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【2023年最新】SEOにおける「キーワード選定」のポイントを徹底解説!
2023年03月29日更新日:2024年04月19日
数あるSEO対策の施策の中で、最も重要であると言っても過言ではない「キーワード選定」についてお悩みの方も多いのではないでしょうか。サイトのアクセス数が伸び悩んでいたり、アクセス数は多いのに商品やサービスの購入につながっていなかったりすることの原因は、適切なキーワード選定がなされていないからかもしれません。
今回は、SEO対策におけるキーワードの具体的な選定方法・キーワード選定のポイント・おすすめのツールなどをご紹介します。
SEOとは?
SEO(Search Engine Optimization) は「検索エンジン最適化」とも言い、いわゆる「Google」や「Yahoo!」などの検索エンジンでの検索結果に自社サイトを上位表示させるための施策のことです。
SEO対策を行って自社サイトを検索結果の上位に表示することができれば、自社のサービス・商品・情報を知らないユーザーと接触する機会が増えます。検索エンジンに上位表示させるアルゴリズムは公開されていませんが、過去のデータや現在の検索結果などから、ある程度は予想することが可能です。
SEOにおけるキーワード選定とは?
SEOにおけるキーワード選定は、自社サイトを伸ばしていくための非常に重要な役割を担っています。
キーワードは単体、もしくは複数の単語で構成されています。キーワードは自社サイトの「軸」とも言うべきものであり、適切なキーワードをサイトの軸に設定できていないと、いくらよいコンテンツであってもユーザーはサイトにたどり着くことができません。
ただやみくもにキーワードを選ぶのではなく、自社の商材やサービスへのコンバージョンにつながりそうなキーワードを選ぶことが重要となります。コンバージョンとは、そのサイトが目的にしている行動(商品の購入やサービスの申し込み)をユーザーが起こしてくれた状態を指します。
キーワードの特性は、大きく2つに分けられます。
- サイトのアクセスを増やし、ユーザーへの認知度を上げるためのキーワード
- コンバージョンさせるためのキーワード
自社の商品やサービスの特性に応じて、適切なキーワード選定を行っていきましょう。
キーワード選定に入る前に確認しておくべきポイント
SEO対策のためのキーワード選定に入る前に、まずは確認しておくべきポイントがあります。より効率よくキーワードを探して設定するために、まずはキーワード選定のための道筋をつけておきましょう。
サイトの目的やゴールを明確にしておくこと
キーワード選定を始める前に、どんな悩みを解決する記事なのか、コンバージョンしたい層の悩みを具体化しておく必要があります。
サイトの目的やゴールを明確に設定しておくことで、サイト内の記事のテーマが統一された印象になり、サイトを訪れたユーザーに「このサイトは専門性がある」と信頼してもらうことができるでしょう。また、サイト上で最終的にユーザーに求めているアクションを明確にしておくことも重要です。
ターゲットの設定
万人の悩みを解決する記事を書こうとすると、逆にコンテンツのメッセージ性が弱まってしまうことがあります。そのため、ターゲットにする層と詳細なペルソナ像の設定が必要不可欠です。
ターゲット層はユーザーの属性ごとにグループ分けしたもので、いわゆる市場の規模を想定したもののことです。ターゲット層を決めたあと、より詳細にユーザー像を定めたものがペルソナです。ペルソナで架空の人物像を定めて、ユーザーの具体的な行動パターンやニーズを予想することで、ユーザー像のすり合わせがしやすくなります。コツは、人間ではなく悩みにピントを当てて深掘りすることです。
ビックキーワードとスモールキーワード
キーワードは無数に存在しますが、その性質やユーザーからのニーズによっていくつかの種類に分けることができます。それぞれのキーワードの特徴を理解して、自社サイトにはどんなキーワードが合っているのかを検討する材料にしていきましょう。
ビッグキーワード
ビッグキーワードとは、検索するユーザーが多く需要も大きいキーワードを指します。基本的に一単語で構成され、検索ボリュームは1万を超えることがほとんどです。ビッグキーワードで検索エンジンの上位に表示することができれば、サイトへのアクセスを爆発的に増やすことも夢ではありません。
ただし、ビッグキーワードは大手サイトや有名サイトの競合が多く、上位表示させるのは至難の技であるといえるでしょう。
また、ビッグキーワードは一語だけで構成されることも多いため、ユーザーの検索意図が統一されておらず、結果的にコンバージョンにつながりにくいという一面もあります。
スモールキーワード
スモールキーワードとは、ビッグキーワードとは違って、ニッチなキーワードでユーザーの悩みを深く捉えることができ、検索意図のブレが小さいことが特徴です。
また、スモールキーワードは検索する人数が少ないため、競合サイトも多くありません。スモールキーワードを二語以上の複合キーワードにすることで、ユーザーの悩みが明確になります。ユーザーの悩みに深く訴求した内容になるため、コンバージョンにつながりやすくなるといえるでしょう。
大きな流入はあまり期待できないものの、スモールキーワードのコンテンツを充実させることで、流入ユーザーのサイトでの滞在時間が増えることも考えられます。結果的に、検索エンジンに「良質なコンテンツである」と認めてもらいやすくなるでしょう。スモールキーワードで上位記事を増やしてから、ビッグキーワードを狙っていく施策のことをロングテールSEOといいます。
ユーザーはどのようなワードで検索するか?
検索キーワードは、ユーザーがよく知っている単語である必要があります。単語の意味は同じでも、ユーザーの知識レベルによっては意味の通じない単語も存在するでしょう。
例えば、眼科医が「角膜浸潤」に対する注意喚起と治療法に関する記事をユーザーに向けて書くとします。ユーザーは角膜浸潤という病名を聞いたことがないユーザーも多いでしょう。この場合、キーワードに「角膜浸潤 治療」と設定してしまうと「角膜浸潤」というキーワードを知らないユーザーは記事に辿りつくことができません。病名を知らないユーザーが検索すると予想される「角膜 白い点」「目 痒い」などでキーワード選定するほうが適切だと考えられます。
このように、専門家が使う単語と一般のユーザーが使う単語には違いがあります。専門的な内容であればあるほど、そもそもの検索キーワードを知らないユーザーも多いでしょう。そのため、ユーザーが検索するワードを想像してキーワード選定することが重要であるといえます。
キーワード選定の手順
SEOにおけるキーワード選定のポイントをおさえたところで、いよいよ実際のキーワード選定に入っていきます。SEO初心者がキーワード選定をスムーズに行うためには、手順に沿って始めてみると失敗しにくいでしょう。
1.軸となるキーワードの選定
まずはコンテンツの方向性を決め、軸となるキーワードを決めましょう。このキーワードは、自社サイトにとって最も重要で関連性が高いキーワードになります。選定の際は、自社の顧客に想定される悩みや潜在顧客に想定される悩みからキーワード選定を検討してみましょう。
軸となるキーワードは、できるだけ検索ボリュームが大きく、一単語で構成されるものにします。ニッチなキーワードを軸にしてしまうと、ユーザーの検索意図の範囲が限られたものになってしまうため注意が必要です。
2.軸となるキーワードに付随するキーワードの選定
続いて、軸となるキーワードに付随するキーワードを選定していきます。 軸となるキーワードはビッグキーワードである場合が多いでしょう。競合が多いビッグキーワードでも複合キーワードを組み合わせることにより、検索上位に表示させることが可能です。付随するキーワードは、できるだけたくさん挙げておくと後々役立つでしょう。
複合キーワードの選定方法をいくつかご紹介します。
サジェストキーワード
サジェストキーワードとは、軸となるキーワードを検索エンジンに入力したときに続けて表示されるキーワードのことです。よく検索されているユーザー需要の高いキーワードを取得できます。
関連キーワード
関連キーワードは、Googleキーワードプランナーなどのキーワード検索ツールから探すことができます。キーワードの検索ボリュームや業界で頻繁に検索されているキーワードが分かるところが利点といえるでしょう。また、軸となるキーワードを検索したときにページの下部に表示される「関連するキーワード」からも抽出することができます。
サイトへの流入キーワード
Googleサーチコンソールなどのツールを使って、実際にサイトにユーザーが流入しているときに検索しているキーワードを抽出します。実際にユーザーが検索して流入しているキーワードなので、季節やイベントなどのトレンドを意識しながら数か月ごとのスパンで確認してみるといいでしょう。思いがけないキーワードからユーザーが流入していることがわかる場合もあり、SEO対策に非常に役立つキーワードです。
SNSとQ&Aサイト
SNSやQ&Aサイトからは、ユーザーのリアルな悩みやニーズを知ることができます。これらを参考にすることで、よりユーザーの検索意図に沿った内容のコンテンツ作りができるでしょう。
3.キーワードのグルーピングとニーズの検討
ここからは、たくさん挙げてきたキーワードをニーズの特徴と属性ごとにグルーピングする必要があります。よりユーザーのニーズに沿ったサイトを作るために、必要不可欠な作業です。
キーワードのグルーピング
この場合のグルーピングとは、キーワードをグループ分けすることを指します。キーワードのグルーピングが不十分だった場合、キーワードは違うものの検索意図が同一のコンテンツが存在してしまうことが起こりえます。
同じサイトに似たような検索意図のコンテンツが複数存在すると、検索エンジンに「良質なコンテンツではない」と判断されてしまう可能性があります。キーワードのカテゴライズを正しく行うことで、サイト内のコンテンツ同士を内部リンクでつなぎやすくなり、戦略的で専門性の高いサイト作りが可能になります。
キーワードのニーズの検討
キーワードのニーズの検討も大事な作業の1つです。ニーズによって、サイトのターゲット・ペルソナ・ユーザーに期待する結果も異なります。
ニーズを検討するための指標として、Googleが提唱した4つのニーズをもとにした分類をご紹介します。
- Doクエリ:〇〇がしたい
- Knowクエリ:〇〇が知りたい
- Goクエリ:〇〇のお店・サイトへ行きたい
- Buyクエリ:〇〇を買いたい
クエリとは、検索ユーザーが入力したキーワードのことです。検索ユーザーのニーズは、上記4つに分類できるといわれています。ニーズを検討する際には、4つのうちどの分類に当てはまるかを考えるとよいでしょう。
参照元:Think with Google「4 New Moments Every Marketer Should Know」
参照元:Think with Google「マイクロモーメント : 生活のさまざまなシーンで発生するマイクロモーメント」
4.競合サイトや検索ボリュームの確認
抽出したキーワードのグルーピングとニーズの検討を終えたら、検索ボリュームや競合サイトをチェックしてみましょう。自社サイトを上位表示するためには、数多くの競合サイトよりも良質なサイトであると評価される必要があるので、チェックは必須です。
検索ボリュームのチェック
検索ボリュームは、Googleキーワードプランナーという無料ツールを使って調べることができます。検索ボリュームを知ることによって、競合サイトが多いか少ないか、集客効果はどれくらい期待できるのか、という目安を知ることができます。
競合サイトのチェック
競合サイトは検索エンジンでキーワード検索を行い、上位表示されたサイトをチェックしてみましょう。
まずは、競合サイトと比べた自社サイトの強みや弱みを分析します。上位表示されている競合サイトが満たしているニーズや内容はもちろん、自社だけの強みが発見できれば、そちらも自社サイトに組み込んでいきましょう。
キーワードによっては、医療分野等では権威のある専門機関、購買意欲が高いキーワードであればECサイト、そのほかの大手企業が運営するサイトが上位表示されている場合があります。これらの競合サイトがページを占めている場合は、検索上位を狙うには少々難易度が高いと判断することができます。また、リスティング広告が多い場合も費用をかけて上位表示したいサイトが多いと考えられるため、上位表示させることは難しいでしょう。
SEOではコンテンツのブラッシュアップは必須
SEO対策を行ったサイトを運営していく場合、コンテンツや選定したキーワードのブラッシュアップは必須事項です。
- ユーザーの検索意図と一致しているか
- ターゲットのユーザーに届いているか
- サイトが求める成果にコンバージョンしているか
常にこれらのポイントを意識して、場合によっては記事のリライトや削除などのメンテナンスを行っていきましょう。
ユーザーの検索意図は変化していくため、常に最適なキーワードを選定する必要があります。検索エンジンでの上位表示を目指すのであれば、記事を公開したあともコンテンツの順位やクリック率を常に計測して、修正を加えながら強固なサイトに構築していきましょう。
キーワード選定や分析におすすめのツール
キーワードを選定するためには、膨大なネットの情報を網羅的に整理する必要が出てきます。そんなときには、専用のツールをうまく活用して作業効率を上げていきましょう。
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは「新しいキーワードを見つける」「検索ボリュームと予測のデータを確認する」という2つの機能を無料で利用することができるGoogle公式のツールです 。
もともとは、Google広告を出稿する人が広告を出す際に検索ボリュームや入札単価を調べるために使用されていました。そのため、広告を出していない無料ユーザーには、ざっくりとした数字でしか検索ボリュームが表示されませんが、スモールキーワードの検索ボリュームが表示されるため便利なツールといえるでしょう。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、軸となるキーワードから関連するキーワードを一覧で表示してくれるツールです。一覧になったキーワードをコピーすることもできるため、Googleキーワードプランナーで関連キーワードの検索ボリュームをそれぞぞれ検索することもできます。
Google Search Console
Google Search Consoleは、自社サイトに流入したユーザーがサイトを訪れたときのキーワードを分析してくれるツールです。思いがけないキーワードを見つけることもできるでしょう。 Googleキーワードプランナーと同様に、 Google公式のツールで、無料で利用することができます。
Googleトレンド
Googleトレンドは、過去から現在まで各キーワードがどれくらい検索されてきたかを知ることができるツールです。これからどのようなキーワードが伸びるか、過去のデータを解析して予測することも可能です。SEO上級者におすすめのツールといえるでしょう。
【実践】選定したキーワードを使って記事を書く手順
キーワード選定ができたら、さっそく記事を書いていきましょう。記事を書く際は、効率よく作成するための手順を知っていると便利です。手順を守って書くと、より良質な記事を作成しやすくなります。
以下の項目で、記事を書く際の手順を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
全体の構成(見出し案)を考える
まず、記事の構成を考えましょう。
競合記事も参考にしながら、見出しを作成していきます。見出し案を作成する際は、1つのh2見出しに対して、3〜5個のh3見出しを付けるようにするとバランスがよいでしょう。
具体的には、以下のように構成を作成します。
【「メガネ コンタクト どっち」の構成例】
h2 メガネとコンタクトの違い
h3 メガネの仕組み
h3 コンタクトの仕組み
h2 メガネの魅力
h3 長時間の使用でも影響が少ない
h3 お手入れが簡単である
h3 印象を変えられる
h3 継続的な費用がかからない
h3 着脱が簡単である
h2 コンタクトの魅力
h3 プリズム作用の影響が少ない
h3 印象が変わらない
h3 視力の左右差があっても利用しやすい
h3 激しい運動をしても影響が少ない
h3 メガネに比べて視野が広い
h2 「私はどっち?」シーンごとのおすすめ一覧
h3 長時間使う方:メガネ
h3 調理場や寒暖差の激しい場所で使う方:コンタクト
h3 パソコンをよく使う方:メガネ
h3 目が小さく見えるのが嫌な方:コンタクト
h3 ファッションとして楽しみたい方:メガネ
h3 左右で視力が大きく異なる方:コンタクト
h3 費用をかけたくない方:メガネ
h3 激しい運動をする方:コンタクト
上記のように、1つのh2見出しに対して、いくつかのh3見出しを付けるのが一般的です。h4見出しを使用する場合もありますが、サイトのデザインによってはh4を入れると見にくくなるケースもあるため注意しましょう。
なお、見出しにはできる限りキーワードを盛り込むのがおすすめです。Googleから「このキーワードに関連した内容がたくさん記載されている」と判断されやすくなります。
見出しごとにメモを付ける
見出しを作成したら、それぞれ「文章量」と「内容」に関するメモを付けましょう。
【見出しメモの例】
- h2 コンタクトの魅力
(100文字程度)
下記見出しのまとめリスト作成、簡単な導入文 - h3 プリズム作用の影響が少ない
(200文字程度)
視線とレンズ光学中心が合わないときに、物が実際の位置よりズレて見えること - h3 印象が変わらない
(200文字程度)
目が小さくなりにくい、フレームがないため、見た目の影響が少ない
上記のようにメモを付けておくと、あらかじめ全体のバランス感が把握でき、見出し案が適切か確認できます。また、内容に関するメモ書きをすることで、執筆前に内容を理解できているか確かめられるのもポイントです。
文字数設定をしたうえで、競合記事よりも大幅にボリュームが少なくなりそうであれば、いくつか見出しを追加しましょう。
タイトルを決定する
記事の全体像が見えたら、タイトルを決定します。タイトルには、キーワードを必ず盛り込んでください。単語が一つでも抜けていた場合、検索に引っかからなくなる可能性が非常に高くなります。
タイトルは、30文字前後で設定するのがおすすめです。検索結果の画面はおおよそ30文字程度で、それ以上は省略されてしまいます。30文字を超えても大きな問題はありませんが、キーワードが見えなくならないように、タイトルの前半にキーワードを盛り込むようにしましょう。
タイトルを最初に決定しないのは、見出し案を作成する中で、内容を修正するケースがあるためです。ボリューム調整や内容の補強のために、新たな見出しを追加することはよくあります。内容が変更されれば、タイトルにも修正が必要になるため、記事の全体像がしっかりと定まってからタイトルを決めるのがおすすめです。
記事の本文を執筆する
記事の全体像とタイトルが決まったら、いよいよ本文の執筆です。
本文を執筆する際にも、キーワードをちりばめるようにしてください。あまりに多すぎると違和感がありますが、キーワードが少なすぎると、Googleからの審査に影響してしまう可能性があります。
また、最低限の文章スキルを身に付けておくことも大切です。SNSが普及した昨今では、多くの人が文章執筆をした経験があるでしょう。
しかし、独学できれいな文章を書くのは意外に難しいものです。読みやすいネット記事を執筆するためには、Webライティングの基礎知識を知っておきましょう。
【Webライティングにおける基礎知識】
- 結論から書き始める
例:赤ニキビは、外部刺激によってできるものです。アクネ菌の繁殖によって〜 - 具体例を用いる
例:例えば〜といった事例では〜 - 読者の疑問や不安に共感するような内容を入れる
例:〜と疑問に感じる方も多いでしょう。 - 「ます」「です」といった文末は、同じものが続かないようにする
例:〜です。なぜなら〜だからです。つまり〜なのです。 - 「それ」「あれ」といった指示語はなるべく使わない
- 1文は長すぎないようにする
上記以外にも、読みやすいWebコンテンツを作成するためのポイントはたくさんあります。継続的に記事を執筆していく方は、文章執筆に関する本を購入して、勉強しておくとよいでしょう。
校正作業を行う
文章が執筆できたら、1〜3日ほど間をあけてから校正作業(修正)を行いましょう。
執筆した直後は書いた文章に慣れているため、ミスに気付きにくいといわれています。数日あけてから作業をするのがおすすめです。
校正作業を行う際には、以下のポイントに注意しましょう。
【校正作業のポイント】
- 誤字・脱字はないか
- 冗長な表現はないか
- 情報は正確か(出典を極力入れるとよい)
- 内容が重複している部分はないか
- キーワードはタイトル・見出し・本文に入っているか
大切なのは、読者がいかに読みやすいかです。最初から最後まで音読してみると、読みにくい部分や、なんとなく違和感を覚える箇所があるかもしれません。もし変だと感じる箇所があれば、上記のポイントや「Webライティングにおける基礎知識」のリストを参考にしながら、修正しましょう。
公開後の記事の効果検証をしよう!
記事を公開したあとは、効果検証を行いましょう。
効果検証とは、閲覧数やページの滞在時間などを把握したうえで、どのような点が良かったか・悪かったかを明らかにする作業です。効果検証を行うと、より多くの人に見てもらえるような記事を作成するためのノウハウが蓄積されます。
記事の効果検証を行う際は、GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスを使うのがおすすめです。いずれも無料のツールで、誰でも簡単に利用できます。
以下では、Googleサーチコンソールを使用した効果検証について解説します。
Googleサーチコンソールとは?
Googleサーチコンソールとは「訪問したユーザーがどのような検索をしたか」や「ページの検索順位は何位か」などの情報が解析できるツールです。
【Googleサーチコンソールで分かること】
- 訪問ユーザーが検索したキーワードの解析
- ページの検索順位の確認
- ページ内のエラー発生状況の把握
- Googleクローラーの巡回状況(Googleから認識されているかどうか)
上記のように、Googleサーチコンソールでは「ページに訪問する前の状況」が詳しく把握できます。効果検証をするうえでは、欠かせないツールです。
GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの違い
Googleサーチコンソールに似たツールとして「Googleアナリティクス」があります。Googleアナリティクスとは「ページを訪問したユーザーが、どのような行動を取ったか」がわかるツールです。
GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの違いは、分析できる情報にあります。Googleサーチコンソールで分析できるのは、サイトやページに訪問する前段階の情報です。どんな検索をしたか、検索順位は何位かなど、サイトに来る前のことを詳細に分析できます。一方、Googleアナリティクスはサイトに訪問してから、離脱するまでの情報を分析できるものです。サイトに訪問した人はどんな行動を取って、どこで離脱したかが詳細にわかります。
このように、分析できる情報が「サイト訪問前」なのか「サイト訪問中・後」なのかが、GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの主な違いです。
Googleサーチコンソールの活用方法
Googleサーチコンソールを活用する際は、まずサイト全体の数字を調べましょう。
クリック数や平均掲載順位などを調べて、どのくらい記事を投稿したら、どのくらいサイトの数字がよくなったのかを記録しておきます。コンテンツ投稿に対する数字の変化が把握できると、目標に対してどのように動くべきかが定まり、メディア運営がしやすくなるでしょう。
また、ページごとの分析も欠かせません。特に、ページごとの検索クエリの調査は必須です。
検索クエリの分析画面では、どんなキーワードで検索した人がそのページに訪問しているかがわかります。もし、ターゲットにしていたキーワードと上位クエリが違っていたら、上位クエリをもとにして新規コンテンツを作成するとよいでしょう。
なお、1〜5番目のクエリを見てみると、そのページに何が求められているかがわかります。例えば「ニキビ 治療」をターゲットにした記事で、上位に「ニキビ 治療 メンズ」や「ニキビ 治療 市販」がある場合は、メンズスキンケアや市販薬に関する内容が求められている可能性が高いといえるでしょう。
まとめ
SEOにおけるキーワード選定は、サイトを運営していくうえで非常に重要な要素の一つです。適切なキーワード選定を行うことで、自社の商品やサービスの情報をより多くのユーザーに届けることが可能となります。
キーワード選定は、一度の選定で終わるわけではありません。ユーザーのニーズの変化を追いながら、常にキーワードやコンテンツをブラッシュアップしていく必要があります。地道な作業ですが、キーワードをきちんと設定できれば必ず成果につながります。根気強く続けていきましょう。