイトサポートや専用コールセンターなど、中国ビジネスに有用なサービスを多数提供しています。
SNS運用代行会社に依頼する時の注意点
最後に、SNS運用を代行会社に依頼する際の注意点をご紹介します。
自社に合った運用代行会社を見極める
運用代行会社はどこでも良いというわけではなく、自社に合ったサービスを提供できるところを選ぶ必要があります。以下の点を基準に、複数の会社を比較検討したうえで選ぶと良いでしょう。
【1】料金
SNS運用を代行会社に依頼する際には、大きく分けて以下の料金が必要です。それぞれの費用やサービス内容を吟味し、予算に合った会社やサービスを選ぶようにしましょう。また、複数の会社を比較検討して相場を把握し、相場から大きく外れた会社は選ばないようにすることも重要です。
- 初期費用
アカウントの設定や開設・ペルソナ設定・コメント想定問題集・炎上した際の対応といったマニュアルの作成などが含まれます。
- 月額の基本費用
基本的なSNS運用に対して月ごとに支払う費用です。作業の範囲が広くなればなるほど費用が高くなります。
- オプション費用
月額の基本費用に加えてサービスを利用したい時に必要です。代行会社によって、月次レポートの作成や分析・写真や動画の撮影・クリエイティブデザインなど、さまざまなオプションがありますので、目的や予算に合わせて追加すると良いでしょう。
【2】実績と得意な業種
運用会社によって得意な業種やサービスは異なります。自社と同じ業種の実績がある会社を選ぶようにしましょう。
【3】サービス内容
SNS代行会社の行うサービスにはさまざまなものがあります。基本的なものでは、現行の作成や依頼・コメントへの対応や管理・レポートの作成や分析などがあります。また、動画の作成や編集・取材や撮影・勉強会といったサービスを追加料金で提供する会社もあります。
SNSを運用する目的や予算、また自社でSNSに関われる時間や手間などを考慮し、最も適したサービスを提供してくれる会社を選ぶようにしましょう。
運用計画の設定と分析を行う
SNSは単に発信すればよいというわけではなく、運用効果を絶えず確認する必要があります。運用するうえでの目標や効果測定の基準を運用会社とすり合わせ、それに即した運用計画を立てるようにしましょう。
代行会社によってはSNS運用を通して得られた結果や分析内容をまとめたレポートを作成してくれるところもあります。それを元にSNS運用を改善していくことができますので、効率的に運用を行うことができます。
運用を丸投げしない
運用を代行会社に依頼したからといって、任せきりにしていてはいけません。クライアントの目が届かないために運営が疎かになったり、炎上時には代行会社とのトラブルに発展してしまったりする恐れがあります。また、予算の削減や運用方針の変更といった理由により自社でSNS運用をすることになった場合、代行会社に丸投げしているとSNS運用のノウハウが自社に蓄積されておらず、SNS自体の質が下がってしまうことにもなりかねません。
SNS代行を依頼する際には代行会社とのコミュニケーションをしっかり取るようにしましょう。それに加えて、代行会社の運用を参考にし、自社でもSNS運営に関する知識やノウハウを蓄積することも重要です。
まとめ
中国をターゲットとしたマーケティングの重要性は今後ますます高まると予想されます。多大な中国人ユーザーを抱えるSNSである「Weibo」を利用することで、中国への情報発信や中国人ユーザーとのコミュニケーションを活発に行うことができます。
しかし、中国語や中国の事情に対する知識がなければ、Weiboを運用することは困難です。その場合はWeiboや中国市場・文化に熟知した代行会社に依頼することを検討してみるとよいでしょう。代行会社に依頼する際は、実績・費用・サービス内容を吟味し、予算や目的に合う会社を選ぶことが重要です。