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Googleマップの店舗情報が書き換えられたときは | 情報の変更・削除方法について解説!
2023年01月01日更新日:2024年04月19日
Googleマップに店舗・病院を登録していると、まれに遭遇するのが「第三者に情報を書き換えられた」といったトラブルです。
Googleマップに登録されているビジネス情報は、ユーザー側でも編集できるため、オーナーが意図せず勝手に情報を書き換えられてしまう場合があります。もちろん、実態に即した変更であれば問題ありませんが、店名やビジネスジャンルなどをいたずらのように書き換えられてしまった場合には、即座に修正する必要があります。
本記事では、Googleマップの情報を書き換えられた際の対応方法について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
Googleマップの情報を勝手に書き換えられてしまうことがある
Googleマップの情報は、マップを利用するユーザーによって書き換えが可能です。これは、オーナーが編集し忘れてしまった場合には大変便利な機能ですが、悪意あるユーザーに利用されてしまうと、ビジネスにおいて損害を与えかねない機能になります。実際、何年も前からGoogleマップの情報書き換えトラブルは発生しており、法に問われるケースも発生しているのが現状です。
以下では、Googleマップの情報書き換えトラブルについて解説します。
Googleマップの情報書き換えトラブルは、2015年ごろから起きている
Googleマップの情報を書き換えられるトラブルは、2015年から国内外で発生しています。有名なものでは、アメリカのホワイトハウスやハワード大学、日本では皇居や警視庁などがその被害にあいました。こうした書き換え(改ざん)トラブルは2022年現在でも発生しており、店舗・病院の規模に関わらず被害が発生しています。2015年にこうした事件が発生する前から、Googleはビジネス情報の編集に対して、しっかりと審査を行っていました。
しかし、これらの事件では何らかの原因によって、その審査をすり抜けてしまい、マップに変更依頼が反映されてしまったようです。
ビジネス名やジャンルを変更されるトラブルが多い
ビジネス情報を書き換えられるトラブルの多くは、ビジネス名(施設名・店名)やビジネスジャンルなどを書き換えられるといった内容です。歴史的背景を揶揄するような名称に書き換えられたり、まったく関係ないビジネスジャンルに変更されたりするなどの被害が確認されています。
また、機能としては営業時間や住所、休業・閉業などに関しても編集依頼を送ることができます。そのため、こうした運営状況に関して悪質な書き換えが行われる可能性もゼロではないでしょう。
悪質な情報書き換えは、軽犯罪法違反に問われる場合もある
親切心で書き換えを行ったのではなく、悪質な情報書き換えを行ったと認められる場合は、軽犯罪法に問われる可能性があります。
過去の事例では、悪質な書き換えを行った国内の事件において、軽犯罪法違反の疑いで書類送検されたケースがありました。いわゆる業務妨害に該当するもので、今後も悪質な情報の書き換えによって不利益が生じた場合には、このような軽犯罪法違反に問われるケースも考えられるでしょう。
参照元:ITmedia News「Googleマップのいたずら書き込み、男3人を書類送検」
今後も、ユーザーからの情報提供による書き換えトラブルが発生するリスクあり
Googleは、ユーザー提供の情報を活用する機能は活かしたいと考えています。これは、営業時間や店名の変更、急な店休日など、有益な情報提供が大半であるためです。そのため、今後もユーザーが情報の編集を依頼できる機能は残り続けると考えられます。情報提供機能が残り続けるということは、第三者による情報の書き換え(改ざん)トラブルが発生するリスクもあるということです。もちろん、こうした事件が再発しないよう、Googleは審査の強化をはじめとした対策を行っています。
しかし、過去事例のように何らかの要因で審査をすり抜けてしまう可能性もあるため、ビジネスプロフィールを管理している方は、日々ご自身のビジネス情報が書き換えられていないか、注意しておく必要があるでしょう。
変更 | Googleマップに登録されている店舗や医院の情報を変更する方法と注意点
Googleマップに登録されている店舗や医院の情報を変更する方法には、Googleビジネスプロフィールから変更する方法と、Googleマップから変更依頼を送る方法の2つがあります。情報を変更したいビジネスのオーナーや関係者であればGoogleビジネスプロフィールから、そうでなければGoogleマップから行えると覚えておきましょう。
ビジネスプロフィールから編集する場合は、通常通りメニューから各項目を選択し、編集するだけで情報が変更されます。Googleマップから情報変更を行う際には、手順が少し複雑です。以下では、Googleマップからビジネス情報を変更する方法について解説します。
Googleマップの情報を変更する方法
それでは、Googleマップにあるビジネス情報を変更する方法について、画像を交えて解説します。
なお、同様の作業はGoogleビジネスプロフィール マネージャからも行えますので、ビジネスオーナーもしくは関係者であれば、Googleビジネスプロフィール マネージャから行うのがおすすめです。
定休日・休診日などでログインできる状況にないなど、すぐにGoogleビジネスプロフィールを使えない場合もあるでしょう。そうした場合には、以下で解説するGoogleマップからの編集をご活用ください。
Google検索またはGoogleマップで、店舗や医院の名前を検索する
まずは、Google検索もしくはGoogleマップで、情報を変更したい店舗や医院の名前を検索しましょう。検索したら、ビジネス情報が表示される状態にしてください。
住所や電話番号の下にある『情報の修正を提案』を選択する
ビジネス情報が表示されている画面で、住所や電話番号の下に『情報の修正を提案』という文(もしくはボタン)が表示されます。この項目を選択すると、ポップアップメニューが表示されます。
『名前またはその他の情報を変更』を選択する
変更か削除かを選択するメニューが表示されますので『名前またはその他の情報を変更』を選択してください。
なお、この画面で『休業、閉業、または削除』を選択すると、ビジネス情報の削除手続き、もしくは閉業や休業に関する情報変更の提案ができます。
変更したい内容を入力し、送信ボタンを押す
変更したい内容を入力したら、最後に『送信』のボタンを押しましょう。送信した情報はGoogle側で審査され、正しい情報と判断されれば、変更の提案が反映されます。
Googleマップの情報を変更する際の注意点
Googleマップの情報を変更する際は、以下の2つに注意しましょう。
即座に変更されない場合もある
Googleビジネスプロフィール・Googleマップのどちらから情報を変更した場合であっても、即座に変更が反映されない場合があります。特に、ビジネス名や住所、電話番号などは、変更にあたって審査が入るため、審査が完了するまで変更が反映されません。
情報の変更があらかじめわかっている場合は、余裕をもって変更しておくと良いでしょう。
本当に正しい情報かチェックを徹底する
前述したとおり、情報の変更はすぐに反映されるわけではありません。情報の内容や審査状況によっては、審査に数日かかる場合もあります。これは間違って編集してしまった場合も同様で、誤情報のまま編集できなくなる可能性も考えられます。
自分が編集した情報が正しいのか、複数回チェックを行うようにしましょう。
削除 | Googleマップに登録されている店舗や医院の情報を削除する方法と注意点
Googleマップに架空のビジネス情報が載っていたり、すでにないビジネス情報を管理していたりした場合は、削除手続きを行う必要があります。
ただし、手続きの方法によってはビジネス情報が一部残ってしまいますので、ご注意ください。
以下では、削除手続きの手順と注意点について解説します。
Googleビジネスプロフィールからビジネス情報を削除する方法
まずは、Googleビジネスプロフィールからビジネス情報を削除する方法について解説します。
なお、この方法は削除するビジネスのオーナーや編集権限をもつ方しか利用できませんので、ご注意ください。
Googleビジネスプロフィールから『プロフィールを表示』を選択する
まずは、Googleビジネスプロフィール マネージャの『お店とサービス』から、削除したいビジネスの項目の右側にある『プロフィールを表示』を選択してください。この項目を選択すると、Google検索結果画面に自店・自院の情報が表示されます。
『Google に掲載中のあなたのビジネス』の横にあるメニューボタンから『ビジネスプロフィールの設定』を選択する
プロフィールが表示されたら、ページ上部の『Google に掲載中のあなたのビジネス』の右側にある『・・・』ボタン(メニューボタン)をクリックしてください。そして、ポップアップメニューが表示されたら、そのなかの『ビジネスプロフィールの設定』を選択しましょう。
『ビジネスプロフィールを削除』を選択する
『ビジネスプロフィールの設定』を選択すると、いくつかの項目が表示されますので『ビジネスプロフィールを削除』を選択してください。そして『プロフィールのコンテンツと管理者の削除』を選択し『続行』を選択すると、ビジネス情報が削除されます。
なお、画面に表示される注釈にもあるとおり、この方法だと「過去この場所にこのビジネスがあった」という情報自体は残ります。あくまで投稿や画像などが削除されるだけで、すべての情報が完全になくなるわけではありませんので気を付けましょう。
Googleマップからビジネス情報を削除する方法
Googleマップからビジネス情報を削除したい場合、前述した「Googleマップの情報を変更する手順」と同様の手順で削除が可能です。『情報の修正を提案』を選択すると『休業、閉業、または削除』という項目が表示されますので、その項目から削除依頼の手続きを行ってください。
Googleマップの情報を削除する際の注意点
Googleマップの情報を削除する際は、以下の2つに注意しましょう。
完全に削除されないケースもある
Googleマップに登録されている店舗や医院の情報を削除する場合、注意しなくてはならないのが、通常の削除手順だとマップに情報は残り続けるという点です。
完全に削除できるのは、架空のビジネス情報を『この場所に存在しない』と削除依頼した場合などで、実在したビジネスを削除する場合は、一部の情報がマップ上に残り続ける可能性があります。
一度削除してしまうと、ビジネス情報を変更できない
閉業したビジネスなどに関して削除依頼をして実際に削除された場合、そのビジネス情報を変更することはできなくなります。
基本的にGoogleの運営側からも操作ができなくなるため、削除手続きを行う際は、一部の情報が残っても問題がないかしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
Googleマップは、ユーザーからの情報提供を活用しながら、常に最新かつ正確な情報が掲載されているマップとなるよう改善が続けられているサービスです。このユーザーからの情報提供は有益なものが多い一方で、悪質な書き換え(改ざん)に利用されてしまうこともあるため注意が必要です。現在、店舗や病院を経営されている方は、自店・自院の情報が書き換えられていないか、定期的なチェックをするようにしましょう。また、情報の編集や削除の手順もあらかじめ覚えておくと、いざというときにも落ち着いて対処できます。
本記事の内容を参考にしながら、正確かつ最新の情報を掲載し続けられるようにしてください。