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2023年06月20日更新日:2024年04月19日

SNS運営

SNSユーザーが激増している現代において、SNSを活用して販売促進活動を行うSNSプロモーション・マーケティングは、非常に重要な施策となっています。SNSを活用したプロモーションやマーケティングは、低予算で始められる点やロイヤリティを高められる点などが魅力です。

しかし、実際にSNSアカウントを運営する場合は、かけた手間に見合う効果が出ないケースも少なくありません。SNSのビジネス運用には独自のノウハウが必要で、自社だけで行うのは難しい場合があります。SNSプロモーション・マーケティングに強い会社にサポートを依頼することで、自社の強みやユーザーのニーズに合わせた効果的なSNSプロモーション・マーケティングが可能です。

今回は、SNSプロモーション・マーケティングを依頼する会社の選び方や、おすすめの会社をご紹介します。

SNSプロモーション・マーケティングとは

ソーシャルネットワーク

SNSプロモーション・マーケティングとは、TwitterやInstagramなどのSNSを通じて情報を発信する、ユーザーとコミュニケーションを取るなどを行うことで、企業のブランディングや認知度の向上を目指し、購買・来店などのコンバージョンにつなげるための販売促進活動を指します。

日本国内においてSNSの利用者は増加の一途を辿っており、SNSから商品・サービスに関する情報を得る人も増えているのです。SNSを活用したビジネスの需要は高まっており、SNSプロモーション・マーケティングは今後ますます活発化すると予想されます。

SNSプロモーション・マーケティングが必要とされる理由

ソーシャルネットワーク

最近は、何か知りたいことがあるときに検索エンジンではなくSNSで検索する人も多いです。SNSの利用者は年々増加しており、LINEは全年代の約90%、Instagramも全年代の約45%の人が利用していることがわかっています。

SNS

参照元:総務省情報通信政策研究所「令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

また、商品やサービスを購入する際にSNSの発信を情報源にしているとのデータもあります。特に若い男女にこの傾向が強く、一般人の投稿やインフルエンサーの投稿が大きな影響力をもっていることがわかるでしょう。

情報源

参照元:Glossom株式会社「ソーシャルコマースに関する定点調査2021」

SNSプロモーション・マーケティングのメリット

ソーシャルネットワーク

ときにSNSは、計り知れない拡散力や購買行動を引き起こすことがあります。SNS上で企業がマーケティングを行う場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。

短期間で急激に認知度やアクセス数が伸びる

SNSでは、短期間に急激にアクセスが伸びることも起こり得ます。俗にいう「バズる」という状態です。

SNSで情報の拡散を起こしやすい理由として、いいねやリツイートなどのシェア機能があることが挙げられます。シェア機能による拡散は各ユーザーからの共感に基づいているので、企業からの一方通行な情報の発信よりも広く拡散されやすいのです。

企業や商品のロイヤリティを高める

SNSにおいては、企業のアカウントとユーザーが直接コミュニケーションを取ることができます。コメント・リプライ・いいね機能などを活用することで、企業とユーザーの間に信頼関係を築くことも不可能ではありません。SNS上では企業とユーザーが対等な立場でコミュニケーションを取れるので、ユーザーは企業に親しみを抱きやすいのです。

ユーザー情報から顧客情報を獲得できる

企業がSNSを運用することでユーザーと関わりをもつことができます。ユーザーと関わることで、企業はユーザーの属性を把握することができ、自社のサービスや商品に共感してくれる「顧客」の情報を手に入れることができます。

SNSで顧客の生の声を聞くことで顧客に求められている商品やサービスを把握し、開発に役立てることができるのです。

低コストで始められる

多くのSNSは、利用料がかからず無料でマーケティングに活用できます。ブログのように、サーバーレンタル費用やドメイン取得費用などの初期費用や維持費がかからないので、継続しやすいことが魅力です。無料でマーケティングに活用し、得られた収益を広告運用に回すことも可能になります。

SNSプロモーション・マーケティングのデメリット

よくないことが起きて頭を抱えて悩む男性

SNSプロモーション・マーケティングは、費用やファンの獲得などの点においてさまざまなメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。炎上リスクや費用対効果などの面では、ほかのプロモーション・マーケティング手法よりもデメリットが目立つかもしれません。

以下の内容を参考に、SNSプロモーション・マーケティングのデメリットを把握して、しっかりと対策しましょう。

継続して運用する必要がある

一度フォロワーが増加したとしても、プロモーション・マーケティングをやめると一気に反応がなくなるケースも少なくありません。SNSには、さまざまな企業やインフルエンサーが日夜コンテンツを投稿しているため、少しでも投稿を止めれば埋もれてしまうのです。

また、投稿をやめるとフォロワーが徐々に減少し、再開しても以前のようなリアクションを得られなくなるケースも多くあります。

コンテンツ制作の手間がかかる

投稿用の文章や画像、動画などを作る手間がかかることも、SNSプロモーション・マーケティングのデメリットです。

魅力的なコンテンツを制作しないとフォロワーが獲得できないため、多くの時間を割いて制作しなくてはいけない場合もあります。特に、画像や動画の編集は時間がかかる場合が多く、費用対効果が低くなる能性があるでしょう。

炎上リスクがある

SNSプロモーション・マーケティングの大きなデメリットとして、炎上リスクが挙げられます。悪意がなくても、少しでも言葉の選び方や画像の選択を誤ると「差別じゃないか」「〇〇の属性の人々を馬鹿にしている」など、炎上する可能性があるのです。

昨今は、人種差別やLGBTQ+に対する差別や結婚観、障がい者差別など、さまざまな問題があります。それぞれ炎上の原因となりやすいため、コンプライアンス研修を行うなど、炎上対策をしましょう。

SNSごとの特徴

SNSを手元に集めて浮かべる

2023年現在は、InstagramやYouTube、TikTok、Twitter、Facebookなど、さまざまなSNSが人気を獲得しています。それぞれ異なる特徴があるので、プロモーション・マーケティングを行う際にはSNSごとの特性に合わせた施策を打つ必要があるでしょう。

以下、代表的な6つのSNSについて特徴や活用方法を詳しく解説します。

Instagram

Instagram

Instagramは、画像や動画を投稿するビジュアル重視のSNSです。国内月間アクティブユーザー数は3,300万人(2023年5月時点)で、10~20代の約7割が利用しています。

Instagramを運用する際は、ハッシュタグ・ストーリー・フィード機能の活用が鍵となるでしょう。また、Instagramのショッピング機能から商品詳細へアクセスする人も増加しており、ユーザーの購買行動への影響も大きくなっています。

Facebook

Facebook

Facebookは、全世界でのユーザー数が際立って多いSNSです。実名で登録するため、リアルの友人・知人だけでなく、仕事上の関係者ともつながりやすい特徴があります。

長文や画像の投稿が可能で、コンテンツの自由度も高いです。投稿の詳細な分析もできるので、ビジネスに活用しやすいプラットフォームといえるでしょう。また、グループ機能やイベント機能なども充実しており、ユーザー同士で濃いつながりを作ることができます。

Twitter

Twitter

Twitterは、140字の短文を投稿し、ユーザー同士で相互にコミュニケーションを取ることができるSNSです。リアルタイム性や「リツイート」というシェア機能による情報拡散力に優れています。ユーザー数は4,500万人(2023年5月時点)、20代が多くを占め、興味関心が同じフォロワー同士でつながり、数多のコミュニティを形成しています。

Twitterを活用する際はリツイート機能を利用した「フォロー&リツイートキャンペーン」を行うなど、Twitterの持ち味である「拡散力」を活かすとよいでしょう。

LINE

LINE

LINEは、日本で9,500万人以上(2023年5月時点)が利用する、ユーザー数が一番多いSNSです。主なユーザー層は男女でほぼ半々、10〜50代までの幅広い年代が占めています。全年代でも約9割が利用しており、生活に欠かすことのできないSNSとなっています。公式アカウントを用いた企業からの発信も届けやすいでしょう。

LINEでトークや電話機能のみを使用している場合、LINEがSNSといわれてもしっくりこないかもしれません。SNSに明確な定義はなく、大まかな意味合いは「 社会的・社交的な情報交換の場を提供するサービス」とされているため、LINEのトークや電話機能のみではSNSに該当するとはいえません。

しかし、ホーム・タイムライン・公式アカウントなどはSNSとしての機能をもっているといえます。また、LINEアプリはApp Storeにおいても「ソーシャルネットワーキング」に分類されています。

LINE2

LINEがほかのSNSと大きく異なる点は「チャットボット」を設置できることです。ユーザーは企業アカウントのチャットボットと会話することができ、企業とメッセージでコミュニケーションを取ることができます。

YouTube

YouTube

YouTubeは、動画投稿プラットフォームとしてトップクラスの人気を獲得しているSNSです。世界全体の月間アクティブユーザー数は約25億人、日本だけでも7,000万人以上(2023年5月時点)となっています。YouTube動画の広告収益で生計をたてるYouTuberは、小学生のなりたい職業ランキング1位になるほど人気です。

SNSプロモーション・マーケティングへの活用としては、やはり動画投稿がメインとなるでしょう。動画コンテンツは、文章や画像では伝えられない商品やサービスの魅力を伝えられることが魅力です。長尺の動画のみならず、YouTube Shortsという短尺動画を活用することも、チャンネル登録者を獲得するために重要となっています。

TikTok

TikTok

TikTokは、1分前後の短尺動画を投稿するプラットフォームとして急成長を遂げたSNSです。ユーザー数は、世界全体では10億人、日本国内は1,700万人(2023年5月時点)となっています。スワイプ1回で次の動画に移動できる利便性のよさが魅力で「TikTokを見ていると1〜2時間すぐに経ってしまう」と感じる人もいるでしょう。

TikTokを運用する場合は、スマートフォンでの視聴に最適化した「縦長動画」を投稿することが大切です。YouTubeと違い、スマートフォンで閲覧することが前提なので、縦長の画面一杯に表示されるように動画を編集する必要があります。好まれる編集のテンポ感や動画尺、アスペクト比などがYouTubeやInstagramなどとは違うため、注意しながらコンテンツを制作してください。

SNSプロモーション・マーケティングの種類

壁に書かれた3択から選ぶ人

SNSプロモーション・マーケティングの手法には、さまざまなものがあります。手法によって予算感や業務量などが大きく異なるので、実施する際には事前にきちんと比較・検討しましょう。以下、手法の種類とそれぞれの特徴やメリット・デメリットなどを詳しく解説します。

SNSアカウント運用

最も代表的な手法は、SNSアカウントの運用です。どのような手法を用いる場合でもアカウント運用は欠かせません。定期的にコンテンツを投稿してファンとよい関係を築けば、ほかの手法を試した際にもよい効果を得られやすいでしょう。

SNSアカウント運用をするメリットは、ファンのリアクションをダイレクトに確認でき、今後の施策に活かしやすい点です。アカウント運用は基本的に無料で行えるので、予算を圧迫しないこともメリットでしょう。

ただし、前述したように炎上リスクがあるほか、魅力的なコンテンツを投稿できないと効果が出ないケースがあることがデメリットです。

SNSキャンペーン

SNSキャンペーンとは、プラットフォーム上で行うキャンペーン活動のことです。ハッシュタグを付けた投稿をユーザーにしてもらうものや、フォロー・リツイート・リポストした人から抽選でプレゼントを贈呈するものなどがあります。ユーザーを巻き込んで展開できることがSNSキャンペーンの魅力です。

ただし、キャンペーンの内容によってはまったく盛り上がらず、景品代がかかって終わるケースもあります。キャンペーンへのリアクションはよくても、売上や認知度向上に結びつかないケースも少なくありません。

インフルエンサーマーケティング

SNS上で人気がある「インフルエンサー」を起用したマーケティング手法です。インフルエンサーのYouTubeチャンネルでプロモーション動画を投稿してもらう、Instagramに画像を載せてもらうなどの施策が一般的です。

SNSはテレビや雑誌の世界とは異なるので、有名芸能人よりもインフルエンサーを起用したほうがリアクションがよいケースも多くあります。予算はインフルエンサーの人気や依頼内容によって異なります。知名度が低いインフルエンサーは依頼料が安い分、大きな結果も出にくいでしょう。

逆に、有名インフルエンサーは依頼料が高く、完全に赤字になる可能性もあります。自社がアプローチしたい層をファンとして獲得しているインフルエンサーを探すことが大切です。

ソーシャルリスニング

ソーシャルリスニングとは、SNS上にあるユーザーの会話を収集・解析して、ビジネスに役立てる手法です。アンケート調査とは異なり、ふだんの会話からユーザーの意見や趣味趣向などを読み解くので、より実態に沿ったデータが得やすいとされています。得られたデータは、新商品の開発やトレンドの予測、プロモーション結果の解析、競合調査などに利用します。

ソーシャルリスニングのデメリットは、分析することが難しい点です。人力で一つひとつの会話データを分析することも不可能ではありませんが、サンプル数を増やしにくいため、基本的には専用ツールを活用します。

ただし、ツールを使用したとしても、得られたデータを的確に読み取るためには知識やスキルが必要です。知識がある人材がいな場合、自社で行うのは難しいでしょう。

SNS広告

SNS広告を利用すれば、短期間で大きな成果を得やすいです。動画の再生回数の増加や、フォロワー獲得などに適した手法です。SNS広告のリンクを公式サイトやECサイトに設定すれば、CV率を上げやすくなるでしょう。広告を表示させるユーザーの属性(年齢や性別、趣味趣向など)を細かく絞り込むこともでき、無駄な費用が発生しにくいのも魅力です。

ただし、SNS広告は掲載し続ける限り費用が発生します。基本的にはクリックされたタイミングで費用が発生しますが、クリックされたからといって売上につながるわけではありません。また、広告の内容や表示方法によってはユーザーに不快感を与えるケースもあります。費用対効果やユーザーからの印象という点においては、デメリットもあるでしょう。

SNSプロモーション・マーケティングの流れ

ステップアップしてゴールに向かうイメージの図

どのようなSNS・手法を用いるかが決まったら、早速SNSプロモーション・マーケティングをやってみましょう。プロモーション・マーケティングを行う際は、正しい手順を踏むことが非常に大切です。手順が前後する、手順を飛ばすなどをすると、効果が出にくくなるので注意しましょう。

以下、SNSプロモーション・マーケティングの具体的な流れを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目的・ターゲットを決める

まずは「何のためにやるか(目的)」と「誰に向けてやるか(ターゲット)」を決めましょう。ゴールが設定されていないと、動き出すことはできません。どこに向かってどうやって進むかを決めるために、必ず目的とターゲットを設定してください。

目的の例として「問い合わせ件数の増加」や「売上の向上」「リピーターの獲得」などが挙げられます。いくつかの目的を組み合わせても問題ありませんが、目的があまりにも多いと施策に一貫性がなくなるので注意しましょう。

ターゲットは年齢や性別だけでなく、趣味趣向やSNSの利用方法なども詳しく設定してください。具体的なペルソナをいくつか考えるのもよいでしょう。ターゲット像が明確だと、どのような施策を打つべきか考えやすくなります。

SNSを決める

目的とターゲットが決まったら、利用するSNSを決めましょう。ターゲットが若年層なのか、40代以降なのかによって、適したSNSは変わります。投稿するコンテンツの内容もSNSごとに変える必要があるでしょう。いくつかのSNSを組み合わせるのも問題ありません。

しかし、どういった組み合わせにするかは慎重に考えてください。例えば、TwitterとYouTubeであれば、それぞれの特徴に合わせて活用できます。

InstagramとTikTokを組み合わせた場合、若年層の認知度は向上させやすいですが、似たようなコンテンツを投稿することになり、施策が中途半端に終わる可能性もあるでしょう。

予算と目標を考える

SNSプロモーション・マーケティングは、使える予算によって打てる施策が大きく変わります。例えば、予算が潤沢にあればSNS広告を出稿してフォロワー(登録者)を短期間で伸ばすことができるでしょう。

しかし、予算が少なければSNS広告を出稿するのは難しいので、別の手法を考えなくてはなりません。スタッフが1日に何時間ほどSNSプロモーション・マーケティングの業務をするかも、予算によって変わります。

また、どのくらいの費用対効果を目指すかも考えましょう。SNSプロモーション・マーケティングも業務なので、惰性で続けるのはよくありません。どのくらいの予算をかけ、スタッフの時間をどのくらい割き、どのくらいの結果がでればよいのかを考えておきましょう。

手法・施策を決める

利用するSNSや予算が決まったら、どのような施策を打つか考えましょう。前述したように、SNSプロモーション・マーケティングの手法には多くの種類があります。広告運用やインフルエンサーマーケティングのように費用がかかるものから、シンプルなアカウント運用までさまざまです。

どのような手法でプロモーション・マーケティングをするか決まったら、具体的な施策の内容を決めましょう。ターゲットや目的、予算などを考慮して、最大の効果が得られる施策は何かを考えてください。

実施する

事前準備が完了したらSNSアカウントを作成して施策を講じます。アカウントを作成し、コンテンツを制作して、どんどん投稿しましょう。SNSはトレンドの流れが非常に早いので、運用を開始する前にコンテンツのストックを用意しておくと楽に運用できます。

施策を講じる際には、どのように分析するかも考える必要があります。SNSプロモーション・マーケティングを行う際は効果測定をしたうえで、施策の改善をし続けるのが非常に大切です。

分析する

施策を打ってから1か月ほど経過したら、分析を行いましょう。コンテンツの閲覧数や、リンク先にアクセスした割合など、各数値を細かく分析してください。利用料がかからないために惰性で続ける企業も多いですが、必ず定期的に分析と改善を行いましょう。

分析が完了したら、費用対効果を検証してください。1日の多くの時間をSNSプロモーション・マーケティングに割いているのに効果がほとんど出ていない場合、施策がうまくいっていない可能性があります。運用開始からおおよそ3〜6か月を目安として、まったく効果が出ない場合は施策を変える、利用するSNSを増やすなど対応しましょう。

SNSプロモーション・マーケティングを実施する際のポイント!

重要事項をまとめたノートとメガネと鉛筆

SNSプロモーション・マーケティングは、コツを知っていないとなかなか効果がでません。人気のインフルエンサーや企業に埋もれて効果が出ないケースも多くあります。以下、SNSプロモーション・マーケティングを行う際のポイントを4つご紹介します。これからSNSを活用したいと考えている方は、ぜひご覧ください。

コンテンツに統一感をもたせる

動画編集のテイストや、文章の語尾などに特徴をもたせて、統一感のあるコンテンツを制作することを心がけましょう。

一目見ただけで「〇〇の投稿だな」と思ってもらえるような統一感が必要です。キャラクターを作る、運用責任者が表に立ってインフルエンサーのような役割を担うなどを行うと、ユーザーから覚えてもらいやすいでしょう。

ターゲットに適したSNSを選択する

ターゲットに合わせて活用するSNSを決めることも大切です。

例えば、若年層の認知度を向上させたいのであれば、TikTokやInstagramなどが適しています。中年〜高齢者層であればFacebookがよいでしょう。SNSの特徴やターゲット層に合わせて、利用するSNSを選択してください。

専用のスタッフを決め、コンプライアンス研修を受けさせる

SNSプロモーション・マーケティングを行う際は、専門知識やスキルが必要です。

SNSに関する知識はもちろん、トレンドを読む力や炎上リスクを回避できるようにコンテンツを精査するスキルも必要です。また、分析データやソーシャルリスニングのデータを適切に読み解く力も必要といえるでしょう。

大勢ではなく個人に語りかける

SNSは、ユーザーと密にコミュニケーションを取れることが魅力です。大勢に向かって漠然とした内容を投稿するのではなく、特定の人にしっかりと響くような内容を投稿しましょう。

具体的には、ターゲットの悩みや夢などを想定して、悩みを解消する内容や夢を叶えるような内容を投稿するのが理想的です。

SNSプロモーション・マーケティングに強い会社の選定ポイントと注意点

赤い背景と白い吹き出しのビックリマーク

SNSプロモーション・マーケティングの専門会社に依頼することで、プロの視点と技術を取り入れた、費用対効果の高いSNS施策を進めることができます。依頼する際は、自社の業種や運用目的に合った会社を選ぶことが重要です。予算との兼ね合いも考えなくてはなりません。

SNSプロモーション・マーケティング会社を選ぶ際に、特に注意したいポイントをご紹介します。

実績はあるか

SNSプロモーション・マーケティングの技術や手法は急速に進化し続けています。ユーザーのニーズや流行も日々めまぐるしく変化するでしょう。急速に変わり続けるSNSプロモーション・マーケティングのトレンドをつかみ、ユーザーの興味を引く企画を提案するには、豊富な実績と知識や経験が必要です。

多くのプロモーション・マーケティング会社では、自社サイトにこれまでの実績を掲載していますので、特に以下の点に気をつけて確認しましょう。

取引件数

実績豊富なプロモーション・マーケティング会社のほとんどが、これまでの取引件数を掲載しています。取引件数が多ければよいわけではありませんが、ひとつの目安にしましょう。取引件数が1,000件以上であれば、実績が豊富であると判断してよいでしょう。

得意とする業種

SNSプロモーション・マーケティングの方法は、業種によって大きく異なります。自社と同じ業種での実績がある会社であれば、その業種において成果を出せるSNSプロモーション・マーケティングのノウハウを備えていると考えることができます。

また、美容業界や医療など、ひとつの業界に特化したプロモーション・マーケティング会社もあるので、適した会社がある場合は選択肢に加えてよいでしょう。

得意とするツール・施策

一口にSNSプロモーション・マーケティングといっても、多数のインフルエンサーと契約を結んでいてYouTubeで商品をPRすることが得意な会社、Instagramでのアカウント運用やキャンペーンが得意な会社など、会社によって得意とするツールや施策は異なります。

自社の業種・イメージ・ターゲット層の属性(年代や性別など)から、どのようなツール、どのような施策が効果的かを分析し、自社の望むサービスを提供している会社を選びましょう。

成果

運用実績が多くても、成果が出ていなくては意味がありません。どのような施策を行い、どのような結果が得られたのか、詳細な事例やデータを確認しましょう。

具体的な成果を知ることで、その会社の能力がわかるだけではなく、施策が自社のジャンル・イメージ・運用目的に合っているかをある程度掴むこともできます。

費用や契約期間は適当か

SNSプロモーション・マーケティングを外注する際には、必ず複数社で見積もりを取りましょう。複数の会社を比較検討することで、ある程度の相場がわかります。費用の安さだけに目を向けるのではなく、施策やサービス内容を吟味し、費用に対して望む成果が得られるかどうかを検討することが大切です。

SNSアカウント運用を依頼する場合は、最低契約期間が設けられていることが多いため注意してください。たとえ費用が安くても、契約期間が長ければそれだけ費用がかかります。長期的な予算案を立て、継続した支払いが可能かどうか確認しましょう。

海外向けに対応しているか

海外への市場開拓やインバウンド拡大を目指すのであれば、海外向けSNS運用・マーケティングは必要不可欠です。海外向けSNS運用支援を行っているSNSプロモーション・マーケティング会社であれば、その国の言語はもちろん、文化・トレンド・SNSの運用ルールについても熟知しています、その国のユーザーに「刺さる」マーケティング施策を行うことが可能でしょう。

対応する言語やSNS、これまでの成功事例を確認し、自社のマーケティング戦略に合っているかを判断しましょう。

効果測定の方法は妥当か

SNSプロモーション・マーケティングを行う際は、施策によって得たい成果を具体的な数値で定め、その目標が達成できたかを評価する必要があります。SNSプロモーション・マーケティング会社を選ぶ際は、目標値の設定や効果測定の方法が明確かつ妥当であるかどうかを確認しましょう。

おすすめのSNSプロモーション・マーケティング会社

ビジネスマンと夜景

SNSプロモーション・マーケティング会社は数多くあるので、どこに依頼すべきか迷う方も多いでしょう。

以下、SNSプロモーション・マーケティングが得意な会社を9社ご紹介します。「実績豊富」「海外向け」「特定の業界に特化」の3ジャンルに分けてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

SNSプロモーション・マーケティングの実績が豊富な会社

上述したとおり、SNSプロモーション・マーケティング会社を選ぶ際は、実績が豊富であるかどうかが重要な判断基準といえます。まずは、SNSプロモーション・マーケティングにおいて多くの企業の依頼を受け、成果を上げてきた実績豊富な会社をご紹介します。

ソーシャルワイヤー株式会社

ソーシャルワイヤー株式会社のHP画像

ソーシャルワイヤー株式会社は、東京証券取引所マザーズ市場に上場しているSNSマーケティング企業です。Instagramを中心としたインフルエンサーマーケティングブランド「Find Model(ファインドモデル)」を展開しており、直接アサインできるインフルエンサーは7,000人超、うちフォロワー10万人超のインフルエンサーが600人、1万人超のインフルエンサーが3,500人で、2億フォロワー以上もの延べ総リーチ数を誇ります(2023年3月時点)。

依頼案件数は11,000件を超え、美容・日用品・雑貨・アパレル・食品など、多種多様なジャンルに携わっています。インフルエンサーマーケティングのオウンドメディア「Insta Lab(インスタラボ)」を運営していることから、国内外のトレンドを熟知していることも特徴です。豊富な知識と経験から、クライアントの業種や意向に沿ったマーケティング手法の提案が可能です。

株式会社ガイアックス

株式会社ガイアックス

株式会社ガイアックスは、SNSマーケティングをはじめ、幅広いデジタルマーケティング支援サービスを展開しています。ソーシャルメディア黎明期であった2009年よりSNSマーケティング支援サービスを開始し、SNSの運用代行からソーシャルリスニング・炎上対策・コンサルティングなど、クライアントの課題に合ったサービスをワンストップで提供し、取引件数は1,000件を超えています(2023年6月現在)。

インフルエンサーによる写真・動画提供サービスである「Genic Lab」を提供していることも特徴です。フォロワーが1万人いるインスタグラマーが100人以上参加しており、企業のInstagramアカウントに合った写真や動画の撮影、インスタグラマーならではの知識と経験を活かしたプロモーション企画やマーケティング支援を依頼することが可能です。

株式会社World Wide System

株式会社World Wide SystemのHP画像

株式会社World Wide Systemは、岡山県岡山市に本社を置くITサービス会社で、SNSマーケティング支援サービス「Smart PR」シリーズをリリースしています。ハッシュタグ投稿キャンペーン・デジタルクジ・スマートスタンプラリーなど、ゲーム感覚で参加できる楽しいキャンペーンを行うことが可能です。

導入実績は1,400件以上で(2022年6月現在)、食品・アパレル・新聞社・航空会社など多種多様なジャンルを取り扱っています。

海外向け|SNSプロモーション・マーケティングに強い会社

海外向けのSNSプロモーション・マーケティングに強い会社をご紹介します。投稿記事・コメントの翻訳・海外ユーザーに強く訴求するコンテンツの制作・海外インフルエンサーのキャスティングなど、海外向けSNS運用に欠かせないサービスを受けることができるでしょう。

アディッシュ株式会社

アディッシュ株式会社のHP画像

アディッシュ株式会社は「つながりを常によろこびに」をテーマとし、インターネットコミュニケーションに関する幅広いサービスを提供しています。SNS運用支援の実績も豊富で、これまでに500件以上の企業と取引し、1,700以上のウェブサイトやアプリの運用・カスタマーサポートに携わっています。

海外向けSNS運用支援も積極的に行っており、SNSの運用を英語・中国語・韓国語でサポートしてくれることが特徴です。海外に向けた発信はもちろん、インバウンド向けの支援も得意です。

株式会社メンバーズ

株式会社メンバーズ

デジタルビジネス支援をメインの事業とする株式会社メンバーズでは、2010年以来ソーシャルメディア運用に携わってきたノウハウを活かし、SNS広告フォーマットの作成・広告の管理や運用・キャンペーンの実施・動画広告の制作など、メディア特性を活かしたマーケティング支援を行っています。

多言語でのアカウント運用においても、記事や画像作成はもちろん、原稿作成・レポーティング・監視にいたるまで豊富な実績があり、海外向けSNS運用をワンストップで任せることが可能です。

アライドアーキテクツ株式会社

アライドアーキテクツ株式会社

アライドアーキテクツ株式会社は、デジタルマーケティングの専門人材により、単発のプロモーション企画から長期的なマーケティング戦略の立案・実行まで、マーケティング課題を解決するさまざまな施策を提供します。

中国向け越境プロモーション支援にも力を入れていることが特徴です。日本・中国両方のインフルエンサーとつながりをもち、中国人ユーザーに向けた効果的なプロモーションを行うことができます。中国のSNSである「Weibo(微博)」「WeChat(微信)」の運用代行・中国マーケティングの戦略構築も行っているため、中国向けのインバウンド対策・越境EC展開を考えている企業にとっては強い味方になるでしょう。

その他|業界のSNSプロモーション・マーケティングに強い会社

SNSプロモーション・マーケティング会社には、ジャンルを問わず幅広く施策を請け負う会社と特定の業界に特化した会社があることを上述しました。特定の業界に特化し、その業界のトレンドやニーズに精通したSNSプロモーション・マーケティング会社をご紹介します。

ウミガメ株式会社

ウミガメ株式会社

弊社ウミガメ株式会社では、ソーシャルマーケティングのプロが多数在籍し、企画から投稿・レポーティングまでを一貫して代行します。歯科に特化したSNS(FacebookInstagramTwitterYouTube)「デンタルタイムズ」を運用しているほか、歯科医院個別のSNS運用にも対応可能です。

また、歯科医院向けのMEO対策支援も行っています。MEO対策は、特に地域性が高く競合の多い歯科医院において重要なウェブ対策です。SNSマーケティングとMEO対策という2つの施策を連携させることで、ユーザーの目に留まりやすくなり、集患につながるでしょう。

株式会社オールライト

オールライト

株式会社オールライトは、検索エンジン施策・インターネット広告・その他広告まで、ウェブ集客におけるコンサルティングサービスを行っています。

Twitter・Facebook・YouTube・Instagramなどの主要SNSにて、歯科医院探しのポータルサイト「教えて歯医者さん」や介護探しのポータルサイト「教えて介護さん」など、特定のジャンルに特化したポータルサイトを運営しており、SNSごとの特色やユーザー層に合わせた活用法のサポートも行っています。ドローンを利用した動画撮影や番組の制作、出演者のキャスティングも依頼できるため、プロの技術を活用したダイナミックな動画プロモーションを行いたい方にも向いているでしょう。

株式会社ライスカレー

ライスカレー

SNSコミュニティに関する各種サービスを提供する株式会社ライスカレーでは、国内最大級の住まい・暮らし系コミュニティ「シンプルホーム」、レビュー型リアル美容情報コミュニティ「MiiLabo(ミーラボ)」、美容医療特化型コミュニティ「mite_beauty」などのメディア事業を運営しています。

経験と人脈を生かしたPR投稿、インフルエンサーの画像や動画を活用したコンテンツ制作、クリエイティブ力を活かしたコンテンツ開発などが得意です。SNSアカウントや広告集客も行っており、ウェブマーケティング全般をトータルサポートします。

SNSを活用した成功事例

ノートパソコンとコーヒー

SNSをうまく活用することで、自社のサービス・商品の認知度・ロイヤリティ・売上をアップさせることが可能です。実際にSNS活用に成功した事例を確認しましょう。こちらの記事でも、いくつか成功事例をご紹介しているので、参考にしてください。

ドミノピザ

ドミノピザ

ドミノピザは、Twitterの企業アカウントの運用で話題になりました。フォロワー数は87万人にのぼります。新商品の情報などのプロモーションだけでなく、アンケート機能の活用や運用している「中の人」のつぶやき、新商品をよりおいしく食べてもらうための味変の提案など、ユーザーに寄り添ったアカウント運営が特徴です。

SNSでユーザーの意見を集め実際の商品開発に反映することで、ユーザーのニーズに寄り添った商品を売り出すことができ、フォロワーや売上が伸びた事例といえるでしょう。ドミノピザは、Twitter以外にもFacebookLINEなどのSNSを活用しています。

北欧、暮らしの道具店

北欧、暮らしの道具店

北欧、暮らしの道具店のInstagramのアカウントには、実際に自社で取り扱っている商品の写真が多く投稿されています。商品の画像をECサイトのように並べるだけではなく「世界観を作り込んだ画像のなかに商品が潜り込んでいる」投稿スタイルが評判となり、Instagramでのフォロワー数は128万人にのぼりました。

商品を使う姿をユーザー自身にイメージさせる画像をアップすることで、ユーザーの購買意欲を掻き立てた成功事例といえるでしょう。

まとめ

ソーシャルネットワーク

SNSのアクティブユーザーの増加に伴い、SNSは企業や商品・サービスの情報を効率よく発信できるビジネスツールとして重要視されるようになりました。SNSプロモーション・マーケティングのノウハウを有する専門会社に依頼することで、めまぐるしく変化を続けるSNSのトレンドを掴み、ユーザーにとって魅力的なマーケティングを行うことができます。

競合他社と差をつけるためにも、専門会社の力を借りながらSNSプロモーション・マーケティングに取り組んでみてはいかがでしょうか。

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